食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00950020149 |
タイトル | 植物ステロールに関する2件の論文についての欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年6月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 2002年、EC食品科学委員会によって、食品からの高水準のフィトステロール(植物ステロール)摂取による長期的影響に関しての意見書が採択された。今回、欧州食品安全機関(EFSA)は、フィトステロールについて、その後に発表された2件の論文を検証し、食品科学委員会の意見書を改定する必要があるかどうか判断するよう欧州委員会から要請された。 1件目の論文(Miettinen et al. , 2000)には、植物スタノールと脂質低下医薬品の同時摂取に関する懸念と、スタチンが血清コレステロール値を低下させることが述べられている。また、著者は、スタチンによる治療と高水準の植物スタノールを含む食品摂取の組み合わせを推奨しており、高コレステロール患者のコレステロール値低下にフィトステロールエステルが役立つとした上記食品科学委員会の見解と一致している。 2件目の論文(Sudhop et al. , 2002)には、常染色体劣性疾患の患者に冠状動脈性心臓病を引き起こすリスクや、高水準の植物ステロールが早期の動脈硬化症を引き起こす仮説が考察されていた。この点に関しては、高水準の植物ステロール摂取による長期暴露情報の必要性を指摘していた食品科学委員会の結論中にも述べられている。 それゆえ、上記2件の論文で指摘されている問題点は、既に食品科学委員会の意見書でも触れられており、前回のアドバイスや結論を改定する必要はない、と科学パネルは考える。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | EFSA |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/950/nda_op_ej211_phytosterol_en1.pdf |