食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu00980110314 | 
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の意見書「ミネラルウォーター中のウラン:成人は微量耐容可だが、乳児用ミネラルウォーターはウランを含むべきではない」 | 
| 資料日付 | 2005年6月30日 | 
| 分類1 | - | 
| 分類2 | - | 
| 概要(記事) | ウランは地球上に広く存在する有毒な放射性重金属である。ウラン化合物は、鉱物、水、土壌、空気中に天然成分として存在する。それゆえ多くの食品(及び水)が、天然由来元素として微量のウランを含んでいる。 かなり以前よりドイツでは、天然ミネラルウォーター中のウラン量に関し、法規に定める保護レベルが十分であるか議論となっていた。(ミネラルウォーターに関する規則ではウランの最大値は規定されていない。ベビーフード調理用ミネラルウォーター中のラジウム226の最大値は125mBq/?、ラジウム228の最大値は20mBq/?)。連邦消費者保護食糧農業省(BMVEL)は2004年夏に、連邦州の天然ミネラルウォーター中のウラン量に関する調査結果を集計するよう連邦消費者保護食品安全庁(BVL) に依頼した。複数の州から提出された1530サンプルの調査結果に基づき、連邦リスク評価研究所(BfR)は健康リスク評価を行った。結果の概要は以下のとおり。 サンプルの97%は、WHOの定める成人のウラン耐容量(15μg/?)を下回り、44%はウランを含んでいなかった(ウラン検出限界:0.2μg/?)。WHOの耐容量を下回るものは成人への健康リスクはない。しかし、ベビーフード用ミネラルウォーターの消費の増加と、乳児の高い感受性を考慮し、“ベビーフード調理用”と明示して販売されるミネラルウォーターはウランを含むべきではない(ウラン検出限界:0.2μg/?)と結論する。またミネラルウォーターに関する規則にウランを組み込むことができるか検討するよう勧告する。 BfRは欧州食品安全機関(EFSA)に、EUレベルでウランの評価に着手し、耐容摂取量を設定するよう提案する予定である。 | 
| 地域 | 欧州 | 
| 国・地方 | ドイツ | 
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) | 
| 情報源(報道) | (独)BfR連邦リスク評価研究所 | 
| URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/uran_in_mineralwasser.pdf |