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食品安全委員会e−マガジン 第57号


食品安全委員会e−マガジン 第57号

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内閣府食品安全委員会事務局 発行 (毎週金曜日発行)       
食品安全委員会e−マガジン 第57号   平成19年7月27日    
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〓〓〓 目 次 〓〓〓

1.食品安全委員会などの会合結果
◆食品安全委員会の会合結果
◆専門調査会の会合結果
・第78回動物用医薬品専門調査会
・第79回動物用医薬品専門調査会(非公開)
・第6回農薬専門調査会確認評価第三部会(非公開)
・第23回微生物・第15回ウイルス合同専門調査会
・第23回肥料・飼料等専門調査会

2.食品安全委員会からのお知らせ
◆食品安全委員会開催案内
・第201回食品安全委員会
◆専門調査会開催案内
・第46回添加物専門調査会
・第24回農薬専門調査会幹事会
・第14回農薬専門調査会総合評価第一部会(非公開)
・第51回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)
・第33回リスクコミュニケーション専門調査会
◆ホームページのコンテンツ紹介
・食中毒について
・「キッズボックス」より
 ○しっかり手洗い、していますか?
 ○夏の食中毒、3つの決まりで防ごう!
・「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故について
・最近の中国産食品等に関する情報について

☆★☆ ジュニア食品安全委員会参加者募集のお知らせ ☆★☆

3.委員随想
「賞味期限と消費期限の混同(報道例)」
         食品安全委員会委員長 見上 彪 

4.その他
・内閣府食品安全委員会専門委員の募集について
・食品安全確保総合調査について
・食品の安全に関する情報の検索システムの紹介
・農林水産省からのお知らせ

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1.食品安全委員会などの会合結果
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■□■食品安全委員会の会合結果■□■

■第200回食品安全委員会■
日時:平成19年7月26日(木) 13:30〜15:20
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:53名

議事概要:

(1)食品安全委員会5年目に向けて

○東(ひがし)内閣府審議官より高市大臣の挨拶が代読さ
れた。
「高市大臣挨拶(東内閣府審議官代読) 」
 食品安全委員会の発足から5年目を迎え、加えて200回
目に当たる節目の会合の開催に当たりまして、食品安全担
当大臣といたしまして、御挨拶を申し上げます。
 まずは、この4年間、我が国の食品の安全性の確保という
重責を担われ、科学に基づく新たな食品安全行政の確立・
推進に取り組んでこられた見上委員長を始めとする委員の
皆様方及び関係各位の御努力に、食品安全担当大臣として
心から敬意を表したいと存じます。
 食品安全委員会の最も大きな任務は、食品安全行政の基
となる客観的かつ中立公正な食品健康影響評価の実施で
ございます。委員会の発足当初からきわめて多数の評価要
請があり、各専門調査会において精力的に評価を進めてこ
られました。同時に、国民の皆様にとって関心が深い課題を
中心に、リスクコミュニケーションにも積極的に取り組んでこ
れらたものと承知しております。
 食は命の源であり、国民にとって「食の安全」は生活におけ
る最大の関心事といっても過言ではありません。国民の皆様
からの御意見を聴いておりましても、「食の安全」に対する関
心の高まりをひしひしと感じているところであり、食品安全委
員会に対する期待はますます大きくなっているものと存じます。
 5年目に当たりましては、引き続き客観的で中立公正な食
品健康影響評価に取り組んでいただくとともに、食品安全委
員会としても、様々な手段を通じて、関係者相互間の意見交
換を促進し、また、情報発信を充実・強化されていくことにより、
国民により一層信頼される食品安全行政の実現に御貢献い
ただきますようお願いいたしまして、私の挨拶といたします。

○東内閣府審議官、専門調査会座長(農薬、微生物)等を交
えた意見交換

(鈴木農薬専門調査会座長)
・日本における農薬のリスク評価については情報公開の透
明性の高さにおいて大変進んでいること、また諸外国が農
薬の安全性評価の際に日本の評価書を参考にしている例
がいくつもあることなど、従来の農薬行政から比べると、画
期的な変革を行い、多くの実績を上げてきたことを紹介。ま
た、審議の迅速化が求められている一方、国民の安全を守
るために慎重を期さなければならないという二律背反的な
目標の難しさ、また我が国の目標である約800の農薬の
暫定基準の妥当性評価を5年間で行うということの難しさ
等があり、今後短期的にはマンパワーの確保(事務局体制
の強化、専門委員の増員等)、長期的にはリスクアセスメ
ントに携わる人材養成の重要性等について発言があった。

