FSC Views

食品安全委員会e-マガジン 第226号


食品安全委員会e-マガジン 第226号


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 食品安全委員会e-マガジン 第226号 平成23年2月18日  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━━━┓
┃今週の話題┃
┗━━━━━┛

★「鳥インフルエンザについて」を更新しました。
http://www.fsc.go.jp/sonota/tori20110122.pdf

★2月7日(月)より「食品健康影響評価技術研究」平成23年度
新規研究課題の募集を開始しました。
http://www.fsc.go.jp/senmon/gijyutu/annai_23_ouboyouryou.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

【 目 次 】

1.食品安全委員会などの開催結果

・第367回食品安全委員会
・専門調査会【農薬】

2.食品安全委員会などの開催案内

・第368回食品安全委員会
・食品安全委員会ワーキンググループ
・専門調査会【化学・汚染】【動薬】【添加物】

3.リスクコミュニケーション

・意見交換会などの開催結果
・評価案等に対するご意見・情報の募集【農薬】【自ら評価】
【運営計画】

4.事務局だより~食品安全関係情報について~

5.その他

・「食品健康影響評価技術研究」平成23年度新規研究課題の募集
について

【目次おわり】

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.食品安全委員会などの開催結果 
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■第367回食品安全委員会

日時:平成23年2月17日(木)14:00~15:00
傍聴者:9名
議事概要:
(1)米国産牛肉の混載事例について
・厚生労働省及び農林水産省から報告。

(2)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に関す
るリスク管理機関からの説明について
○添加物
1)(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニウ
ム塩化物
・厚生労働省から説明。
・本件について添加物専門調査会において審議することとなった。
*アスパラガス、セロリ、コールラビ、うんしゅうみかん、スイー
トコーン、緑茶等の食品に天然に含まれる成分です。欧米では、
DL-(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニ
ウムクロリドが、魚介製品において香りを再現し、風味を向上させ
るために添加されています。

○農薬 10品目(5)~10)はポジティブリスト制度関連)
1)クロルフェナピル    2)テブコナゾール
3)メトキシフェノジド   4)1-ナフタレン酢酸
5)カルボスルファン    6)ベンフラカルブ
7)エンドスルファン    8)クロリムロンエチル
9)クロルタールジメチル  10)デスメディファム
・厚生労働省から説明。
・「クロルフェナピル」、「テブコナゾール」、「メトキシフェノ
ジド」及び「1-ナフタレン酢酸」の4品目については、今後、委
員会において審議を行い、必要に応じて評価書を改訂することとな
った。その他の6品目については、農薬専門調査会において審議す
ることとなった。
*1)殺虫剤(殺ダニ剤)で、小豆、かんしょ、りんご等に使用し
ます。今回、はくさい、ブロッコリー、しゅんぎく、にんじん、ほ
うれんそう、しょうが、豆類(未成熟)及び小粒核果類への適用拡
大申請がされています。
*2)殺菌剤で、小麦、たまねぎ、りんご等に使用します。今回、
うめ、かき及び茶への適用拡大申請並びに干しぶどうへの基準値設
定依頼がされています。
*3)殺虫剤で、稲、キャベツ、ブロッコリー等に使用します。今
回、だいこん及びかんしょへの適用拡大申請がされています。
*4)植物成長調整剤で、みかん、りんご等に使用します。今回、
かんきつ(みかんを除く)への適用拡大申請がされています。
*5)殺虫剤で、水稲、なす、ねぎ等に使用します。今回、魚介類
への基準値設定の要請がされています。ポジティブリスト制度導入
に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
*6)殺虫剤で、水稲、なす、ねぎ等に使用します。今回、魚介類
への基準値設定の要請がされています。ポジティブリスト制度導入
に伴う残留基準が設定されています。
*7)殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブ
リスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。
*8)除草剤で、日本国内での食用の農薬登録はありません。非食
用の日本芝に登録があります。ポジティブリスト制度導入に伴う残
留基準が設定されています。
*9)除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブ
リスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。
*10)除草剤で、てんさいに使用します。ポジティブリスト制度
導入に伴う残留基準が設定されています。

○農薬及び動物用医薬品
1)フィプロニル(ポジティブリスト制度関連)
・厚生労働省及び農林水産省から説明。
・本件については、まず先に主たる用途に関係する農薬専門調査会
で審議を行った後、動物用医薬品専門調査会で審議を行うこととな
った。
*殺虫剤で、水稲、さとうきび、はくさい等に使用します。動物用
医薬品としても用いられます。ポジティブリスト制度導入に伴う残
留基準が設定されています。また、飼料中の残留基準の設定が要請
されています。更にポジティブリスト制度導入に伴う飼料中の残留
基準が設定されています。

