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食品安全委員会e−マガジン 第137号


食品安全委員会e−マガジン 第137号


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食品安全委員会e−マガジン 第137号 平成21年3月23日
内閣府食品安全委員会事務局 発行   (毎週金曜日発行)
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委┃員┃長┃談┃話┃
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○愛知県のうずら飼養農家における鳥インフルエンザの発生に関する
食品安全委員会委員長談話を公表しています。
http://www.fsc.go.jp/emerg/090302torifludanwa.pdf

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重┃要┃な┃お┃知┃ら┃せ┃
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○体細胞クローン家畜由来食品のリスク評価について

専門調査会で「体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚
並びにそれらの後代に由来する食品」に関する評価書(案)が
とりまとめられましたので、広く国民の皆様からご意見・情報を
募集しています。【締切:4月10日 17:00】
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_shinkaihatu_clone_210312.html

○食品安全委員会事務局技術参与(非常勤)の募集について

農薬及び新開発食品・かび毒に関する食品健康影響評価を補助
する技術参与を募集します。
応募要件等詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/sonota/jimukyoku_annai_sanyo_210312.pdf

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★*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*[ 目 次 ]*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*★

1.食品安全委員会などの会合結果
◆第278回食品安全委員会会合

◆専門調査会 【化学・汚染】【農薬】【動薬】【肥料・飼料等】

◆意見交換会等 【リスコミ】

2.お知らせ
◆第279回食品安全委員会会合開催案内

◆専門調査会開催案内 【緊急時】【農薬】

◆意見交換会等の開催と参加者の募集 【リスコミ】

◆評価案等に対する御意見・情報の募集 【新開発】【農薬】

◆新着情報

3.委員随想
「安心すると安全でなくなる!?」 
食品安全委員会委員 長尾 拓

4.その他

★*〜*☆*〜*☆*〜*☆*[ 目次おわり ]*☆*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*★

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厂厂厂厂 1.食品安全委員会などの会合結果
厂厂厂
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■第278回食品安全委員会会合

日時:平成21年3月18日(木)14:00〜15:10
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:13名

議事概要:

(1)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に関する
リスク管理機関からの説明について
○添加物
・以下の1)〜3)について厚生労働省から説明。
・添加物専門調査会で審議することになった。

1)2−エチル5−メチルピラジン
*ローストナッツ様の加熱香気を有し、緑茶、ポテトチップ等の食品
中に存在し、また、アスパラガス、牛肉、豚肉、エビ等の加熱調理及
びコーヒー、ピーナッツ、カカオ等の焙煎により生成する成分です。
欧米においては、焼菓子、アイスクリーム、清涼飲料、肉製品等の
加工食品において香りを再現し、風味を向上させるために添加されて
います。

2)5,6,7,8−テトラヒドロキノキサシン
*ローストナッツ様の加熱香気を有し、パン、ココア、コーヒー等の
食品中に存在し、また、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ゴマ等の焙煎
により生成する成分です。
欧米では清涼飲料、スープ類等の加工食品において香りを再現し、
風味を向上させるために添加されています。

3)3−メチル2−ブタノール
*カラバッシュナツメグ、ぶどう、ムール貝等の食品に含まれている
成分です。欧米では焼菓子、清涼飲料、アルコール飲料、冷凍乳製品
等、様々な加工食品において香りを再現し、風味を向上させるために
添加されています。

(2)農薬専門調査会における審議状況について
1)「イソチアニル」に関する意見・情報の募集について
・評価書(案)について、意見・情報の募集手続に入ることが了承
された。
*殺菌剤で、水稲への新規農薬登録申請がされています。

2)「スピロテトラマト」に関する意見・情報の募集について
・評価書(案)について、意見・情報の募集手続に入ることが了承
された。
*殺虫剤で、日本国内における農薬登録はありません。ばれいしょ、
はくさい、トマト等へのインポートトレランス(国外で使用される
農薬等に係る残留基準)申請がされています。

(3)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取について
1)トリフルスルフロンメチル
・「トリフルスルフロンメチルの一日摂取許容量(ADI)を
0.024mg/kg体重/日と設定する。」との審議結果が了承され、
リスク管理機関(厚生労働省)へ通知することとなった。
*除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。

2)ピラクロストロビン
・「ピラクロストロビンのADIを0.034mg/kg体重/日と
設定する。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)
へ通知することとなった。
*殺菌剤で、りんご、なし及びはくさいに使用し、かき、うめ及び
すももへの適用拡大申請がされています。

