FSC Views

食品安全委員会e−マガジン 第116号


食品安全委員会e−マガジン 第116号


+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+
食品安全委員会e−マガジン 第116号 平成20年10月10日
内閣府食品安全委員会事務局 発行   (毎週金曜日発行)
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=

◆===== お 知 ら せ =========================================◇

○中国における牛乳へのメラミン混入事案に関連し、食品安全委員会
 では、メラミン等による健康影響について、最新の科学的知見を
 取りまとめ、ホームページで公表しました。
  http://www.fsc.go.jp/emerg/melamine1009.pdf
 
 また、関係省庁や海外機関が提供する情報とも、リンクしています。
  http://www.fsc.go.jp/emerg/melamine.html


○こんにゃく入りゼリーによる窒息事故が報道されました。食品安全
 委員会では、引き続き食べ物による窒息事故への注意喚起をしてい
 ます。

○非食用の事故米穀から検出された農薬及びかび毒等の概要についても、
 情報提供しています。

  トップページ「重要なお知らせ」をご覧ください。
  食品安全委員会ホームページ http://www.fsc.go.jp/

○「農薬」について“わからないこと”、“聞きたかったこと”のご質問
 の募集について

 食品安全委員会では、消費者の質問、疑問に応えるかたちで、参加者が
 農薬について“わからないこと”、“聞きたかったこと”を聞ける意見
 交換会を企画しています。
 つきましては、皆さんから、食品の安全性に関連して“こんなこと聞い
 てみたかった、農薬のこと”を募集致します。
 (募集期間:平成20年10月17日まで)
 ※募集等詳細はこちらをご覧下さい。
 http://www.fsc.go.jp/koukan/nouyaku_risk_situmon201010.html

◆================================================================◇

★*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜* [ 目 次 ] *〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*★
1.食品安全委員会などの会合結果
◆第257回食品安全委員会
【農薬】

◆専門調査会
・第16回農薬専門調査会確認評価第二部会
・第1回新開発食品専門調査会ワーキンググループ(体細胞クローン
家畜由来食品)小グループ
・第4回微生物・ウイルス専門調査会ワーキンググループ
・第26回農薬専門調査会総合評価第一部会
・第26回企画専門調査会

2.食品安全委員会からのお知らせ
◆食品安全委員会開催案内
・第258回食品安全委員会 [開催日:10月16日]

◆専門調査会開催案内
・第9回かび毒・自然毒等専門調査会 [開催日:10月14日]
・第51回プリオン専門調査会 [開催日:10月15日]
・第44回農薬専門調査会幹事会 [開催日:10月15日]
・第3回微生物・ウイルス専門調査会 [開催日:10月17日]
・第24回農薬専門調査会総合評価第二部会(非公開) [開催日:
10月17日]

◆意見交換会等【リスコミ】
・「食品の安全性に関するリスクコミュニケーター育成講座」【岡山県】
の開催と参加者の募集[開催日:11月11日]

◆意見・情報の募集 (意見募集期間:10月9日〜11月7日)
○農薬2品目
・「イミシアホス」
・「フェリムゾン」

◆新着情報
・食品安全モニターからの報告(平成20年8月分)について
・食品安全委員会事務局技術参与(非常勤)の募集について

3.主なリスク評価等の更新情報(10月2日〜10月8日) 
 【添加物】【動薬】【肥料・飼料】【農薬】

4.専門委員便り
「ハザードからリスクへ」
農薬専門調査会専門委員  林 真

5.その他
・食品の安全に関する情報の検索システムの紹介
・農林水産省からのお知らせ
・食品安全委員会e-マガジンバックナンバーのお知らせ
・次号の食品安全委員会e-マガジンの発行について

★*〜*☆*〜*☆*〜*☆*[ 目次おわり ]*☆*〜*☆*〜*☆*〜*☆*〜*★
*****************************************************************
厂厂厂厂 1.食品安全委員会などの会合結果
厂厂厂            
*****************************************************************
■◇■食品安全委員会の会合結果■◇■

■第257回食品安全委員会会合結果■
【農薬】
日時:平成20年10月9日(木) 14:00 〜 15:50
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:20名

議事概要:

(1)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取に関する
リスク管理機関からの説明について
○農薬4品目
1)イソチアニル
2)シメコナゾール
3)クロメプロップ
4)プロヒドロジャスモン
・厚生労働省から説明。
・農薬専門調査会において審議することとなった。

<参考>
1)殺菌剤で、水稲への新規農薬登録申請がされています。
2)殺菌剤で、稲、りんご、茶等に使用し、かぼちゃ、うめへの適用
拡大申請がされています。
3)除草剤で、移植水稲に使用し、魚介類への残留基準値の設定が申請
されています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫
定基準)が設定されており、その点については既に意見の聴取に関する
説明がなされています。
4)植物成長調整剤で、りんご、ぶどうに使用し、みかんへの適用拡大
申請がされています。

