食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00730190149
タイトル エノバオイル販売認可申請に関する意見書
資料日付 2004年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) [公表] EFSA科学パネル、2004年12月22日
[案件] エノバオイル販売許可申請に関する意見書
[概要]  エノバオイルは、ジアシルグリセロールを最大80%、トリアシルグリセロールを最大20%、モノアシルグリセロール及び微小抗酸化物を最大5%まで含み、ジアシルグリセロールは、グリセロールとモノグリセロールで脂肪酸をエステル化して製造される。
 提出データから、エステル化による毒物の精製や、余分なタンパク質の混入する可能性はなく、酸化に対して従来品と同程度に安定していると認められた。また、エネルギーや消化性においても同等であり、脂溶性ビタミンの吸収にも影響しないことから、当該製品は食品として安全とした。
 ただし、トランス脂肪酸の含有量(4%)を従来品と同レベル(1%)にまで減らすことが望ましいとしている。
 なお、当該製品の乳児用調製乳、フォローアップ調製乳への使用は意図されていない。
[背景] エノバオイルは2002年4月、Archer Daniel Midland Company (ADM)が新開発食品認可申請を行った。当初オランダの関連当局は安全と結論したが、他の加盟各国により、GMO使用の懸念、製造プロセスの詳細明示、製品の安定性、トランス脂肪酸含有の有無、感受性の高い集団への副作用などについて疑問が提示されたため、科学パネルによる評価が要請されていた。
 ちなみに、同様のオイルは、日本では既に1999年2月からエコナオイルの名で販売され、また米国では2003年1月から販売されている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/752_en.html