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内閣府 食品安全委員会ｅ－マガジン 第391号 平成26年12月3日
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(今号の総文字数:約7,460字)
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┃今週の話題┃
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★食品の安全性に関する用語集(第5版暫定版)を掲載
★季刊誌「食品安全」特集 キッズボックス総集編のホームページ
掲載
★食品に関するリスクコミュニケーション 食品中の放射性物質に
対する取組について
・神奈川県(平成26年12月10日(水))
・岩手県(平成26年12月17日(水))
・長野県(平成27年1月23日(金))
★食品のリスクを考えるフォーラム ～遺伝子組換え食品について
学ぼう～
・熊本県(平成27年1月30日(金))
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【 目 次 】
1.食品安全委員会などの開催結果
[1]第540回食品安全委員会
★評価の要請
・添加物1品目
・動物用医薬品1品目
・遺伝子組換え食品等1品目
★専門調査会における審議結果
・添加物専門調査会「クエン酸三エチル」
・農薬専門調査会「フルピラジフロン」
・遺伝子組換え食品等専門調査会「GLU-No.6株を利用して生産さ
れたL-グルタミン酸ナトリウム」
・新開発食品専門調査会「朝食プロバイオティクスヨーグルト
BifiX」
★評価結果の通知
・農薬「フェノチオカルブ」
・農薬「フルチアセットメチル」
・遺伝子組換え食品等「チョウ目害虫抵抗性及び除草剤
グルホシネート耐性ダイズ81419系統」
[2]専門調査会
・第40回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
・第41回農薬専門調査会評価第一部会(非公開)
・第40回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
2.食品安全委員会などの開催案内
・第541回食品安全委員会
・専門調査会
3 リスクコミュニケーション
4.季刊誌「食品安全」特集 キッズボックス総集編を発行
5.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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1.食品安全委員会の開催結果
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■第540回食品安全委員会
日時:平成26年12月2日(火) 14:00～15:37
傍聴者:11名
議事概要:
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関
するリスク管理機関からの説明について
[1]添加物1品目
・アンモニウムイソバレレート
・厚生労働省から説明
・添加物「アンモニウムイソバレレート」については、既存の評価
結果に影響を及ぼす可能性があるとは認められないことから、専門
調査会による調査審議を経ることなく、委員会において評価するこ
ととし、必要に応じて評価書を改訂することとなった。
[2]動物用医薬品1品目
・エンロフロキサシンを有効成分とする豚の注射剤(バイトリル ワ
ンジェクト注射液)
・厚生労働省及び農林水産省から説明
・「エンロフロキサシン」については肥料・飼料等専門調査会にお
いて審議することとなった。また、「エンロフロキサシンを有効成
分とする豚の注射剤(バイトリル ワンジェクト注射液)」については、
肥料・飼料等専門調査会のほか、肥料・飼料等／微生物・ウイルス
合同専門調査会(薬剤耐性菌に関するワーキンググループ)において
も審議することとなった。
[3]遺伝子組換え食品等1品目
・除草剤アリルオキシアルカノエート系及びグルホシネート耐性
ワタ1910系統
・厚生労働省及び農林水産省から説明
・本件については、遺伝子組換え食品等専門調査会において審議す
ることとなった。
＊[1]香料として使用されます。
＊[2]フルオロキノロン系抗生物質で、豚の胸膜肺炎の治療に用い
られます。
＊[3]アリルオキシアルカノエート系除草剤及び除草剤グルホシネ
ートに対する耐性をもつワタです。
(2)添加物専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「クエン酸三エチル」
・担当委員の山添委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊乳化剤、安定剤、香料として使用されます。
(3)農薬専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「フルピラジフロン」
・担当委員の三森委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、小麦、
トマト等へのインポートトレランス申請がされています。
(4)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「GLU-No.6株を利用して生産されたL-グルタミン酸ナトリウム」
・担当委員の山添委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊調味料として使用される食品添加物です。
(5)新開発食品専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「朝食プロバイオティクスヨーグルト BifiX」
・担当委員の山添委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊Bifidobacterium animalis subsp. lactis GCL2505 を関与成分
とし、腸内環境を改善し、おなかの調子を整える旨を特定の保健の
用途とするはっ酵乳です。
(6)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林
水産省)へ通知することとなった。
[1]農薬「フェノチオカルブ」
・一日摂取許容量を0.015 mg／kg 体重／日、急性参照用量を
0.13 mg／kg 体重と設定する。
[2]農薬「フルチアセットメチル」
・一日摂取許容量を0.001 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[3]遺伝子組換え食品等「チョウ目害虫抵抗性及び除草剤
グルホシネート耐性ダイズ81419系統」
・「遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価の考え方」に基
づき評価した結果、改めて「遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性
評価基準」に準じて安全性評価を行う必要はなく、当該飼料を摂取
した家畜に由来する畜産物について安全上の問題はないと判断した。
＊[1]殺ダニ剤で、みかんに使用します。ポジティブリスト制度導
入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
＊[2]除草剤で、とうもろこし等に使用します。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
＊[3]チョウ目害虫抵抗性及び除草剤グルホシネートに対する耐性
をもつダイズです。
(注)＊の記述は、物質の概要です。
詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20141202sfc
■専門調査会 【農薬】
○第40回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
日時:平成26年11月26日(水) 13:58～15:41
議題:(ヘキシチアゾクス)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20141126no1
○第41回農薬専門調査会評価第一部会(非公開)
日時:平成26年11月28日(金) 13:56～16:24
議題:(ダゾメット、メタム及びメチルイソチオシアネートほか1品目)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20141128no1
○第40回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
日時:平成26年12月1日(月) 14:00～16:48
