食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00880140149 |
タイトル | 食品中のClostridium sppに関する欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書 |
資料日付 | 2005年4月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 嫌気性バクテリアであるクロストリジウム属は、乳製品、肉類、野菜や果物の生鮮品及び缶詰など広く食品の腐敗の原因となるが、もっとも一般的に見られるのはC. perfringensとC. botulinumである。 C. perfringensによる中毒は致命的になることは稀である一方、C. botulinumの神経毒による食中毒は致命的となり、しかも長期化する場合がある。 C. perfringensによる食中毒は、老人ホームなどの大規模な食品製造設備で頻発し、その主な原因は、ほとんどの場合、食品加熱後の冷却に時間がかかったことや温度管理不良である。しかしながら、そのエンテロトキシンは熱に弱く60℃で5分間熱すれば不活性化する。 C. botulinumによる食中毒は、食品製造における不適切なプロセスや温度管理不良が原因となっているが、これまで、その食中毒がもっとも多く発生しているのは自家製保存食品であり、特に熱を加えない発酵魚類製品による発生が目立つ。C. botulinumは比較的熱に強いが、食品のpHや水分活性・保存料・温度・保存期間を調整することでその活動を抑制することができる。 これらは、いずれも食品中に広く見られるが、適正農業規範・適正衛生規範・適正製造規準を順守することによって食品の汚染を減らすことが可能である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/885/biohaz_opinion_ej199_clostridium_en1.pdf |