3)ボスカリド
・ボスカリドのADIを0.044mg/kg体重/日と設定する。」
との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知する
こととなった。
*殺菌剤で、ぶどう、りんご、なす等に使用し、ししとう、かき、うめ、
すもも等への適用拡大申請ならびにセロリ及び大麦へのインポート
トレランス申請がされています。

4)総アフラトキシン(アフラトキシンB1、B2及びG1、G2)
「発がんリスクについては、体重1kgあたり1ng/日の用量で生涯
にわたりアフラトキシンB1に経口暴露した時の肝臓癌が生じるリスク
として、B型肝炎ウイルス表面抗原陽性者では0.3人/10万人/年、
陰性者では0.01人/10万人/年となる。汚染実態調査の結果、
BGグループの汚染率が近年高くなる傾向が見られていることを考慮
すると、落花生及び木の実について、発がんリスク及び実行可能性を
踏まえて適切に総アフラトキシンの基準値を設定する必要がある。」
との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知される
こととなった。
*真菌が産生するかび毒であり、特にB1は強い発がん性を有すると
されています。

(4)食品安全委員会において既に食品健康影響評価を実施した農薬
の適用拡大等、並びに動物用医薬品の再審査及び対象動物の追加等に
係る取扱いについて
・原案のとおり、決定された。また、現在、適用拡大のために評価依頼
が行われている農薬であって、農薬専門調査会で未審議の5品目につい
ては、本取り決めに基づき、廣瀬委員及び長尾委員を中心に、新たに
追加されたデータを確認し、安全性が懸念される科学的知見があるかを
検討することとなった。

(5)食品安全委員会が自ら食品健康影響評価を行う案件について
・「オクラトキシンA」、「デオキシニバレノール及びニバレノール」
並びに「食品中のヒ素」の3案件が自ら評価案件として決定された。

(6)食品安全モニターからの報告(平成21年1月分)について
・1月中に報告された47件について事務局から報告。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai278/index.html

■専門調査会会合 【化学・汚染】【農薬】【動薬】【肥料・飼料等】

【化学・汚染】
○第3回化学物質・汚染物質専門調査会清涼飲料水部会
日時:平成21年3月13日(金)10:00〜11:40
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:
(1)清涼飲料水中の化学物質(クロロホルム、ブロモジクロロメタン、
ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、総トリハロメタン)の規格基準
改正に係る食品健康影響評価について
1)クロロホルム
・審議の結果、耐容一日摂取量(TDI)を12.9μg/kg体重
/日と修正し、評価書(案)を幹事会へ報告することとされた。
*原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。
揮発性の高い、芳香のある液体で、麻酔剤や消毒剤などの医薬品、
油脂やゴムの有機溶剤、消火剤などに利用されます。

2)ブロモジクロロメタン
・審議の結果、TDIを6.1μg/kg体重/日と修正し、評価書
(案)を幹事会へ報告することとされた。
*原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。
揮発性の高い液体で、洗浄剤や塗料などを合成するための溶媒として
利用されます。

3)ジブロモクロロメタン
・審議の結果、TDIを21.4μg/kg体重/日とし、評価書(案)
を幹事会へ報告することとされた。
*原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。
揮発性の高い液体で、冷媒や農薬などの製造過程での合成中間体として
生成します。

4)ブロモホルム
・審議の結果、一部修正の上、評価書(案)を幹事会へ報告すること
とされた。
*原水中の一部の有機物質と消毒剤の塩素が反応して生成されます。
比重の大きい液体で、地質分析や鉱物の選別に利用されます。鎮静剤
や睡眠薬の成分にもなります。

5)総トリハロメタン
・審議の結果、総トリハロメタンとしてのTDIは設定できないとし、
一部修正の上、評価書(案)を幹事会へ報告することとされた。
*クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、
ブロモホルムの総称です。それぞれの生成量は、水中の温度、pH、
塩化物イオンや臭化物イオンの濃度に依存します。

(2)その他
・「ベンチマークドースアプローチを用いた評価について」は、
清涼飲料水部会決定(案)として、次回幹事会において、個別評価
案件とともに審議することとされた。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/kagaku_osen/k_o_seiryou-dai3/index.html

【農薬】
○第29回農薬専門調査会総合評価第二部会(非公開)
日時:平成21年3月13日(金)14:00〜17:35
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:
(1)1−メチルシクロプロペン
・審議の結果、0.0095mg/kg体重/日をADIとし、
評価書(案)を一部修正の上、農薬専門調査会幹事会に報告すること
となった。
*植物成長調整剤で、りんご、なし及びかきへの新規農薬登録申請が
されています。

