食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00830290297
タイトル OIE、野生動物病専門部会を開催
資料日付 2005年3月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  OIEは2月14~16日、野生動物病専門部会を開催した。2004年の世界各地での主な病気の発生状況が紹介され、今後も引き続き監視を継続し加盟国に情報を通知することを確認して閉会した。2004年の発生状況概要として以下が紹介された。
①鳥インフルエンザ
 東南アジアで高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が流行している。野鳥は様々な低病原性の鳥インフルエンザ(AI)に罹ることが多いが、通常発病はしない。野鳥からの高病原性H5N1ウイルスの検出も時おり報告されているが、同地域でHPAIウイルスによる野鳥の感染を示す証拠は少ない。このため専門部会は、野鳥のAIに対するサーベイランスを強化して、同地域及び世界の野鳥におけるAIの疫学調査に資するよう強調した。
②アフリカの炭疽病
 アフリカの7カ国では2004年に数千頭の複数種の野生動物が炭疽病で死亡し、家畜への感染も見られた。また、死体を処理した人間への感染も報告されている。炭疽病は同地域で最も流行するが、発生予測パターン上の増加期にあったたとみられる。
③欧州の豚コレラ
 欧州各国が協力して推進してきた野生イノシシに対するサーベイランスが奏効し、西欧ではほぼ撲滅に近い状況にある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) OIE
URL http://www.oie.int/eng/press/en_050308.htm