食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00830100316
タイトル ドイツにおける食品の農薬残留検査の2003年報告書
資料日付 2005年3月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は、「2003年全国農薬報告書」を公表した。EC勧告(2002/663/EC)の枠組みに基づく食品の農薬残留検査の2003年報告書である。
 2003年は、12874サンプルを検査し(モニタリングプログラム2515件、公的食品サーベイランス10359件)、その57.1%に農薬が残留していた(最大残留値MRL以下50.21%、MRL超過6.91%)。
 前年と比べ5.2%増加している。増加は主に果物、野菜で(同食品の非残留率:2003年42.9%、2002年45.7%)、最も残留していたのは、パプリカ、サラダ菜、西洋梨、桃、(食用)ブドウであった。(残留率増加の要因についてBVLは、検査の強化、食品の世界的流通の増加、農薬使用法の変化などと推定している。)
 肉、肉製品、乳製品、穀物やジャガイモなどの基本的食料への残留はわずかであった。複数の農薬が検出されたのは全体の33%で、前年とほぼ同率であった。MRL超過率は全体の6.9%で、前年(7.3%)より減少した。
 主な検査結果は、以下のとおり
 ○穀類:MRL以下31.68%、MRL超過1.05%
 ○動物由来食品:MRL58.46以下%、MRL超過1.51%
 ○植物由来食品(果物、野菜を含む):MRL以下50.37%、MRL超過8.58%
 ○加工食品(果実ジュース、乳幼児食品など):MRL以下11.05%、MRL超過0%
 ○国内産:MRL以下47.28%、MRL超過3.66%
 ○外国産:MRL以下51.96%、MRL超過8.85%
  検査結果の一覧表などは以下のURLに掲載されている。
 ○http://www.bvl.bund.de/berichterstattung_psm_2003
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) (独)BVL連邦消費者保護食品安全庁
URL http://www.bvl.bund.de/presse/dl/2005_03_11_PI_NatBerichtPSMRueckst.pdf