食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00980030108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)はカルバメイト系農薬アルジカルブ(aldicarb)の生態系へのリスク評価を意見公募のため官報に公示
資料日付 2005年6月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)はカルバメイト系農薬アルジカルブ(aldicarb)の生態系に対するリスク評価を意見公募のため官報に公示した。以下はそのリスク評価の概要である。
 アルジカルブの全ての作物への平均及び最大散布量から予測される急性暴露は、絶滅危惧種及びその他の地球上の生命体にとって懸念レベルを超えるものになっている。アルジカルブは鳥にとって非常に高い急性経口毒性を示す。陸生・水生植物への影響はないが、ミツバチなどの昆虫やミミズにとって高い毒性が考えられている。また、魚類や水棲無脊椎動物の多くに対しても高い毒性がある。
 アルジカルブは使用制限のある浸透殺虫剤、ダニ駆除剤、線虫駆除剤であり、柑橘類、綿花、乾燥豆、ソルガム、ピーナッツ、ポテト、大豆、てんさい、砂糖キビ、さつまいも、アルファルファ、観葉植物やタバコ、プエルトリコ産コーヒーなどに登録使用されている。
 アルジカルブはN-メチルカルバメイト系農薬で共通のコリンエステラーゼ抑制毒性を有する。EPAはアルジカルブの様な個々のN-メチルカルバメイト系農薬の最終再登録適格判定(FRED)の前に、このグループの農薬の蓄積リスクを検討する。ヒトの健康へのリスク評価も数ヶ月以内に意見募集のため公表される予定である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) EPA
URL http://www.epa.gov/oppfead1/cb/csb_page/updates/aldicarb-6-05.htm