食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu00820030105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA) ,JECFAのアクリルアミドに関する報告書についてコメントを公表 |
資料日付 | 2005年3月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は、3月2日にFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が公表した食品中のアクリルアミドに関する報告書を評価し、次の内容のコメントを発表した。 ①FDAはアクリルアミドの評価に必要な科学の進展に常に第一線として取り組んできている。JECFAの最新の報告に期待しており、共同して食品の安全な供給に向けて科学的作業に取り組んで行きたい。 ②2002年に食品中にアクリルアミドが検出されて以来、FDAは毒性学的研究を含めて幅広い活動を続けてきている。その研究には発がん性、神経毒性、JECFAの勧告を踏まえた毒性学的モデル実験などが含まれ、2007年には期待されるこれらの研究結果は、将来のアクリルアミドの評価の中枢をなすことであろう。 ③FDAで行われた食品中のアクリルアミドのレベルや毒性評価に関する最近の研究は、JECFAの評価にも利用されている。報告書ではアクリルアミドと健康との関連について述べているが、同時に、評価データが不十分であり、未だ明確な結論は出せないとも述べている。 ④次のようなJECFAの勧告はFDAの考えと一致するものである。 ・現在進められている発がん性や神経毒性の結果が得られた時点でアクリルアミドの再評価を行うこと。 ・毒性学的モデルを用いた研究を継続すること。 ・食品中のアクリルアミドを低下させる研究を継続すること。 ・開発途上国における科学的データの蓄積を支援すること。 ・現在、FDAは消費者に対しバランスの取れた食事を薦める。トランス酸と飽和脂肪酸が少ない食品と、粗繊維の多い穀物や果実、野菜などの多様な食品を選択することを薦める。 FDAは今春にも米国人の食事におけるアクリルアミドのレベルに関する最新のデータを公表する予定である。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | FDA |
URL | http://www.fda.gov/bbs/topics/news/2005/NEW01161.html |