(春日微生物・ウイルス合同専門調査会専門委員)
・微生物のリスク評価について、国際的に歴史が浅く評価が
難しいこと、リスク評価の実施可能性を踏まえ、カンピロバク
ターからリスク評価を行うことを決定したこと等について説明。
微生物の汚染実態や食品の流通実態のデータが少ないこと
が問題である上に、評価に当たっては、確率論的な数理統計
技術が必要であるが、この技術を持った専門家が非常に少
ないことが、専門調査会の議論を進める上での課題でもあ
るため、今後は科学的なリスク評価を支える教育システム
の確立が重要であること等、発言があった。

(食品安全委員会各委員)
・農薬のリスク評価におけるデータの不足等の問題、新たな
データが出てきた際の再評価の必要性、またリスクコミュニ
ケーションの重要性等について発言があった。

(鈴木農薬専門調査会座長)
・情報公開とリスクコミュニケーション活動の重要性を認識し、
積極的に行うようになったことが大きな進歩であること等、
再度発言があった。

(食品安全委員会委員長および各委員)
・自ら評価については多数の案件について行いたいが、体制
面から難しい実情があることや、リスクコミュニケーションをさ
らに推進していくことの必要性等について発言があった。

(東内閣府審議官)
・情報公開の重要性、リスクコミュニケーションについては、常
に国民の目線に立ち返って考えてみることが大切であること、
評価については、効率性も考慮しつつ、しっかりした科学的な
評価を続けて欲しいこと、また食中毒原因微生物の自ら評価
については、データの収集能力の向上に努めながら、ねばり
強く実施していくべき等について発言があった。

(2)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に
関するリスク管理機関からの説明について
 
○遺伝子組換え食品等
1)「チョウ目害虫抵抗性及び除草剤グルホシネート耐性トウ
モロコシBt11系統と除草剤グリホサート耐性トウモロコシGA
21系統を掛け合わせた品種」
・厚生労働省からの説明。
・遺伝子組み換え食品等専門調査会において審議すること
となった。

<参考>
1)すでに承認されているチョウ目害虫抵抗性及び除草剤グ
ルホシネート耐性トウモロコシBt11系統に対する耐性を持つ
トウモロコシと、除草剤グリホサート耐性トウモロコシGA21系
統を掛け合わせた品種です。

○特定保健用食品
1)ヘルシアコーヒー 無糖ブラック
2)ヘルシアコーヒー マイルドミルク
・厚生労働省からの説明。
・1)、2)の2品目について、新開発食品専門調査会において
審議することとなった。

<参考>
1)、2)コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)を特定の保健
の目的に資する栄養成分とし、その作用を阻害するヒドロキシ
ヒドロキノン(コーヒー豆の焙煎により生成する成分)を低減し
た、血圧が高めの方に適する旨を特定の保健の目的とする
清涼飲料形態の食品です。

(3)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に
ついて

1)添加物 ケイ酸カルシウムに係る食品健康影響評価につ
いて
・事務局から説明。  
・「添加物として適切に使用される場合、安全性に懸念がない
と考えられ、一日摂取許容量(ADI)を特定する必要はない。」
との審議結果を決定し、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知
することとなった。 
2)農薬/動物用医薬品 ジノテフランに係る食品健康影響評
価について
・事務局から説明。  
・「一日摂取許容量(ADI)を0.22mg/kg体重/日と設定す
る。」との審議結果を決定し、リスク管理機関(厚生労働省)へ
通知することとなった。
3)動物用医薬品 ジノテフランを有効成分とする動物体に直
接適用しない動物用殺虫剤(フラッシュベイト、エコスピード)
に係る食品健康影響評価について
・事務局から説明。  
・「本製剤の主成分であるジノテフランの一日摂取許容量(A
DI)を0.22mg/kg体重/日と設定する。」との審議結果を
決定し、リスク管理機関(農林水産省)へ通知することとなっ
た。