(2)アバメクチン
・継続審議となった。
*殺虫剤で、なす、すいか等への新規農薬登録申請がされています。
ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が
設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/sougou2_dai29/index.html

【動薬】
○第10回動物用医薬品専門調査会確認評価部会
日時:平成21年3月17日(火)13:30〜15:20
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:
(1)ピペラジン
・審議の結果、ADIを0.25mg/kg体重/日とすることが
了承され、評価書(案)を一部修正の上、動物用医薬品専門調査会に
報告することとされた。
*寄生虫駆除剤で、馬、豚及び鶏に用いられます。ポジティブリスト
制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(2)ケトプロフェン
・審議の結果、ADIを0.001mg/kg体重/日とすることが
了承され、評価書(案)を一部修正の上、動物用医薬品専門調査会に
報告することとされた。
*抗炎症薬で、牛、馬及び豚に用いられます。ポジティブリスト制度
導入に伴う残留基準が設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/d-kakunin_dai10/index.html

【動薬】
○第108回動物用医薬品専門調査会(非公開)
日時:平成21年3月17日(火)15:30〜17:30
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:
(1)モネパンテル
・継続審議となった。
*モネパンテルは線虫駆除剤で、羊への残留基準の設定が要請されて
います。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/d-dai108/index.html

【肥料・飼料等】
○第31回肥料・飼料等専門調査会
日時:平成21年3月18日(水)10:00〜11:00
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:
(1)オラキンドックス
・審議の結果、「現時点で評価した知見からみる限り、オラキンドックス
については、遺伝毒性を有しているものと考えられるほか、発がん性
及び催奇形性を有する可能性も否定できないことから、オラキンドック
スにADIを設定することは適当ではないと考えられる。」とすることが
了承され、引き続き動物用医薬品専門調査会で審議することとなった。
*抗菌剤で、豚の細菌性下痢症の防止を目的に使用されます。ポジティブ
リスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。なお、国内では、
飼料添加物の指定及び動物用医薬品の承認はありません。

(2)その他
・農薬/動物用医薬品/飼料添加物の安全性評価基準(仮称)について、
検討を開始すること等が報告された。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/h-dai31/index.html

■意見交換会等 【リスコミ】

○「食品に関するリスクコミュニケーション−もっと知りたい食品
添加物−」【岡山】
日時:平成21年3月13日(金)13:00〜17:00
場所:三光荘2階アトリウムホール
主催:食品安全委員会、厚生労働省、岡山県
参加者:85名(消費者、事業者、行政職員、公募による参加者など)

内容:
1)講演:
・食品添加物のリスク評価について(食品安全委員会委員)
・食品添加物のリスク管理について(厚生労働省担当官)
2)参加者によるグループワーク(講演を聴いて疑問に思ったこと、
もっと知りたいこと等の整理)
3)グループワークで出された疑問・質問に対する回答および意見交換

実施概要:
・食品安全委員会及び厚生労働省から食品添加物のリスク評価やその
管理について解説後、参加者がグループに分かれ食品添加物についての
疑問や質問などを出し合い、整理し、意見交換においてその質問に答え
ながら理解を深めました。
・また、グループワークの際には、平成20年11月11日に岡山で
開催した「食品の安全性に関するリスクコミュニケーター育成講座」
の受講者に、各グループの世話役として参加していただき、育成講座
で学んでいただいたファシリテーションを実践しました。

※詳細は後日ホームページに掲載します。

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厂厂厂厂 2.お知らせ
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※開催案内は3月23日(月)17:00現在のものです。

■第279回食品安全委員会会合開催案内
日時:平成21年3月26日(木)14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成21年3月24日(火)18:00頃にホームページに
掲載予定。

広報用DVDの上映:

・会合に先立ち、13時25分から、広報用DVD「気になる農薬
〜安心して食べられる?」を上映する予定です。
なお、広報用DVDは、原則として、月1回、最終週の委員会会合
開催前に上映する予定です。
(諸般の都合により、上映を中止する場合がありますので、予め
ご了承下さい。)

今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

■専門調査会開催案内 【緊急時】【農薬】

【緊急時】
○第28回緊急時対応専門調査会
日時:平成21年3月24日(火)10:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)平成20年度食品安全委員会緊急時対応訓練結果について
(2)「緊急時対応のための情報の収集、分析及び情報提供のあり方
に関する検討」取りまとめ案について
(3)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/kinkyu_annai28.html

【農薬】
○第30回農薬専門調査会総合評価第一部会
日時:平成21年3月24日(火)14:00〜15:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(塩酸ホルメタネート)の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_sougou1_30.html

