食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00970460341 |
タイトル | フランス、ローヤルゼリーの品質調査結果 |
資料日付 | 2005年6月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス経済財政産業省競争消費不正抑止総局はローヤルゼリーの品質調査結果を公表した。調査対象は国産品・輸入品のローヤルゼリー及び蜂蜜など他の食品と混合したローヤルゼリーで、物理化学的特性及び表示について調査した。検査は主に輸入及び流通の段階で行われた。ローヤルゼリーは44サンプル、ローヤルゼリーを主成分とした製品は27サンプル、計71サンプルを分析した。 ①ローヤルゼリー4サンプルで10-HAD(10-ハイドロキシ-2-デセン酸)の含有量が少ないことから、ローヤルゼリーとしては満足のゆく製品ではないとされた。また、輸入ローヤルゼリーの花粉スペクトルを分析した結果、アジア原産又はオセアニア原産としながらも中国の花粉が検出された。このことから、中国製品に対する禁輸が2004年8月末に解除される前に中国のローヤルゼリーが輸入されていたことが疑われる。輸入業者に対し追加調査を行い、当該製品の原産国を確かめる必要がある。ローヤルゼリーを主成分とした製品については、ローヤルゼリーの含有量は遵守されていたが、花粉スペクトルではローヤルゼリーと同様の点が指摘された。 ②ローヤルゼリー4サンプルについては、花粉スペクトルで原産地が外国と判定されたが、「フランスで製造された」など消費者に国産と思わせる表示が付されていたため、不適正な製品として調書が作成された。また21サンプルに、販売名称がなかったり、チョウセンニンジン等との混合品にもかかわらず単に「ローヤルゼリー」と称するなど、不適正な表示が見受けられた。 違反が発覚したのは、製品の内的な品質よりも表示に関するものが多かった。ローヤルゼリーを主成分とした製品については、大部分が消費者を欺く性質の販売名称であり、値段が高いだけに深刻な問題となっている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス経済財政産業省(MINEFI) |
情報源(報道) | 仏経済財政産業省 |
URL | http://www.minefi.gouv.fr/DGCCRF/04_dossiers/consommation/controles_alimentaires/actions/gelee_royale0605.htm |