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食品安全委員会e-マガジン 第197号


食品安全委員会e-マガジン 第197号

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 食品安全委員会e-マガジン 第197号 平成22年7月2日 
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┃今週の話題┃
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★小泉委員長の「食品安全委員会創立7周年を迎えて」を掲載しま
した。

★平成21年度食中毒発生状況について

・平成21年度食中毒発生状況の概要について、厚生労働省から食
品安全委員会に報告がありました。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20100701sfc&fileId=005

★<重要なお知らせ>に「食中毒予防のポイント」を掲載しました。
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html

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【 目 次 】

1.食品安全委員会創立7周年を迎えて
   食品安全委員会委員長 小泉直子

2.食品安全委員会などの開催結果

・第338回食品安全委員会
・専門調査会【農薬】【肥料・飼料】【添加物】【微生物・ウイルス】

3.食品安全委員会などの開催案内

・第339回食品安全委員会
・専門調査会【器具・容器】

4.リスクコミュニケーション

・食の安全を科学する「サイエンスカフェ」第5話

5.事務局だより~「食品安全委員会セミナー」報告~

6.その他

【目次おわり】

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1.食品安全委員会創立7周年を迎えて
   食品安全委員会委員長 小泉直子
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 「国民の健康の保護が最も重要」という基本的認識を定めた食品
安全基本法に基づき、内閣府に設置された食品安全委員会は、7月
1日に、おかげさまで創立7周年を迎えました。

 これまでの7年間、「リスク分析」という手法を導入した食品安
全行政の枠組みの中で、食品安全委員会は、厚生労働省や農林水産
省などのリスク管理機関から独立したリスク評価機関として、科学
に基づくリスク評価の実施やリスクコミュニケーションの推進など
に取り組んでまいりました。

 今後も、諮問を受けて行うリスク評価を効率的に実施していくと
ともに、自らの判断で行うリスク評価についても精力的に進めるよ
う努めてまいります。また、わかりやすい情報提供やリスクコミュ
ニケーションの推進、海外のリスク評価機関との連携強化による情
報の共有などについても積極的に取り組んでまいります。

 科学に基づいた食品の安全性を確保していくために、精一杯努力
してまいりますので、引き続き国民の皆様のご理解とご協力をお願
いいたします。

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2.食品安全委員会などの開催結果
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■第338回食品安全委員会

日時:平成22年7月1日(木)14:00~14:47
傍聴者:7名

議事概要:

(1)平成21年食中毒発生状況の概要について
・厚生労働省から報告。

(2)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見について
1)農薬「ピコリナフェン」に係る食品健康影響評価について
・「ピコリナフェンの一日摂取許容量(ADI)を、0.007m
g/kg体重/日と設定する。」との審議結果が了承され、リスク
管理機関(厚生労働省)へ通知することとなった。
*除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブリス
ト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されていま
す。

(3)食品安全関係情報(6月7日~6月18日収集分)について
・事務局から報告。

(4)その他
・最後に、委員長から食品安全委員会が創立7周年を迎えたことに
関し発言。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100701sfc

■専門調査会【農薬】【肥料・飼料】【添加物】【微生物・ウイルス】

○第63回農薬専門調査会幹事会
日時:平成22年6月28日(月)9:30~11:30
議事概要:
(1)農薬の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての
御意見・情報の募集結果について
1)ピメトロジン 2)アセフェート
3)ラクトフェン 4)アシフルオルフェン
・国民からの御意見・情報の募集期間中に、評価書(案)に対して
寄せられた御意見について検討した結果、回答(案)を一部修正の
上、食品安全委員会に報告することとなった。
*ピメトロジン:
殺虫剤で、水稲、きゅうり、トマト等に使用します。ポジティブリ
スト制度導入に伴う残留基準が設定されています。
*アセフェート:
殺虫剤で、キャベツ、はくさい等に使用します。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準が設定されています。
*ラクトフェン:
除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準が設定されています。
*アシフルオルフェン:
除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(2)農薬の食品健康影響評価について
1)ベンスルフロンメチル
・ベンスルフロンメチルについて審議された結果、0.19mg/
kg体重/日をADIとし、評価書(案)を一部修正の上、食品安
全委員会に報告することとなった。
*除草剤で、水稲に使用します。ポジティブリスト制度導入に伴う
残留基準が設定されています。
2)アミトロール
・アミトロールについて審議された結果、0.0012mg/kg
体重/日をADIとし、評価書(案)を食品安全委員会に報告する
こととなった。
*除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。小麦及び大麦等
へのインポートトレランス(国外で使用される農薬等に係る残留基
準)申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基
準が設定されています。
3)ペンディメタリン
・ペンディメタリンについて審議された結果、0.12mg/kg
体重/日をADIとし、評価書(案)を食品安全委員会に報告する
こととなった。
*除草剤で、はくさい、ねぎ等に使用します。魚介類への残留基準
値の設定が申請されています。ポジティブリスト制度導入に伴う残
留基準が設定されています。