<参考>
1)粉末状または顆粒状食品の固結防止剤、錠剤・カプセ
ル食品の製造用剤として、欧米諸国等で広く使用が認めら
れています。
2)、3)殺虫剤で、だいず、はくさい、きゅうり等に使用し、チ
ンゲンサイ、ほうれん草等への適用拡大申請がされていま
す。動物用医薬品としては、畜鶏舎用の殺虫剤として使用
します。

(4)BSE対策に関する調査結果等について

・厚生労働省及び農林水産省からの報告。
・「ピッシングに関する実態調査結果」や「18年度におけるB
SE関係飼料規制の実効性確保の強化について」等について
説明が行われた。

<参考>
・ピッシング
と畜の際、失神させた牛の頭部からワイヤ状の器具を挿入し
てせき髄神経組織を破壊する作業です。これを行うことにより、
解体作業中に牛の足が激しく動いて現場の職員がけがをす
ることを防ぐことができます。ただし、プリオンタンパクが体内
に拡散する危険性があります。

(5)平成19年度食品安全モニター会議について(報告)

・全国7都市計10回にわたって開催した食品安全モニター会
議の概要を事務局から説明するとともに、モニターから出され
た意見や会議についてのアンケート結果を報告。

(6)その他

・食品安全委員会専門委員の公募期間について、応募資料の
到達状況等を考慮し、公募期間を延長することが事務局より
提案され、委員会の了承を得て2週間延長することとなった。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai200/index.html

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◆◇◆専門調査会会合結果◆◇◆

◆第78回動物用医薬品専門調査会◆

日時:平成19年7月20日(金) 14:00〜15:50
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

1)ヒアルロン酸ナトリウムを有効成分とする馬の注射剤(ハ
イオネート)
・審議の結果、「適切に使用される限りにおいて
は、食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視
できると考えられる」とすることが了承され、評価書(案)を食
品安全委員会に報告することとされた。
2)鶏貧血ウイルス感染症生ワクチン(ノビリス CAV P4)
・審議の結果、「適切に使用される限りにおいて、食品を通
じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できるものと
考えられる」とすることが了承され、評価書(案)を食品安全
委員会に報告することとされた。
3)チアンフェニコールを有効成分とする牛及び豚の注射剤
(ネオマイゾン注射液及びバシット注射液)
・審議の結果、0.005mg/kg体重/日とすることが了承され、
一部修正の上、評価書(案)を食品安全委員会に報告する
こととなった。
4)セファピリンベンザチンを有効成分とする製剤原料(セファ
ピリンベンザチン 「コーキン」)、牛の乳房注入剤(KPドライ−
5G)及びセファピリンナトリウムを有効成分とする牛の乳房注
入剤(KPラック−5G)
・継続審議とされた。
5)その他
・確認評価部会において審議する動物用医薬品の指定につ
いて審議し、7物質を追加指定した。

<参考>
1)多糖類の一種で生体成分で、馬の非感染性関節炎の治療
などに用いられています。
2)弱毒化した鶏貧血ウイルスを主剤とする鶏用の生ワクチン
です。
3)抗菌剤で、牛及び豚の細菌性肺炎などの治療に使用しま
す。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準値が設定されて
います。
4)抗菌剤で、牛の乳房炎の治療に使用します。ポジティブリ
スト制度導入に伴う残留基準値が設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/d-dai78/index.html

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◆第79回動物用医薬品専門調査会(非公開)◆
日時:平成19年7月20日(金) 16:00〜17:00
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

1)豚オーエスキー病(gI-,tk-)生ワクチン(ポーシリス Begonia
DF・10、ポーシリス Begonia DF・50)
・審議の結果、「適切に使用される限りにおいては、食品を通じ
てヒトの健康に影響を与える可能性は無視できると考えられ
る」とすることが了承され、評価書(案)を食品安全委員会に報
告することとされた。
2)α溶血性レンサ球菌症・類結節症混合(油性アジュバント
加)不活化ワクチン(ノルバックス 類結/レンサOil)
・審議の結果、「適切に使用される限りにおいては、食品を通じ
てヒトの健康に影響を与える可能性は無視できると考えられる」
とすることが了承され、評価書(案)を食品安全委員会に報告
することとされた。
3)グリチルリチン酸モノアンモニウムを有効成分とする牛の乳
房注入剤(マストリチン)
・審議の結果、「適切に使用される限りにおいては、食品を通
じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できると考えら
れる」とすることが了承され、一部修正の上、評価書(案)を
食品安全委員会に報告することとなった。

