評価書詳細

項目 内容 添付資料ファイル
評価案件ID kya20170926001 -
評価品目名 フモニシン -
評価品目分類 かび毒・自然毒 -
用途 - -
評価要請機関 食品安全委員会 -
評価要請文書受理日 - -
評価要請の根拠規定 食品安全基本法第24条第1項第2号 -
評価目的 食品安全委員会が自らの判断で行う食品健康影響評価として、フモニシンに係る食品健康影響評価を行った。 -
評価目的の具体的内容 - -
評価結果通知日 2017年9月26日 -
評価結果の要約  フモニシンは、投与した実験動物のほとんどに肝毒性又は腎毒性を示した。
 各種毒性試験について検討した結果、フモニシンは非遺伝毒性発がん物質であると判断し、フモニシン(FB1、FB2及びFB3の単独又は合計)のTDI(耐容一日摂取量)を2 µg/kg 体重/日と設定した。
 ばく露量推計の結果から、フモニシンのばく露量は高リスク消費者においても今回設定したTDIを下回っていることが推定され、食品からのフモニシンの摂取が一般的な日本人の健康に悪影響を及ぼす可能性は低いと考えられた。
 かび毒の汚染は、作物が収穫された年の気候等に影響され、年による変動が大きいことが推測される。したがって、リスク管理機関においてフモニシンによる汚染状況のモニタリングを行うとともに、その結果を踏まえて規格基準について検討することが望ましい。
 モディファイドフモニシンについては、知見が限られていることから、引き続き新しい知見を収集することが望ましい。
評価結果の要約補足 - -