食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00540070314
タイトル 「家禽肉を介するボツリヌス中毒」に関する意見書
資料日付 2004年8月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  8月12日、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は「家禽肉を介するボツリヌス中毒」に関する意見書を公表した。
<経緯>家禽飼養農家でボツリヌス症が繰り返し発生した。
発症及び死亡した鶏は処分されるが、感染していない残りの鶏のヒト向けの食用鶏肉としての使用(特に既にと殺されていた家禽肉の食用使用)に関する取扱については定められていなかったため、これに関しBfRは連邦消費者保護・食料・農業省(BMVEL)から意見を求められていた。
<評価>現在の知見ではリスクは数量化できないが、予防的消費者健康保護のためボツリヌス症を発生した農場のと畜の食用使用は望ましくないと評価する。すでにと畜されていた肉も食用に流通させるべきではない。根拠並びに営業停止期間は以下の通り。
○ボツリヌス菌C型、D型がヒトに感染する疑いを排除できない。
(ベルギーのヒトのボツリヌス症の11例以上でB型及びC型が発見されている。)
○ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を形成する能力があり、肉の加熱後にもリスクが残る。
○最近、ボツリヌス症発生農場の臨床症状のない家禽の(と畜)胸肉の多くにボツリヌス菌C型が確認された。
○営業停止期間は、様々な要因に左右されるため明確には定められないが、潜伏期間より十分に長く設定されねばならない。家禽飼養農家ではボツリヌス菌の原因物質を特定することが難しく、病原菌の排除が難しいため発症が繰り返される傾向にある。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) 連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/botulismus_durch_gefluegelfleisch.pdf