食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00980770450 |
タイトル | 旋毛虫症 |
資料日付 | 2005年7月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランスで野生イノシシ肉を食べた6人が旋毛虫症を発症した。肉は-35℃で7日間冷凍保存されたものであったが、顕微鏡検査で横紋筋から被嚢幼虫が検出され、Trichinella britoviと同定された(ペプシンによる筋消化作用から、幼虫数は筋肉1g当たり3匹)。 6人ともイノシシ肉をミディアムレアで食し、5~24日後に発熱、筋肉痛、顔面浮腫、無気力、皮膚疹などの典型的症状を示した。アルベンダゾール(10日間15mg/Kg/日)とプレドニゾン(4日間1mg/Kg/日)を投薬した。治療開始後2日目に臨床症状が増大したが、その後急激に減少し、3か月後に完治した。 感染後15~59日目に採取した血清を検査したところ、6人とも旋毛虫の抗体が陽性であった(ウェスタンブロット及びELISAとも)。 同じイノシシ肉を食した7人目の被験者は全く症状を示しておらず、血清検査も陰性であった。肉はウェルダンで食していた。 野生イノシシ肉を食する場合は、旋毛虫国際委員会が推奨しているように、肉の中心温度が最低でも65℃になるように1分間加熱するか、または-20℃で4週間以上冷凍しなければならない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/em/v10n06/1006-226.asp |