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食品安全委員会e-マガジン 第230号


食品安全委員会e-マガジン 第230号


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 食品安全委員会e-マガジン 第230号 平成23年4月1日
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┃今週の話題┃
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★東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響と食品の安全性に
ついて(第16報)
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/emerg_genshiro_20110316.pdf

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【 目 次 】

1.食品安全委員会などの開催結果

・第376回食品安全委員会
・専門調査会【新開発】【リスコミ・緊急時】

2.食品安全委員会などの開催案内

・第377回食品安全委員会

3.リスクコミュニケーション
・評価案等に対するご意見・情報の募集

4.その他

【目次おわり】

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1.食品安全委員会などの開催結果
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■第376回食品安全委員会

日時:平成23年3月31日(木)14:00~15:39
傍聴者:11名
議事概要:
(1)食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を
行うことが明らかに必要でないときについて(照会)
1)食品衛生法(昭和22年法律第233号)第18条第1項の規
定に基づき、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年
厚生省令第52号)に定められた乳及び乳製品の容器包装に係る規
格基準に関し、試験法の一部を改正すること
・厚生労働省から説明。
・食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行う
ことが明らかに必要でないときに該当することが確認された。

(2)添加物専門調査会における審議結果について
1)「(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニ
ウム塩化物」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集について
・担当委員の長尾委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続
に入ることが了承された。
*(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニウム
塩は、アスパラガス、セロリ、コールラビ、うんしゅうみかん、ス
イートコーン、緑茶等の食品中に存在します。欧米において、魚介
製品といった加工食品に、香りの再現、風味の向上等の目的で添加
されています。

(3)農薬専門調査会における審議結果について
1)「アラクロール」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集
について
2)「ブタクロール」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集
について
3)「MCPA」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集につ
いて
・担当委員の廣瀬委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、アラクロールでは内容
を一部修正し、意見・情報の募集手続に入ることが了承された。
*1)除草剤で、なし、ぶどう等に使用し、魚介類への残留基準の
設定要請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基
準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
*2)除草剤で、水稲に使用し、魚介類への残留基準の設定要請が
されています。
*3)除草剤で、稲、とうもろこし等に使用し、魚介類への残留基
準の設定要請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残
留基準が設定されています。

(4)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見について
1)添加物「2-エチル-6-メチルピラジン」に係る食品健康影
響評価について
・「食品の着香の目的で使用する場合、安全性に懸念がないと考え
られる。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)
へ通知することとなった。
*添加物(香料)「2-エチル-6-メチルピラジン」は、2-エ
チル-6-メチルピラジンと2-エチル-5-メチルピラジンとの
混合物とされています。2-エチル-6-メチルピラジン及び2-
エチル-5-メチルピラジンは、ポテトチップス、麦芽等の食品中
に存在し、また、豚肉等の加熱調理及びカシューナッツ、ココナッ
ツ、コーヒー等の焙煎により生成する成分です。欧米において、焼
菓子、ソフト・キャンデー類、冷凍乳製品類、ゼラチン・プリン類、
清涼飲料、肉製品等様々な加工食品に、香りの再現、風味の向上等
の目的で添加されています。
2)添加物「ピロール」に係る食品健康影響評価について
・「食品の着香の目的で使用する場合、安全性に懸念がないと考え
られる。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)
へ通知することとなった。
*コーヒー、タマリンド、麦芽等の食品中に存在し、また、牛肉、
鶏肉等の加熱調理により生成する成分です。欧米において、焼菓子、
肉製品、冷凍乳製品類、ゼラチン・プリン類、朝食シリアル類、ソ
フト・キャンデー類等様々な加工食品に、香りの再現、風味の向上
等の目的で添加されています。
3)動物用医薬品「セファロニウム」に係る食品健康影響評価につ
いて
・「セファロニウムの一日摂取許容量(ADI)を、0.0016
mg/kg体重/日と設定する。」との審議結果が了承され、リス
ク管理機関(厚生労働省)へ通知することとなった。
*抗生物質で、牛の乳房炎の治療に用いられます。ポジティブリス
ト制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(5)食品安全委員会が自ら食品健康影響評価を行う案件について
・事務局から説明。
・「加熱時に生じるアクリルアミド」が自ら評価案件として決定さ
れた。

(6)平成23年度食品安全委員会運営計画について
・事務局から説明。
・修正済みの原案のとおり、運営計画が決定された。

(7)平成23年度において企画専門調査会に調査審議を求める事
項について
・事務局から説明。
・原案のとおり、企画専門調査会に対し調査審議を求めることとな
った。

(8)平成23年度食品安全モニターの依頼について
・事務局から報告のとおり依頼することとされた。

(9)食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価案件の点検・検
討に係るファクトシートの作成について(報告)
1)食品中のカフェイン
・事務局から報告。
・委員会のホームページで公表することとされた。

(10)食品安全関係情報(2月26日~3月11日収集分)につい

・事務局から報告。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110331sfc

■専門調査会【新開発】【リスコミ・緊急時】

○第73回新開発食品専門調査会
日時:平成23年3月11日(金)14:00~15:05
議事概要:
(1)食品中に含まれるトランス脂肪酸
・食品中に含まれるトランス脂肪酸に関する評価書(案)について、
事務局より説明があり、審議を行った。次回以降、継続して審議を
行うこととされた。
*トランス脂肪酸:マーガリンやショートニングなど加工油脂や、
これらを原料として製造される食品のほか反芻動物の乳や肉などに
含まれる脂肪酸の一種です。悪玉コレステロールといわれるLDL
コレステロールを増加させ、善玉コレステロールといわれるHDL
コレステロールを減少させる働きがあるといわれています。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110311sh1

○第74回新開発食品専門調査会(非公開)
日時:平成23年3月11日(金)15:35~16:41
議事概要:
(1)特定保健用食品の食品健康影響評価について
1)リプレS
・審議結果(案)についての御意見・情報に対する回答(案)につ
いて審議し、食品安全委員会に報告することとなった。
*サーモンペプチドを関与成分とし、血圧が高めの方に適する旨を
特定の保健の目的とする果汁入り飲料形態の食品です。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110311sh2

○リスクコミュニケーション専門調査会・緊急時対応専門調査会合
同会合
日時:平成23年3月30日(水)16:00~18:00
議事概要:
(1)緊急時におけるリスクコミュニケーションについて
・東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響に対する食品安全
委員会の対応状況、ホームページによる情報提供の内容等及び放射
性物質に関する緊急取りまとめについて事務局から報告し、議論さ
れた。
(2)その他
・平成22年度食品安全委員会運営計画の実施状況(リスクコミュ
ニケーション関係)、平成23年度食品安全委員会運営計画案に
沿ったリスクコミュニケーションに関する取組の実施案及び自ら評
価の提案案件に関する食品安全委員会の情報提供について事務局か
ら報告した。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110330ri1

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2.食品安全委員会などの開催案内
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※開催案内は4月1日(金)12:00現在のものです。

■第377回食品安全委員会
日時:平成23年4月7日(木)14:00~
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成23年4月5日(火)18:00頃にホームページに掲
載予定。

今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

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3.リスクコミュニケーション
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■評価案等に対するご意見・情報の募集【肥料・飼料等】

○(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニウム塩化物
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_tenkabutu_3ami_230331.html

○MCPA
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc4_nouyaku_mcpa_230331.html

上記募集期間:
平成23年3月31日(木)~平成23年4月29日(金)まで

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4.その他 
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■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

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 食品安全委員会e-マガジン第231号は平成23年4月8日
(金)配信予定です。
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