(3)農薬の食品健康影響評価について調査審議する評価部会の指
定について
1)フラザスルフロン
・評価第一部会において調査審議することとなった。
*除草剤で、さとうきび、みかん等に使用します。ポジティブリス
ト制度導入に伴う残留基準が設定されています。
2)MCPA
・評価第三部会において調査審議することとなった。
*除草剤で、稲、とうもろこし等に使用し、魚介類への残留基準の
設定要請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基
準が設定されています。
3)ブタクロール、アラクロール
・2剤あわせて評価第二部会において調査審議することとなった。
*ブタクロールは除草剤で、水稲に使用し、魚介類への残留基準の
設定要請がされています。
*アラクロールは除草剤で、水稲、なし、ぶどう等に使用し、魚介
類への残留基準の設定要請がされています。ポジティブリスト制度
導入に伴う残留基準が設定されています。
4)シヘキサチン
・評価第四部会において調査審議することとなった。
*殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。かんきつ類等へ
のインポートトレランス申請がされています。ポジティブリスト制
度導入に伴う残留基準が設定されています。
5)トリアゾホス
・農薬専門調査会幹事会において調査審議することとなった。
*殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブリス
ト制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(4)農薬の食品健康影響評価について
1)フルベンジアミド
・フルベンジアミドについて審議された結果、0.017mg/
kg体重/日をADIとし、評価書(案)を一部修正の上、食品安
全委員会に報告することとなった。
*殺虫剤で、もも、キャベツ等に使用します。ブロッコリー、ばれ
いしょ等への適用拡大申請及びとうもろこし、かぼちゃ等へのイン
ポートトレランス申請がされています。
2)エチプロール
・エチプロールについて審議された結果、0.005mg/kg体
重/日をADIとし、評価書(案)を一部修正の上、食品安全委員
会に報告することとなった。
*殺虫剤で、稲、だいず、りんご等に使用し、かんきつ及びかきへ
の適用拡大申請がされています。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100628no1

○第38回肥料・飼料等専門調査会
日時:平成22年6月29日(火)10:00~12:20
議事概要:
(1)アビラマイシン
・審議の結果、ADIを1.5mg/kg体重/日とすることが了
承され、評価書(案)を一部修正の上、食品安全委員会に報告するこ
ととなった。
*抗生物質で、動物用医薬品として、豚及び鶏等の感染症の治療に
用いられます。また、豚及び鶏を対象とした飼料添加物として用い
られます。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準が設定されて
います。
(2)セデカマイシン
・審議の結果、ADIを0.0045mg/kg体重/日とするこ
とが了承され、評価書(案)を一部修正の上、食品安全委員会に報告
することとなった。
*抗生物質で、動物用医薬品としては、豚赤痢の治療等に用いられ
ます。また、豚を対象とした飼料添加物として用いられます。ポジ
ティブリスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100629ff1

○第86回添加物専門調査会
日時:平成22年6月29日(火)14:00~16:05
議事概要:
(1)3-エチルピリジン
要請者に、90日間反復投与毒性試験で認められた病理組織学的所
見に関する資料等を求めるとともに、本日の議論で指摘された事項
について修正等を行い、追加資料が得られた段階で、再度審議する
こととなった。
*ウイスキー、ビール、紅茶等の食品中に存在し、また、あさり、
子めん羊肉、いか等の加熱調理により生成する成分です。欧米にお
いて、焼菓子、ソフト・キャンデー類、冷凍乳製品類、ゼラチン・
プリン類、肉製品、清涼飲料等様々な加工食品において香りの再現、
風味の向上等の目的で添加されています。
(2)5-エチル-2-メチルピリジン
審議の結果、本品目は、食品の着香の目的で使用する場合、安全性
に懸念がないと考えられると評価された。評価書案は一部修正の上、
食品安全委員会に報告することとなった。
*ウイスキー、チーズ等の食品中に存在し、また、えびの加熱調理
により生成する成分です。欧米において、焼菓子、肉製品、朝食シ
リアル類、ナッツ製品、グレービーソース類、スープ類等様々な加
工食品において香りの再現、風味の向上等の目的で添加されていま
す。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100629te1

