食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00920180149
タイトル 一般・栄養補助食品・特殊栄養食品用のビタミンEとして使用されるD-α-コハク酸トコフェロールに関する欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書
資料日付 2005年5月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  D-α-コハク酸トコフェロールは、既にEC科学委員会によって1999年5月に暫定的に承認されており、その後、2度にわたって暫定承認が延長されてきた。今回、欧州食品安全機関(EFSA)は、前回の承認以降に提出されたデータに基づき、当該物質の生体利用効率と安全性について評価するよう要請された。
 ラットの90日間経口毒性試験の結果に基づき、当該物質のNOAELを265 mg /kg body weight/dayと設定した。1日に1個以上の栄養補助食品を摂取する大人のビタミンE摂取予想量は、336 mg/day、つまり、5.6 mg/kg body weight/dayになる。全てのビタミンEには当該物質が含まれており、人間の生体利用効率はラットと同じだと想定すれば、当該物質の安全域は47.3と推測され、子供の場合も同様の安全域だと推測できる。大量摂取時の影響は、病理組織学的変化を伴わず、指標酵素上の変化に止まることから、上記安全域の数値は許容できると考えられる。
 データ評価から、一般・栄養補助食品・特殊栄養食品用のビタミンEとして使用されるD-α-コハク酸トコフェロールは安全の観点から懸念することは無い、と科学パネルは考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/925/afc_opinion_ej203_tas_en1.pdf