食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu00960360149 |
| タイトル | 食品や飼料に使用される微生物の安全性評価への包括的アプローチに関する欧州食品安全機関(EFSA)科学委員会の意見書 |
| 資料日付 | 2005年6月20日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 2003年、EUの科学委員会によって「食品や飼料に使用される微生物の安全性評価への包括的アプローチ」に関する文書が作成され、特定の微生物に対し、安全性適格推定(QPS)の概念を導入することが提案された。この概念は、QPSグループに該当する微生物を含む製品を将来認可申請する際、特定要件以外に詳細な安全性評価を省くというものである。2004年12月に、内外の専門家・リスク管理者・リスク評価者・食品/飼料産業関係者を集めて科学セミナーを開催した際にも、上記提案に好意的な意見が多かった。 QPSの認定は、分類群によるグループ化・微生物の知名度・既知の病原体の有無・最終使用意図など4つの柱からなる。科学委員会は、このQPSアプローチが微生物の安全性評価に適用可能かどうか評価するようEFSAの要請を受けた。 評価結果から、QPSによる包括的安全性評価は、フードチェーンに含まれる微生物の安全性評価に適用できる、と科学委員会は結論を下した。また、QPSの導入により透明性が高まり、アプローチの一貫性を保つことができ、さらに、リスクや不透明性が最も高い微生物の評価に集中することで評価資源の有効利用が可能になることも指摘された。ただ、QPSの概念は、特定製品に関する安全性の問題は対象外であるため、特定製品のデータには十分配慮する必要があるとしている。最後に、QPSの認定は、申請前に、認可申請者とは独立して行われるべきであることが指摘され、一般的な微生物がQPSに該当するかどうか決定することも推奨している。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | EFSA |
| URL | http://www.efsa.eu.int/science/sc_commitee/sc_opinions/972/sc_opinion_ej226_qps_en1.pdf |