○第13回微生物・ウイルス専門調査会
日時:平成22年6月30日(水)9:30~11:45
議事概要:
(1)ファクトシート案への意見聴取について
・4つのファクトシート(案)(ウェルシュ菌食中毒、ブドウ球菌
食中毒、エルシニア症、クリプトスポリジウム症)について加筆・
修正意見が出され、事務局にて修正することとなった。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100630bv1

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3.食品安全委員会などの開催案内
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※開催案内は7月2日(金)12:00現在のものです。

■第339回食品安全委員会
日時:平成22年7月8日(木)14:00~
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成22年7月6日(火)18:00頃にホームページに
掲載予定。

今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

■専門調査会【器具・容器】

○第13回器具・容器包装専門調査会
日時:平成22年7月7日(水)10:00~12:00
議題:
(1)ビスフェノールAの食品健康影響評価について
(2)フタル酸エステルの今後の評価の進め方について
http://www.fsc.go.jp/osirase/kigu_youki_annai13.html

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4.リスクコミュニケーション
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■意見交換会などの開催案内

○食の安全を科学する「サイエンスカフェ」第5話
日時:平成22年7月5日(月)18:30~20:00
場所:「ぐんま総合情報センター」(中央区銀座5丁目13-19
デュープレックス銀座タワー5/13)
テーマ:「誰でもなる!?食中毒を防ぐ調理を考える」
※参加申込の締め切りが7月2日となっておりますが、まだ席に若
干の余裕がございますので、参加をご希望の方は下記をご覧の上、
お申込ください。
http://www.fsc.go.jp/koukan/science_cafe_annai_220705.html

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5.事務局だより~「食品安全委員会セミナー」報告~
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 食品安全委員会では、諸外国におけるリスク評価や科学的知見の
情報提供を目的として、国際機関等の専門家を招聘してセミナーを
年に数回開催しています。さる6月9日に欧州委員会 健康・消費
者保護総局で新食品等のEU規制を担当しているアゼベド博士をお
招きして、「食品分野におけるナノテクノロジーの今 ―欧州の動
き―」と題するセミナーを開催しました。

 セミナーは、当委員会の会議室で開催し、食品関連の事業者、研
究者を中心に報道関係者も含め約100名の方に参加いただきまし
た。博士からは、EUの新食品、添加物、食品接触材料の規制にお
けるナノテクノロジーの取扱いや欧州食品安全機関(EFSA)に
おけるリスク評価法の検討状況について、ご講演いただきました。

 その中で、ナノ食品は新食品として個別の承認を体系的に行って
いく必要があるが、現在の新食品の定義では対応が困難であること
から、ナノ物質の定義を検討中であり、EUとしては「縦、横、高
さのうちの少なくとも一つで、そのサイズが少なくとも100nm
以下の物質、もしくは粒径は100nmの規模を超えているが、ナ
ノスケール化により特徴的な性質が付加された構造、凝集塊、ある
いは凝集体を含む物質」とする現在の案が紹介されました。また、
EUのリスク評価機関であるEFSAの「ナノ食品のリスク評価は、
従来の物質に適用されている毒性試験から始めるのが適しているが、
毒性試験の方法論は修正が必要かもしれない」という見解が紹介さ
れました。

 本セミナーの詳細については、食品安全委員会ホームページをご
覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20100609ik1

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6.その他
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■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

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(編集後記)
サッカーのワールドカップもいよいよ佳境ですね。
私は寮に入っているのですが、他の住民と顔を合わせること
も少なく、すごく静かなので本当に人が住んでいるのかなと
疑問に思うぐらいです。
そんな寮ですが、日本戦のときは周りの部屋から歓声が同時
に上がっていて妙な一体感が生まれていました。
日本は惜しくも敗れてしまいましたが、最後まで楽しみまし
ょうo(^-^)o (ゆず)
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 食品安全委員会e-マガジン第198号は平成22年7月9日
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