食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00980760343
タイトル Salmonella Worthington
資料日付 2005年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は2005年1月以降、47人のSalmonella Worthington感染例が特定されたことを発表した。これはサルモネラ国立リファレンスセンターで通常観察される数(平均で年間5例)を大幅に上回っている。
 共通の感染源を特定し、適切な監視措置を提案するため、InVSを含む複数機関により疫学調査が実施された。
 現在(6月29日)までのところ、1月29日から6月21日までに47人が特定され、うち37人が3県3医療施設での集団発生、10人が散発事例であることがわかっている。感染当時入院していた5人がサルモネラとは関係なく死亡している。入院していた症例の平均年齢は80歳(44?104歳)、自宅で発症した症例の平均年齢は63歳(15?90歳)。症候的所見は通常サルモネラで観察されるものよりも穏やかであった。症例のわずか25%が発熱を呈し、また45%については、症候的所見は柔便だけであった。食品摂取調査から共通の食事は明らかにならなかったが、栄養状態の悪い高齢者が何らかの食品又食品成分を摂取したことが考えられる。感染の発生が長期にわたっていることや地理的な分布状況から、全国レベルで配給されていた長期保存製品を食べたことが推測される。患者のいる3つの病院で衛生予防措置が強化され、また医療施設での警戒を強めるよう情報提供が行われた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2005/le_point_sur/salmonella_worthington_290605/index.html