議題:(フルオキサストロビン)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20141201no1
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2.食品安全委員会などの開催案内
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■第541回食品安全委員会
日時:平成26年12月9日(火) 14:00～
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成26年12月4日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定
■専門調査会【肥料・飼料等】【企画等】【微生物・ウイルス】
○第96回肥料・飼料等専門調査会
日時:平成26年12月5日(金) 14:00～
議題:(動物用医薬品(ゲンタマイシン))
http://www.fsc.go.jp/osirase/hisiryou_annai96.html
○第12回企画等専門調査会
日時:平成26年12月8日(月) 14:00～
議題：
(1)平成26年度食品安全委員会運営計画の実施状況の中間報告につ
いて
(2)平成26年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件
候補の選定について
(3)リスクコミュニケーションのあり方に関するワーキンググルー
プの設置について
http://www.fsc.go.jp/osirase/kikaku_tou_annai12.html
○第57回微生物・ウイルス専門調査会
日時:平成26年12月10日(水) 14:00～
議題:
(1)豚の食肉の生食に係る食品健康影響評価について
(2)清涼飲料水の規格基準の一部改正に係る食品健康影響評価につ
いて
(3)平成24～25年度食品健康影響評価技術研究 研究結果報告
http://www.fsc.go.jp/osirase/biseibutu-virus_annai57.html
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3. リスクコミュニケーション
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「食品に関するリスクコミュニケーション食品中の放射性物質に対
する取組について」
■意見交換会の開催案内
・神奈川県
日時:平成26年12月10日(水) 13:30～16:30
場所:TKP ガーデンシティ横浜(横浜市神奈川区)
・岩手県
日時:平成26年12月17日(水) 13:30～16:00
場所:マリオス(盛岡市)
・長野県
日時:平成27年1月23日(金) 13:30～16:00
場所:長野市生涯学習センター(長野市)
詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/risk_radiosub_annai261111.html
食品のリスクを考えるフォーラム ～遺伝子組換え食品について学
ぼう～
■意見交換会の開催案内
・熊本県
日時:平成27年1月30日(金) 13:30～16:30
場所:熊本県八代地域振興局 大会議室
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/risk_kumamoto_gmforum_annai261127.html
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4. 季刊誌「食品安全」特集 キッズボックス総集編のホームページ掲載
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創刊号から最新号(40号)までのキッズボックス(おとなと子どもが
一緒にお読みいただくために作成した記事)の総集編をホームページ
に掲載しました。
■掲載内容
(1)食べ物について知りたい
・「野菜はどこからやってきた？」など
(2)食べ方について知りたい
・「カロリーって、いったいなんだろう？」など
(3)安全性について知りたい
・「インフルエンザは、食べ物からうつるの？」など
(4)食中毒について知りたい
・「冬の食中毒、ノロウイルスに注意して！」など
(5)生活の中で気をつけたいこと
・「しっかり手洗い、していますか？」など
http://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi/kikansi.html
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5.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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■食品安全エクスプレス(毎日)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/mail_magagine.html
■農林水産省メールマガジン
農林水産省の動き、施策の紹介、新着情報等について、配信登録を
される方は、こちらからお願いします。
http://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/index.html#a2
バックナンバーはこちら
http://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/bk.html
■東北農政局メールマガジン
http://www.maff.go.jp/tohoku/press/mg/index.html
■関東農政局では、行政情報・地域の食と農のイベント情報等など
の話題をタイムリーにお知らせするためメールマガジンを発行して
おります。
配信を希望される方は、こちらからお願いします。
http://www.maff.go.jp/kanto/houdou/kouhou/merumaga/index.html
■北陸農政局メールマガジン「あぐり北陸」
(配信登録をされる方はこちらからお願いします。)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/mm/agrihokuriku.html
■東海農政局メールマガジン「とうかいほっとメール」
http://www.maff.go.jp/tokai/mail/index.html
■近畿農政局メールマガジン「近畿アグリレター 」
http://www.maff.go.jp/kinki/pr/mmg/index.html
■中国四国農政局メールマガジン「中国四国あぐりレター 」
http://www.maff.go.jp/chushi/mailm/index.html
■九州農政局では、地域で食料・農業・農村の振興や活性化に取り
組んでいる皆さんに、農林水産行政に関する情報や農林水産業に関
する情報をお届けするメールマガジンを発行しております。
配信を希望される方は、こちらをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/mailmagazine/index.html
■沖縄総合事務局メールマガジン「おきなわＡＦＦメール」
http://ogb.go.jp/nousui/nousui_mail.html
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(編集後記)
りんごの旬です。
「陸奥（むつ）」という大玉の品種があります。
「ふじ」より少し薄い赤で、シールで色つきを調整して"寿"など
の文字を白く浮き出させたものがお祝いに使われます。
最近では黄色（緑黄色）の「陸奥」も出回っています。
赤の「陸奥」と木が違うのかというと、そうではなくて、果実に袋
を掛けずに（無袋で）大きくすると黄色、果実が色づく前に袋を掛
け後から袋を外すと、それから赤く色づくそうです。同じく「印度」
を父、「ゴールデンデリシャス」を母に持つ「王林」は赤くはなり
ません。両親の特性の両方を発揮できるポテンシャルを持っている
なんて、「陸奥」はすごいやつだと思います。
(ぽにょ)
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食品安全委員会e-マガジン第392号は、
平成26年12月10日(水)配信予定です。
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は受け付けておりません。
■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
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