食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00870480149
タイトル 鮭用のL-ヒスチジン塩酸塩水和物製品の安全性と生物学的利用能に関する欧州食品安全機関(EFSA)科学パネルの意見書
資料日付 2005年4月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  L-ヒスチジン塩酸塩水和物はEscherichia coliを培養・精製して得られ、必須アミノ酸L-ヒスチジンを74%含有し、養殖鮭用の栄養補助飼料として白内障予防に使用されてきた。今回、科学パネルは、鮭・使用者・消費者に対する当該製品の安全性とともに、その生物学的利用能(生体で利用される割合)を評価するよう要請された。
 筋肉内濃度に基づくと、L-ヒスチジン塩酸塩水和物のヒスチジンは、自然のヒスチジンと同程度の高い生物学的利用能を示したと科学パネルは考える。また、飼料中のヒスチジン量を1.7%まで増やしたが、鮭の成長などに悪影響を及ぼさなかった。さらに、当該製品は必須アミノ酸から成っていること、安全性の懸念は製造方法やL-ヒスチジンの純度に関わる問題であると思われるが、飼料中にL-ヒスチジンを使用しても人間のアミノ酸摂取量が増加するとは考えられないこと及び当該製品が多段階の物理化学的工程で精製されることを考慮すると、当該製品は消費者に危険を及ぼさないと考えられる。また、使用者に関する科学的データは提出されなかったが、栄養補助食品や化粧品として類似品が長く使用されてきたことから、特に危険性はないと考えられるが、仕様書で推奨しているように使用者は保護服を着用すべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/feedap/feedap_opinions/879/feedap_op_ej195_l_hystidine_en1.pdf