FSCViews

食品安全委員会e-マガジン第352号


食品安全委員会e-マガジン第352号


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 内閣府 食品安全委員会e-マガジン 第352号 平成26年1月28日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(今号の総文字数:約6,760字)

┏━━━━━┓
┃今週の話題┃
┗━━━━━┛

★ノロウイルスによる食中毒にご注意ください
(食中毒予防のポイント)
http://www.fsc.go.jp/sonota/e1_norovirus.html

★食品安全行政に皆さんの声を!「食品安全モニター募集中
(応募締切:平成26年2月3日(月) 17:00)
http://www.fsc.go.jp/monitor/2512/26monitor-boshu.html

★食品に関するリスクコミュニケーション
・意見交換会等の開催案内(福井県)
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/forum_fukui_risk_annai260218.html

・意見交換会の開催案内(東京都)
(農林水産省:畜産分野における薬剤耐性菌対策に関する意見交換会)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/johokan/140120.html


┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

【 目 次 】
1.食品安全委員会などの開催結果
[1]第501回食品安全委員会

★評価の要請
・遺伝子組換え食品等1案件

★専門調査会における審議結果
・農薬専門調査会「イマザピル、カスガマイシン、ホサロン」

★評価結果の通知
・添加物「Aspergillus niger ASP-72株を用いて生産されたアス
パラギナーゼ」
・農薬「シアゾファミド」
・かび毒・自然毒等「オクラトキシンA」

★食品安全関係情報(12月14日~1月9日収集分)

[2]専門調査会
・第126回添加物専門調査会
・第82回肥料・飼料等/第48回微生物・ウイルス合同専門調査会
(薬剤耐性菌に関するWG)
・第32回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
・第161回動物用医薬品専門調査会(非公開)

2.食品安全委員会などの開催案内
・第502回食品安全委員会
・専門調査会

3.リスクコミュニケーション

4. 平成26年度食品安全モニターの募集

5. 農林水産省からのお知らせ


━━━━━━━━━━━━━━━━
1.食品安全委員会などの開催結果
━━━━━━━━━━━━━━━━
■第501回食品安全委員会
日時:平成26年1月27日(月) 14:00~15:44  
傍聴者:11名
議事概要:  
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関
するリスク管理機関からの説明について
・遺伝子組換え食品等1案件
・飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令(昭和51年農林省
令第35号)等の改正について
・農林水産省から説明
・本件については、食品安全基本法第11条第1項第2号の人の健
康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明らかであるときに該当するこ
とが確認され、同規定に関するこれまでの取扱いと同様に、意見・
情報の募集手続は行わないこととなった。
また、リスク管理機関に対し、本件については、飼料又は飼料添加
物自体の評価でないことを念のため付言して通知することとなった。

(2)農薬専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「イマザピル」
[2]「カスガマイシン」
[3]「ホサロン」
・担当委員の三森委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続に
入ることが了承され、得られた意見・情報の整理、回答(案)の作成
及び評価書(案)への反映を農薬専門調査会に依頼することとなった。

*[1]除草剤で、樹木等に使用します。今回、大豆へのインポート
トレランス申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う
残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。また、飼料中の
残留基準の設定が要請されています。
*[2] 殺菌剤で、稲、キウイフルーツ等に使用します。今回、トマ
ト、ピーマン等へのインポートトレランス申請がされています。ポ
ジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定
されています。
*[3] 殺虫剤で、すいか、なし等に使用します。今回、きゅうり及
び茶への適用拡大申請がされています。ポジティブリスト制度導入
に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。

