食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00870240328
タイトル 英国で、めん羊のBSEとスクレイピーの識別法導入
資料日付 2005年4月4日
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概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)の関連機関である獣医学研究所(VLA)は、ECのTSEに関するレファレンスラボラトリーの役割も果たしているが、4月4日、めん羊のBSEとスクレイピーを識別できる診断法を導入したことを発表した。
 DEFRAは、この診断法の導入は、現在再検討中の戦略「持続可能な農業と食料政策」(Sustainable Farming and Food Policy)の目標を達成する手段の一つであると説明している。
 EU規則999/2001には、小型反芻動物のプリオン病のサーベイランスにおいては、2005年から迅速テストで陽性と判定されたすべての検体につき、認定された識別法でさらに選別しなければならないと定めてある。
 VLAは、この取り決めを実現するために新しい方法を開発し導入したが、この新しい方法は、Prionics-Check法を改良したものであり、さらに異常プリオンたん白質(PrPsc)をより明確に、より詳細に検出できるという。
 牛又はめん羊の中枢神経組織をすりつぶし均質化したものに酵素、プロテナーゼKを反応させ、酵素に対する抵抗性及び分子量によってPrPscを正常プリオンと識別する。この2抗体検出法により、めん羊のBSEとスクレイピーの間にみられるたん白分子量、抗体の親和性、配糖体の比率の違いから両者を識別する。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) DEFRA
URL http://www.defra.gov.uk/news/2005/050404h.htm