(3)農薬専門調査会における審議結果について
1)「フルオピコリド」に関する審議結果の報告と意見・情報の募
集について
・事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について、一部修正の上、意見・
情報の募集手続に入ることが了承された。
*殺菌剤で、ばれいしょに使用し、はくさい、たまねぎ等への適用
拡大申請及びさといも、かんしょ等へのインポートトレランス(国
外で使用される農薬等に係る残留基準)申請がされています。

(4)企画専門調査会における審議結果について
1)食品安全委員会が自ら食品健康影響評価を行う案件の候補につ
いて
・担当委員の長尾委員及び事務局から説明。
・「加熱時に生じるアクリルアミド」を自ら評価の候補案件とする
ことについて、意見・情報の募集手続に入ることが了承された。

2)平成23年度食品安全委員会運営計画(案)について
・担当委員の長尾委員及び事務局から説明。
・「平成23年度食品安全委員会運営計画(案)」について、一部
修正の上、意見・情報の募集手続に入ることが了承された。

(5)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見について
1)遺伝子組換え食品等「LEU-No.2株を利用して生産され
たL-ロイシン」に係る食品健康影響評価について
・「『遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物のうち、ア
ミノ酸等の最終産物が高度に精製された非タンパク質性添加物の安
全性評価の考え方』に基づき、安全性が確認されたと判断した。」
との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知す
ることとなった。
*栄養補給を目的とする食品、飲料及び調味料等に使用される食品
添加物です。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110217sfc

■専門調査会【農薬】

○第6回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
日時:平成23年2月15日(火)14:00~17:10
議事概要:
(1)クレソキシムメチル
・継続審議となった。
*殺菌剤で、小麦、きゅうり、かんきつ類、りんご、なし等に使用
します。ズッキーニ及びかえで(葉)への適用拡大申請及び魚介類
への残留基準の設定要請がされています。ポジティブリスト制度導
入に伴う残留基準が設定されています。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110215no1

━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.食品安全委員会などの開催案内 
━━━━━━━━━━━━━━━━━

※開催案内は2月18日(金)12:00現在のものです。

■第368回食品安全委員会
日時:平成23年2月24日(木)14:00~
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成23年2月22日(火)18:00頃にホームページに
掲載予定。

今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

■食品安全委員会ワーキンググループ

○第4回食品安全委員会高濃度にジアシルグリセロールを含む食品
に関するワーキンググループ
日時:平成23年2月28日(月)14:00~17:00
議題:
高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について
http://www.fsc.go.jp/osirase/wg_dag_annai4.html

■専門調査会【化学・汚染】【動薬】【添加物】

○第11回化学物質・汚染物質専門調査会清涼飲料水部会
日時:平成23年2月21日(月)10:00~12:00
議題:
清涼飲料水中の化学物質(ホウ素、セレン、マンガン、フッ素)の
規格基準改正に係る食品健康影響評価について
http://www.fsc.go.jp/osirase/kagaku_osen_seiryou_annai11.html

○第130回動物用医薬品専門調査会
日時:平成23年2月21日(月)14:00~17:00
議題:
フルニキシン、酢酸メレンゲステロール
http://www.fsc.go.jp/osirase/doubutu_annai130.html

○第93回添加物専門調査会
日時:平成23年2月22日(火)14:00~17:00
議題:
(3-アミノ-3-カルボキシプロピル)ジメチルスルホニウム塩
化物
http://www.fsc.go.jp/osirase/tenkabutu_annai93.html

━━━━━━━━━━━━━━━
3.リスクコミュニケーション 
━━━━━━━━━━━━━━━

■意見交換会などの開催結果

○食品のリスクを考えるサイエンスカフェ(山口県)
日時:平成23年2月10日(木)14:00~16:15
場所:山口県健康づくりセンター研修室
主催:食品安全委員会・山口県
参加者:41名
プログラム:
◇話題提供1「サイエンスカフェおよびリスク評価について」
◇話題提供2「微生物の特性を知って食中毒を予防しよう」
◇話題提供者との意見交換

概要:
最初に食品安全委員会事務局よりサイエンスカフェの概要と食中毒
原因微生物のリスク評価の取組について、続いて広島大学大学院生
物圏科学研究科の中野宏幸教授より食中毒細菌の特性と家庭におけ
る食中毒予防についての話題提供後、参加者からの「質問カード」
をボードに貼り出し、参加者の皆さんに見ていただきました。「カ
ンピロバクター食中毒は、症状に特徴はないが、なぜカンピロバク
ターが原因であるとわかるのか?」「除菌効果があると表示された
洗剤の食中毒菌への効き目は?」、「胃酸の中でも食中毒菌は耐え
られるのか。」、「芽胞をつくる食中毒菌に対する予防法は?」な
ど様々な疑問や意見が出され、なごやかな雰囲気の中、熱心な意見
交換がされました。