(3)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林
水産省)へ通知することとなった。
[1]添加物「Aspergillus niger ASP-72株を用いて生産されたアス
パラギナーゼ」
・添加物として適切に使用される限りにおいて、安全性に懸念がな
いと考えられ、一日摂取許容量を特定する必要はない。
[2]農薬「シアゾファミド」
・一日摂取許容量を0.17 mg/kg 体重/日と設定する。
[3]かび毒・自然毒等「オクラトキシンA」
・非発がん毒性に関する耐容一日摂取量を16 ng/kg 体重/日と
設定し、発がん性に関するする耐容一日摂取量を15 ng/kg 体重
/日と設定する。
・また、オクラトキシンAの主な産生菌は異なる生育条件では異な
る種類の農作物及び食品に生育し、オクラトキシンAの汚染の程度
は気候等の影響を受けやすいことから、リスク管理機関に対し、汚
染状況についてのモニタリングを行うとともに、規格基準について
検討してもらうよう、通知することとなった。

〈オクラトキシンAの評価結果〉
http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya200903190ks

非発がん毒性に関するTDI 16 ng/kg体重/日
(TDI設定根拠資料)亜急性毒性試験
(動物種) ブタ
(期間) 120日間
(投与方法) 混餌
(最小毒性量) 8 μg/kg体重/日
(不確実係数) 500

発がん性に関するTDI 15 ng/kg体重/日
(TDI設定根拠資料)発がん性試験
(動物種) ラット
(期間) 2年間
(投与方法) 強制経口投与
(無毒性量) 21 μg/kg体重(週5日投与、15 ?g/kg体重/日に相当)
(不確実係数) 1,000

*[1]加工助剤として使用されます。
*[2]殺菌剤で、ばれいしょ、ぶどう等に使用します。今回、水稲
への適用拡大申請がされています。
*[3]オクラトキシンA:Aspergillus 属及びPenicillium 属のか
びが産生するかび毒で、穀類、コーヒー、ワイン等への汚染が問題
となります。

(注) *の記述は、物質の概要です。

(4)食品安全関係情報(12月14日~1月9日収集分)について
・事務局から報告    
・米国食品医薬品庁(FDA)、食用動物への抗菌剤使用に関する製
薬業界向け最終ガイダンスを発表した件の概要を報告。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/hazard/kai20140127_501sfc.pdf

(5)その他
・動物用医薬品専門調査会の検討結果を踏まえた「動物用生物学的
製剤の再審査に係る評価要請の取扱いについて(案)」及び平成21
年10月8日付け食品安全委員会決定の「食品安全委員会が既に食
品健康影響評価の結果を有している評価対象について、食品安全基
本法第24条の規定に基づき意見を求められた場合の取扱いについ
て」の一部改訂案について事務局から説明し、案のとおり決定され
た。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140127sfc


■専門調査会 【添加物】【薬剤耐性菌に関するWG】【農薬】
【動物用医薬品】

○第126回添加物専門調査会 
日時:平成26年1月21日(火) 14:00~17:00
議題:(過酢酸製剤及び同製剤に含有される物質(過酢酸、1-ヒドロ
キシエチリデン-1、1-ジホスホン酸、オクタン酸、酢酸、過酸化
水素))
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140121te1

○第82回肥料・飼料等/第48回微生物・ウイルス合同専門調査会
(薬剤耐性菌に関するWG)
日時:平成26年1月22日(水) 15:00~16:52
議題:(ガミスロマイシンを有効成分とする牛の注射剤(ザクトラン)
の承認に係る薬剤耐性菌)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20131218ff1

○第32回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
日時:平成26年1月23日(木) 14:00~17:20
議題:(マラチオン)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140123no1

○第161回動物用医薬品専門調査会(非公開) 日時:平成26年1月24日(金) 14:01~17:08 議題:(モキシデクチン、ルフェヌロン及びフルメトリン)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20140124do1


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.食品安全委員会などの開催案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■第502回食品安全委員会
特段の案件がなければ、2月3日(月)は開催されない予定です。
日時:平成26年2月10 日(月) 14:00~
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成26年2月6日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会 【企画等】【肥料・飼料等】

○第9回企画等専門調査会      
日時:平成26年1月31日(金) 14:00~
議題:
(1)平成25年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件
候補の選定について
(2)リスクコミュニケーションのあり方に関する勉強会の設置につ
いて
(3)平成26年度食品安全委員会運営計画について
(4)平成25年度食品安全委員会緊急時対応訓練結果及び平成26年
度緊急時対応訓練計画について
http://www.fsc.go.jp/osirase/kikaku_tou_annai9.html

