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資料管理ID syu00980220294
タイトル WHO、「鳥インフルエンザ-ベトナムの状況-24」
資料日付 2005年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、6月30日付「鳥インフルエンザ-ベトナムの状況‐24」をリリースした。
 ベトナム保健省の求めで、先週WHO は国際的な専門家からなるチームをベトナムに派遣し、最近の諸症例のデータを検証し、世界流行に関する警告の現状レベルを高めるべきか調査した。
 チームは29日にその作業を終了し、暫定的知見を政府に提出した。当地での研究から今まで以上の高い頻度でヒトでの感染が起きる、もしくはウイルスがヒト間で容易に拡散することを示唆する証拠を見出すことはなかった。2004年1月以来発効している世界流行警告(pandemic alert)レベルに変化はない。
 WHOは世界流行の脅威の評価を下げていると示唆するいくつかのレポートが今出回っている。これらのレポートには根拠がない。専門家たちは、マニラで5月初めに開催されたWHO国際専門家会議で初めて取り上げられた懸念を具体化しうる証拠を見出すことを特に依頼された。この5月の会議では、主に疫学上の所見を基にして、ヒト-ヒトで直接拡散しうるという今までにない力(この力はまだ不十分であるが)を示すH5N1ウイルスの挙動変化があったと示唆する知見が考慮された。この際に考慮された特定の疫学上の所見には、今までより広い年齢幅に今までより穏やかな症状、時と場所に密接に関係した症例の集団発生数の増加が含まれている。
 最近、ベトナムで作業している国際的な専門家が臨床標本を検査した結果、ウイルスへのさらに広範囲の感染を示唆する証拠があり、地域社会全体が感染(community-acquired infection)した可能性が高まってきている。本検査チームはこれらの知見を確認していない。
 高い伝染性を示す明確な証拠は、世界流行への警告をより高いレベルに移行する根拠となろう。そのような変化は重大な結果をもたらすので、WHOは新規症例に対する警戒を高めながら示唆を含んだ知見は全て速やかに国際的に検定するという注意深い取り組みを行っている。
 臨床標本からのH5N1検出は技術的に困難で間違いもありうるので、検証チームはハノイに現場検査用の最新鋭実験機器を持参した。検査はWHO承認の試薬・プライマーを用いて実施された。
 これらの一次検査結果は心強いが、今後数週間にわたって臨床標本の再検査が実施され、リスク評価の最も信頼できる根拠が得られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/csr/don/2005_06_30/en/index.html