食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00960430149 |
タイトル | ウサギ、子豚用飼料添加物Farmatanに関する欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年6月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Farmatanは、栗から抽出された加水分解型タンニンを有効成分とし、ウサギと子豚の肥育促進用飼料添加物としての使用を目的としている。今回、科学パネルは当該物質の有効性と安全性を評価するよう欧州委員会から要請された。 今回、当該物質は、ウサギの成長促進因子としての有効性は示されず、また、推奨量の妥当性についても確認できなかった。次に、子豚の場合、当該物質に関する4試験のうち2試験ではその有効性が確認されたものの、実験動物数が少ないこと、実験環境が悪かったこと(下痢による死亡等)もあり、正常な飼育状況での有効性は示されなかった。ただ、腸疾患の動物に対しては、良好な実験結果が得られ、死亡率の低下や下痢症状の軽減により結果的に体重増加が観察された。 ウサギにおいては、当該物質の推奨量投与の場合においても、胃や腸粘膜壁に重度の炎症を認めた。また、脾臓の肥大はウサギと子豚共に認められた。それゆえ、ウサギと子豚の当該物質への耐用性は、十分示されたとはいえない。また、当該物質が飼料中のたん白質と相互に作用する可能性も排除できない。タンニンは飼料中に自然に存在していることから、その使用については安全であると考えられるが、Farmatanに関しては、その特性が十分に分かっていないこと、毒性データがないことから、完全な評価は不可能であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/959/feedap_op_ej222_farmatan_en1.pdf |