■報道関係者との意見交換会
○報道関係者との意見交換会
日時:平成26年1月21日(火) 17:15~(1時間程度)
議題:「実は食べている?~自然界のメチル水銀~(仮)」
http://www.fsc.go.jp/osirase/annai_journalists_20140121.html


━━━━━━━━━━━━━━
3.リスクコミュニケーション
━━━━━━━━━━━━━━
〇食品に関するリスクコミュニケーション
「食品安全委員会in熊本県 食品のリスクを考えるフォーラム
~食品添加物を知ろう!~」
■意見交換会等の開催案内
・福井県
日時:平成26年2月18日(火) 11:00~15:30
http://www.fsc.go.jp/koukan/annai/forum_fukui_risk_annai260218.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.平成26年度食品安全モニターの募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
食品安全行政に皆さんの声を!「食品安全モニター募集中」広く国
民から、食品の安全に関して意見を頂くとともに、食品の安全に関
する知識を普及するため、食品安全委員会が依頼するものです。

現在、470名の方々に食品安全モニターをお願いしていますが、今
回は、そのうち約60名の募集です(依頼期間は平成26年4月から
平成27年3月までの1年間(予定)。活動状況等により、最長5年
までの延長が認められます)。

(1)活動内容
[1]食品安全モニター会議(全国各ブロック・年1回)への出席
[2]アンケート調査(食品の安全性に関する意識等)への協力(年数回)
[3]食品の安全に関する提案等
[4]日常生活を通じた地域での食品の安全に関する情報提供への協力
[5]食品の安全に関する危害情報を入手した場合の報告
(2)応募締切
平成26年2月3日(月) 17:00

応募資格及び応募方法等の詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/monitor/2512/26monitor-boshu.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.農林水産省からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○食品に関するリスクコミュニケーション
-畜産分野における薬剤耐性菌対策に関する意見交換会-
日時:平成26年2月17日(月) 13:30~15:30
申込締切:平成26年2月3日(月) 18:00(必着)
詳細、お申込はこちらをご覧下さい。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/johokan/140120.html


◆◇◆―――――――――――――――――――――――――――
(編集後記)
昨年12月中旬と今年の1月上旬の休日に、東京と千葉で開催され
た展示会に出掛けてきました。
当日は、展示会を楽しみつつ、私自身がこのe-マガジンなどの広
報業務に携わっていることもあり、大勢が来場する会場での誘導や
説明、各展示ブースでの展示物の配置、雰囲気なども関心を持って
見させていただきました。
各展示ブースは、それぞれ思わず引き寄せられる何かがあり、プロ
の企画力を感じることができました。今後、業務の企画等にも生か
したいと思っています。
(kei)

―――――――――――――――――――――――――――◇◆◇

============================================================
食品安全委員会e-マガジン第353号は、
平成26年2月12日(水)配信予定です。
============================================================
※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メール
 は受け付けておりません。
■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

■配信登録はこちら
[ウイークリー版+読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7
[読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b
[新着メール]
https://www.fsc.go.jp/newsreader/create

■配信中止・配信先変更はこちら
[ウイークリー版+読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7
[読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b
[新着メール]
https://www.fsc.go.jp/newsreader/cancel

■食品安全委員会からのご案内
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e_oshirase_info.html

============================================================
[食品安全委員会e-マガジン]
編集:食品安全委員会e-マガジン編集会議
発行:内閣府食品安全委員会事務局情報・勧告広報課
〒107-6122 東京都港区赤坂5-2-20
赤坂パークビル22階
http://www.fsc.go.jp/



〒107-6122 東京都港区赤坂 5-2-20 赤坂パークビル22階 TEL 03-6234-1166 FAX 03-3584-7390 ほげほげほげ げほげほげほ
食品安全委員会事務所所在地図(別ウインドウで開きます)