<参考>
1)弱毒化したオーエスキー病ウイルスを主剤とする豚用の生
ワクチンです。
2)フォトバクテリウム・ダムセラ・サブスピーシーズ・ピスシシダ
及びラクトコッカス・ガルビエを不活化したものを主剤とするブリ
用の不活化ワクチンです。
3)抗炎症剤で牛の乳房炎の炎症の改善に用いられます。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/d-dai79/index.html

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◆第6回農薬専門調査会確認評価第三部会(非公開)◆
日時:平成19年7月23日(月) 14:00〜17:20
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

1)イミベンコナゾール
・審議の結果、0.0098 mg/kg体重/日を一日摂取許容量
(ADI)とし、評価書(案)を一部修正の上、農薬専門調査会
幹事会に報告することとなった。
2)カルプロパミド
・審議の結果、0.014 mg/kg 体重/日を一日摂取許容量
(ADI)とし、評価書(案)を一部修正の上、農薬専門調査会
幹事会に報告することとなった。

<参考>
1)殺菌剤で、すいか、りんご、茶等に使用します。
2)殺菌剤で、水稲に使用します。
1)、2)はいずれもポジティブリスト制度導入に伴う残留基準
値が設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/kakunin3_dai6/index.html

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◆第23回微生物・第15回ウイルス合同専門調査会◆
日時:平成19年7月24日(火) 10:00〜12:00
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要・

1)食品安全委員会が自らの判断により行う食中毒原因微
生物に係る食品健康影響評価について
・事務局から意見交換会の概要、評価を行うに当たっての
確認事項、ワーキンググループの設置について等の説明が
なされた。
・審議の結果を踏まえて評価を行うに当たっての確認事項
を修正し、専門委員に確認を行うとされた。
・鶏肉を主とする畜産物中のカンピロバクター・ジェジュニ/
コリの評価に当たって、ワーキンググループを設置すること
が了承され、また、優先順位の高いその他の3案件につい
ては、引き続き検討グループを設置することとされた。これ
らについては食品安全委員会に報告することとなった。
2)食中毒原因微生物のリスク評価指針付属文書について
・審議の結果を踏まえて、付属文書(案)を修正し、専門委
員に確認を行った後、食品安全委員会に報告することとな
った。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/biseibutu/b-dai23/index.html

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◆第23回肥料・飼料等専門調査会◆
日時:平成19年7月25日(水) 10:00〜11:30
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

1)コリスチン
・審議の結果、継続審議とされた。
2)その他
・食品健康影響評価の透明性及び円滑化に資する観点から
進められていた食品健康影響評価に関するガイドライン(仮
称)について、作成状況及び今後の進め方についての説明
があった。

<参考>
1)抗菌性物質で、硫酸コリスチンが飼料添加物として指定
されています。ポジティブリスト制度導入に伴う暫定基準値が
設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/h-dai23/index.html

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2.食品安全委員会からのお知らせ
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※開催案内は7月27日17:00現在のものです。

■□■食品安全委員会開催案内■□■

■第201回食品安全委員会■
日時:平成19年8月2日(木) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成19年7月31日(火)18:00頃にホームページ
に掲載予定。

※今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
<http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html>

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▼△▼専門調査会開催案内▼△▼

▼第46回添加物専門調査会▼
日時:平成19年7月30日(月) 14:00            
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)ナイシンに係る食品健康影響評価について
(2)水酸化マグネシウムに係る食品健康影響評価について
(3)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/tenkabutu_annai46.html

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▼第24回農薬専門調査会幹事会▼
日時:平成19年8月1日(水) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)農薬(ペンチオピラド)の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kanjikai_24.html

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▼第14回農薬専門調査会総合評価第一部会(非公開)▼
日時:平成19年8月1日(水) 14:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(メソトリオン)の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_sougou1_14.html