※詳細は後日、食品安全委員会ホームページに掲載します。

■評価案等に対するご意見・情報の募集【農薬】【自ら評価】
【運営計画】

○フルオピコリド
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_nouyaku_fluopi_230217.html

上記募集期間:
平成23年2月17日(木)~平成23年3月18日(金)まで

http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_iinkai_mizukara23_230218.html

○平成23年度食品安全委員会運営計画(案)
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc2_unei_keikaku23_230218.html

上記募集期間:
平成23年2月18日(金)~平成23年3月19日(土)まで

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.事務局だより~食品安全関係情報について~  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 食品安全委員会では設立当初から国内外の食品の安全性の確保に
関する情報を収集し、これらの収集した情報についてはホームペー
ジ上で食品安全総合情報システムにより著作権に留意しつつ、広く
国民の皆様へ提供しておりますが、平成22年6月3日の第334
回会合より食品安全委員会事務局が把握したハザード(海外のリス
ク評価機関などから公表されている情報)の中から、主な情報を委
員会において報告しております。

 このような取組を通じて、国民の皆様により積極的に食品安全に
関する情報をご提供していきたいと考えております。詳しくは以下
の資料をご覧ください。

 第366回会合では、1月15日~1月28日収集分117件の
うち、
○化学物質として「EU、食品と接触することを意図するプラスチ
ック素材及び製品に関する委員会規則 (EU) No10/2011
を官報にて公表」「ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ジャ
ーナリスト向け背景情報『食品中の化学物質の安全性』を公表」
といった情報について報告いたしました。

 第352回会合(10月21日)資料4-1、4-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20101021sfc
 第354回会合(11月4日)資料4-1、4-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20101104sfc
 第356回会合(11月18日)資料7-1、7-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20101118sfc
 第358回会合(12月2日)資料3-1、3-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20101202sfc
 第360回会合(12月16日)資料9-1、9-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20101216sfc
 第364回会合(1月27日)資料6-1、6-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110127sfc
 第366回会合(2月10日)資料2-1、2-2
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110210sfc

 また、委員会会合資料のほか、食品安全総合情報システム
( http://www.fsc.go.jp/fsciis/ )もご覧下さい。
第334回会合(6月3日)資料6-3
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100603sfc

━━━━━━
5.その他 
━━━━━━

■「食品健康影響評価技術研究」平成23年度新規研究課題の募集
について

・平成23年度新規課題を平成23年2月7日(月)~3月3日(木)
の期間で募集しています。
http://www.fsc.go.jp/senmon/gijyutu/index.html

■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

◆◇◆――――――――――――――――――――――――――
(編集後記)
最近、東京でもちょこちょこと雪が降りますね。そういえば、いま
まで雪関連のいい思い出がないかも。雪で用水路と道路の境目が分
からなくなっていて片足だけ落ちたり、自転車で横滑り状態のまま
道路を横断したり。昨年はスノーボードに行って雪山を歩いて降り
るはめに…。そんな私には1、2センチの積雪で大雪騒ぎになる東
京がちょうどいいのかもしれません。(ゆず)
――――――――――――――――――――――――――◇◆◇

============================================================
 食品安全委員会e-マガジン第227号は平成23年2月25日
(金)配信予定です。
============================================================

※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メール
は受け付けておりません。

<配信中止・配信先変更はこちら>
https://www.fsc.go.jp/fscmds/magazinereader/cancel

<食の安全に関するご意見・ご要望はこちら>
■「食の安全ダイヤル」
・受付電話番号:03-6234-1177
・受付時間:月曜日から金曜日(閉庁日を除く)の10:00~
17:00
・メールでの受付:
https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-0001.html
メールマガジンに関するご質問も上記のフォームで受付いたします
が、フォーム中「表題」の箇所に『メールマガジンについて』と記
載して下さい。
なお、送付頂いたすべての内容にお答えできない場合もありますが、
今後の参考とさせて頂きます。

============================================================
~ご利用にあたって~
当メールマガジンでは一部PDFを利用しております。
PDFファイルをご覧頂くためには、下記アドレスから「Adobe Reader」
をダウンロードしてください。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

[食品安全委員会e-マガジン]
編集:食品安全委員会e-マガジン編集会議
発行:内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課
〒107-6122 東京都港区赤坂5-2-20
赤坂パークビル22階
http://www.fsc.go.jp/



〒107-6122 東京都港区赤坂 5-2-20 赤坂パークビル22階 TEL 03-6234-1166 FAX 03-3584-7390 ほげほげほげ げほげほげほ
食品安全委員会事務所所在地図(別ウインドウで開きます)