食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00950400294
タイトル WHO、ヨウ素欠乏と脳の障害に関するQ&Aを公表
資料日付 2005年6月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは、「ヨウ素欠乏が脳障害を引き起こすというのは本当?(Is it true that lack of iodine really causes brain damage?)」と題してQ&A形式でヨウ素欠乏に関する情報を提供している。概要は以下のとおり。
Q.ヨウ素欠乏が脳障害を引き起こすというのは本当?
A.ヨウ素欠乏は小児期(childhood)の脳障害の主要な原因です。ヨウ素欠乏は、認知および運動発達に障害を引き起こし、学校での子供の行動に影響を及ぼすことになります。大人では、生殖能力や職業能力(the ability of find a job)に影響がでます。ヨウ素欠乏症のヒトでは、IQが15ポイント低い場合もあります。5
,000万近い人々がヨウ素欠乏による脳障害を何らかの程度わずらっています。
 ヨウ素は胎児の発達過程、特に脳の発達過程において重要な栄養素であるため、妊娠中の女性が食事で十分な量のヨウ素を摂取することは特に大切です。妊娠中のヨウ素欠乏は、胎児に脳障害を引き起こすだけでなく、誕生時の低体重、未熟及び出産時及び乳児期の高い死亡率につながります。低年齢の小児にもリスクがあります。生後2年間、脳が発達するためにはまだヨウ素を必要としているからです。加えて小児期のヨウ素欠乏は身体の発達、認知の発達障害及び甲状腺機能低下につながります。
 WHO は少なくとも20億の人々、若しくは世界人口の1/3がヨウ素欠乏症となるリスクにあると試算しています。
 第58回世界保健総会は、最も影響が大きい54カ国のヨウ素欠乏を取り扱う議決をおこない、国際社会に対し公衆衛生当局による強い対応など新たな取り組みを求めました。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) WHO
URL http://www.who.int/features/qa/17/en/