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▼第51回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)▼
日時:平成19年8月3日(金) 14:00
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)遺伝子組換え食品鞘翅目害虫抵抗性トウモロコシMON
863系統について
(2)食品健康影響評価について意見を求められた遺伝子組
換え食品等の安全性評価について
・除草剤グリホサート耐性ダイズMON89788系統(食品)
・除草剤グリホサート耐性ダイズMON89788系統(飼料)
・高リシントウモロコシLY038系統とチョウ目害虫抵抗性トウモ
ロコシMON810系統を掛け合わせた品種(食品)
(3)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/idensi_annai51.html

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▼第33回リスクコミュニケーション専門調査会▼
日時:平成19年8月3日(金) 10:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)三府省におけるリスクコミュニケーションの取組について
(2)「リスクコミュニケーション専門調査会に当面調査審議を
求める事項」(平成18年12月14日食品安全委員会決定)
について
1)リスクコミュニケーションの検証
2)審議の経過に関する透明性の確保と情報提供の在り方
3)地方自治体との協力
(3)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/risk_annai33.html

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▲△▲ホームページのコンテンツ紹介▲△▲

▲食中毒について▲
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html

▲「キッズボックス」より▲
・しっかり手洗い、していますか?
http://www.fsc.go.jp/sonota/kids5.pdf
・夏の食中毒、3つの決まりで防ごう!
http://www.fsc.go.jp/sonota/kids7.pdf

▲「こんにゃく入りゼリー」による窒息事故について▲
http://www.fsc.go.jp/sonota/konnyakujellyjiko1907.html

▲最近の中国産食品等に関する情報について▲
http://www.fsc.go.jp/sonota/info_chinafood.html

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☆★☆ ジュニア食品安全委員会参加者募集のお知らせ ☆★☆

今年の夏はジュニア食品安全委員会委員になりませんか。
食品の安全を守る科学者の先生にいろいろ聞いてみよう!!

・日時:平成19年8月22日(水) 13:30〜15:00
・場所:食品安全委員会 大会議室
・募集対象:小学生20名(5年生、6年生)とその保護者
・実施内容:
(1)食の安全について学ぼう!(食品安全委員会委員の
先生から説明)
(2)食品安全委員会委員の先生との意見交換
(3)食品安全に関するクイズ大会

※募集方法など詳細はこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/osirase/junior_annai190822.html

・また、内閣府本府でも夏休みの企画として「子ども見学
デー」を開催します。食品安全委員会ではそちらにも協賛
しております。

※募集方法など詳細はこちらをご覧ください。
http://www.cao.go.jp/kanbou/h19kodomo/index.html

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3.委員随想
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「賞味期限と消費期限の混同(報道例)」
            食品安全委員会委員長 見上 彪 

 「賞味期限」は比較的日持ちする食品の表示で、おいしく食
べられる期限を示しており、通常6日以上から数年の年月に
及ぶものもある。これに対して「消費期限」は傷みやすい食品
の表示で安全に食べられる期限を示しており、通常5日以内
である。両期限とも食品の特性に基づき事業者が独自に設
定したマニュアルに沿って定めている。これは官能検査、理
化学検査、微生物検査などの結果によるが、まず可食期間
を割り出し、この日数に安全率(通常60−80%)をかけて
期限を設定する。従って、期限が切れたら直ちにその食品は
危険なものになるわけではなく、通常24時間以上の余裕が
ある。
 新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市の市災害
対策本部には、全国から救援物資が集まっていて、真に喜ば
しい限りである。A新聞社の7月19日付報道では、7月18日
に本部が配給したおにぎり1000個の一部が賞味期限を約
2時間経過していたが、(それを食べた)住民の体調に影響
がなかったと報じた。一方、B新聞社の7月21日付報道では
7月20日までにおにぎりを中心として計10万食以上が届け
られ消費期限が短い食料品が大量に廃棄処分されたと報じ
た。
 また、今年1月不二家が消費期限1日切れの牛乳を使った
シュークリーム約2000個を出荷していたことが報道され、
マスメディアから集中砲火をあびた。結果的には他の大手食
品会社の傘下に下ったが、食中毒事件を起こしたわけでは
ない。
 通常おにぎりは消費期限で、また牛乳は賞味期限(低温殺
菌牛乳は消費期限で表示されているものもある)で表示され
るが、何か賞味期限と消費期限が混同されて報道されてい
るような気がする。このようなことが国民に誤解と混乱をまね
き、結果的には一般家庭での食料の廃棄や社会での食品の
大量廃棄、安易なリコールや在庫の自主回収などに結びつき、
国民が食の安全に対して、懐疑的になる一因になっていない
だろうか。                (07年7月25日記)

