食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00830120110 |
タイトル | カナダ、抗菌性物質耐性サーベイランス2003年度調査報告書を公表 |
資料日付 | 2005年3月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省は、 ヒト、家畜及び小売り食肉から分離した腸内病原菌の抗菌性物質耐性を調査している「カナダ抗菌性物質耐性サーベイランス総合計画(Canadian Integrated Program for Antimicrobial Resistance Surveillance (CIPARS))の2003年度調査報告書」を公表した(全文119ページ)。 本総合計画は、2002年にカナダ保健省の「抗菌性物質の家畜への使用と耐性菌のヒトへの影響」に関する諮問委員会の答申に応え、米国の抗菌性物質耐性モニタリングシステム、デンマークの抗菌性物質耐性監視・研究総合計画を参考に設けられたものである。 ①と畜場の健康な家畜の腸管から分離した大腸菌で、1剤以上に耐性を有するものは豚由来で88%、鶏由来で84%、牛由来で34%であった。サルモネラでは鶏由来の41%、豚由来の49%が1剤以上に耐性を示した。 ②食肉分離菌では、耐性を示す大腸菌の出現率は、と畜場での結果よりは少なかった。サルモネラでは、オンタリオ州、ケベック州で鶏から分離された菌の12%、50%がceftiofur耐性を示した。 また、鶏から分離したカンピロバクターでは、オンタリオ州、ケベック州で分離された菌の72%、79%が1剤以上に耐性を示した。 ③ヒトの臨床検体から分離したサルモネラ3 ,056株では、耐性を有する率は血清型によって相違が認められ、S.Typhimuriumの52%、S.Typhiの50%、S.Heiderbergの46%、S.Enteritidisの22%、S.Newportの16%が1剤以上の耐性を有していた。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省 |
URL | http://www.phac-aspc.gc.ca/cipars-picra/index.html |