【農薬】
○第31農薬専門調査会総合評価第一部会(非公開)
日時:平成21年3月24日(火)15:30〜17:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(フェンチオン)の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_sougou1_31.html

【農薬】
○第49回農薬専門調査会幹事会
日時:平成21年3月30日(月)14:00〜17:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(クロメプロップ、フルシラゾール、メチオカルブ、
ジメテナミド、アジンホスメチル、スピノサド及びピリフルキナゾン)
の食品健康影響評価について
(2)一日摂取許容量の設定根拠となる無毒性量の考え方について
(3)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kanjikai_49.html

■評価案等に対する御意見・情報の募集 【新開発】【農薬】

○「体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの
後代に由来する食品」に関する意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_shinkaihatu_clone_210312.html

上記募集期間:
平成21年3月12日(木)から平成21年4月10日(金)17:00まで

○「イソチアニル」に関する意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_nouyaku_isoti_210319.html

○「スピロテトラマト」に関する意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc2_nouyaku_spite_210319.html

上記募集期間:
平成21年3月19日(木)から平成21年4月17日(金)17:00まで

■新着情報

○食品安全委員会事務局技術参与(非常勤)の募集について
http://www.fsc.go.jp/sonota/jimukyoku_annai_sanyo_210312.pdf

○食品安全委員会が自ら食品健康影響評価を行う案件の決定に
ついて(第278回食品安全委員会決定)
http://www.fsc.go.jp/iinkai/mizukara_anken.pdf

○食品安全モニターからの報告(平成21年1月分)について
http://www.fsc.go.jp/monitor/2101moni-saisyuhoukoku.pdf

○「食品に関するリスクコミュニケーション−体細胞クローン家畜
由来食品のリスク評価について−」会場配布予定資料を掲載しました。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk-clone210324_0327/risk-clone210324_0327.html

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厂厂厂厂 3.委員随想
厂厂厂 「安心すると安全でなくなる!?」
厂厂   食品安全委員会委員 長尾 拓

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食品安全委員会は、食品の安全性を科学的に評価するのが本分で
ある。具体的には食品中の化学物質や微生物が対象になる。化学
物質では、実害がないレベルより十分低い量ならば安全として
いる。危害が極めて小さければ安心につながるはずである。食品
の世界では、安心と安全はよくセットで使われる。ところが、
リスクの専門家は安心すると安全でなくなると言う。安心が油断
につながるためであろう。昔は、油断大敵とかるたで教えた。
今は、安全と安心の両方を求める時代である。これは、なかなか
の難題である。かるたからみると、江戸時代の庶民は、安心と
安全は両立し難いことを知っていたのかもしれない。食品安全
委員会は食品の科学的な安全性評価とリスクコミュニケーション
を、今後もしっかりやっていきたい。

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厂厂厂厂 4.その他
厂厂厂
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※詳細はこちらをご覧ください。
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■食品安全委員会e-マガジンバックナンバーのお知らせ

以下のアドレスから、バックナンバーをご覧いただけます。
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

◆◇◆============================================================◇

(編集後記)
昨日、電車も運転を見合わせる強風の中、3万5千人もの
ランナーが都心を駆け抜けた。途中からは叩きつけるような
雨にも見舞われ、最悪のコンデションの中、そのほとんどの
ランナーが完走を果たした。感心しきりである。3万5千人
と聞くと、希望者の全てが出場しているものと思っていたが、
出場応募者はナント26万人以上!なのだそうだ。それって、
都内のランナーさんだけではないっていうことですか!?
んー、スーパーインドアな私には、到底考えも及ばないこと
なのである。何が原動力となり、「走る」ことへ突き動かす
のか理解できないでいたが、とあるランナーさんの話から
納得できたのである。それは、単純に「走りたい」という
ことなのだ。ライダーさんがバイクでツーリングに出かける、
自転車でサイクリングに出かけるといったことと、ほとんど
同義のようなのだ(肉体的な負荷は全く異なると思うが)。
脳内でドーパミンが放出され、心地良くなれる手段は人それ
ぞれということか。ただ、強い精神力と健常な肉体を持ち合
わせているからこそ出来得ることであることは、無論のこと
なのである。                (八街)

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 食品安全委員会e−マガジン第138号は平成21年3月27日(金)
配信予定です。
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 受け付けておりません。

<配信中止・配信先変更はこちら>
https://regist11.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=obp-njsd-3fc1064b497e44431b2fd03ce8281bde

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・受付電話番号:03−5251−9220・9221
・受付時間:月曜日から金曜日(閉庁日を除く)の10:00〜17:00

・メールでの受付: https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-0001.html
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