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4.その他
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★☆★内閣府食品安全委員会専門委員の募集について(募集延長)★☆★
http://www.fsc.go.jp/osirase/jimukyoku_iin_190727.html

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★☆★「食品安全確保総合調査における一般競争入札(総
合評価落札方式)の公告について」★☆★

・平成19年7月27日(金)に、以下の調査(3課題)につい
て、公告を行いましたのでお知らせします。

○調査課題名:畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査
・公告日:平成19年7月27日(金)
・技術等提案書提出日:平成19年8月10日(金)正午まで

○調査課題名:食品添加物リスク評価ガイドラインを構築する
ための基礎的調査
・公告日:平成19年7月27日(金)
・技術等提案書提出日:平成19年8月10日(金)正午まで

○調査課題名:食品安全に関する緊急時対応訓練の効果的な実
施に関する調査
・公告日:平成19年7月27日(金)
・技術等提案書提出日:平成19年8月10日(金)正午まで

※食品安全確保総合調査の詳細につきましては、こちらをご覧
ください。
http://www.fsc.go.jp/senmon/anzenchousa/anzenchousa19keikaku.html

※一般競争の公告につきましては、内閣府ホームページの「調
達情報」から「WTO対象外、入札公告」をご覧ください。
http://www.e-procurement-cao.jp/choutatsujouhou.html

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★☆★食品の安全に関する情報の検索システムの紹介★☆★
 
 食品安全委員会が作成している「食品安全総合情報システ
ム」は、食品安全委員会、専門調査会などの配布資料・議事
録、専門用語解説、Q&A、海外情報などの総合データベー
スです。
 初めての方にもわかりやすいものから専門的なものまで、
知りたい情報を簡単検索。食品安全委員会が蓄積してきた
膨大なデータ・情報を、いつでも、好きなときにご活用いただ
けます。(登録不要)

※食品安全総合情報システムへはこちらからアクセスして
下さい。
http://www.ifsis.fsc.go.jp/fsilv1/do/FSILogon

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『編集後記』
 先週の「編集後記」では地震のことを取り上げましたが、その新潟県中越沖地震
の思わぬ余波で新潟県の観光協会はかなり困った事態に直面しているそうです。被
害を受けた原子力発電所から放射能を含んだ水が海水に流出したとの報道を受け、
新潟県沖の海岸が全て汚染されたような印象を持たれているせいか、今週だけでも
県内の旅館やホテルのキャンセルが何万件という桁で深刻な状況に陥っているとか・・
実際には人体には影響が無いそうです。そこに住む魚などの魚介類に対する風評
被害に広がらなければよいのですが・・・地震からやっと立ち直りはじめているとい
うのに、二次的というか人為的な被害は、更に追い打ちを加えて住民の方にダメー
ジを与えているのではないでしょうか。募金活動も一つの援助ですが、今こそ住民
の方が1日も早く安げる生活ができるよう励ましてあげることが何よりの援助では
ないかと思います。あらぬ情報に惑わされず、確かな情報を自分で判断し、何と
なくとか、誰かが言ってたからというような判断基準は逆に危険な気がします。
 食べ物だって同じ。ある地域である食べ物が食中毒の原因になったら、日本全国の
その食品が売れなくなってしまうなんてことはよくありますよね。ある食肉業者の事件
以来、安い商品には裏があるのではという疑心暗鬼により、手頃な値段のコロッケが
売れなくなった所もあるそうです。他力本願による判断も一つの判断ですが、この際
ご自分で判断できる知識や感覚を身につけるのも、自己防衛には有効な手段で
はないかと思います。(うり坊)






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 食品安全委員会e−マガジン第58号は平成19年8月3日(金)配信予定です。
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・受付電話番号:03−5251−9220・9221(月曜日から金曜日の10:00〜17:00)
・メールでの受付:http://www.iijnet.or.jp/cao/shokuhin/opinion-shokuhin.html
メールマガジンに関するご質問も上記のフォームで受付致しますが、
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なお、送付頂いたすべての内容にお答えできない場合もありますが、
今後の参考とさせて頂きます。

[食品安全委員会e−マガジン]
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