(2)農薬専門調査会における審議状況について
・「イミシアホス」に関する意見・情報の募集について
・「フェリムゾン」に関する意見・情報の募集について
・事務局から説明。
・取りまとめられた評価書(案)について意見・情報の募集手続に入る
ことが了承された。

<参考>
1)殺線虫剤で、ばれいしょ、かんしょ、にんじん、トマト等への新規
農薬登録申請がされています。
2)殺菌剤で、稲に使用し、魚介類への残留基準値の設定が申請されて
います。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(3)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取について
○農薬3品目
1)クロラントラニリプロール
・事務局から説明。
・「クロラントラニリプロールの一日摂取許容量(ADI)を、0.26
mg/kg体重/日と設定する。」との審議結果が了承され、リスク管理
機関(厚生労働省)へ通知されることとなった。
2)ピリプロキシフェン
・事務局から説明。
・「ピリプロキシフェンのADIを、0.1mg/kg体重/日と設定す
る。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知さ
れることとなった。
3)プレチラクロール
・事務局から説明。
・「プレチラクロールのADIを、0.018mg/kg体重/日と設定
する。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知
されることとなった。

参考>
1)殺虫剤で、水稲、りんご等への新規農薬登録申請、及びばれいしょ、
ほうれんそう、なし等へのインポートトレランス(国外で使用される農薬
等に係る残留基準)申請がされています。
2)殺虫剤で、メロン、トマト等に使用し、クランベリーへのインポート
トレランス申請がされています。
3)除草剤で、水稲に使用し、魚介類への残留基準値の設定が申請されて
います。

(4)米国における対日輸出認定施設等の現地査察結果について
・厚生労働省及び農林水産省から報告。

(5)メラミン等に関する科学的知見について
・事務局及び参考人の名古屋市立大学 郡教授から資料「メラミン等
による健康影響について(案)」について説明。
・原案を一部修正の上、食品安全委員会のホームページに掲載する
こととなった。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai257/index.html

■◇■専門調査会会合結果■◇■ 【農薬】【新開発】【微生物・ウイルス】
【企画】

■第16回農薬専門調査会確認評価第二部会■ 
日時:平成20年10月3日(金) 14:00 〜 17:10
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:
1)クロランスラムメチル
・クロランスラムメチルについて審議された結果、0.05mg/kg体重
/日を一日摂取許容量、(ADI)とし、評価書(案)を一部修正の上、
農薬専門調査会幹事会に報告することとなった。
2)酸化プロピレン
・継続審議とされた。
3)ヒドラメチルノン
・継続審議とされた。

<参考>
1)除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。
2)くん蒸剤で、日本国内での農薬登録はありません。
3)殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。
1)〜3)は、ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定
基準)が設定されています。

※詳細はこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20081003no1

■第1回新開発食品専門調査会ワーキンググループ(体細胞クローン
家畜由来食品)小グループ■
日 時:平成20年10月6日(月) 14:00 〜 16:25
場 所:食品安全委員会 大会議室

議事概要
・本小グループは、前回のワーキンググループで、「クローン動物の健全性」
と「エピジェネティック等」についての文献の精査と詳細な議論を進めるた
めに設置することとされたものです。
1)小グループ座長の選出について
・専門委員の互選により、早川専門委員が座長に選出された。
2)体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの後代に
由来する食品の安全性について
・各担当で文献を精査し、知見を取りまとめたものについて、各担当から説
明された。
・審議の結果、更に新たな文献等も確認し、次回、議論することとされた。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20081006sh1

■第4回微生物・ウイルス専門調査会ワーキンググループ■
日時:平成20年10月8日(水) 10:00 〜 11:40
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:
1)鶏肉を主とする畜産物中のカンピロバクター・ジェジュニ/コリの食品
健康影響評価について 
・事務局から提示された「カンピロバクターの食品健康影響評価の基本的考
え方」及び「食品健康影響評価書の骨子(案)」に沿って、食品健康影響評価
を進めることが了承された。
・平成19年度食品安全確保総合調査結果の概要について事務局から報告され
た。
・春日専門委員から説明のあった平成20年度食品健康影響評価技術研究の中
間報告を評価に活用することが了承された。
・事務局から提示された食品健康影響評価のスケジュールに従って進めるこ
とが了承された。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20081008bv2

■第26回農薬専門調査会総合評価第一部会■
日時:平成20年10月8日(水) 14:00 〜 17:18
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:
1)アジンホスメチル
審議の結果、0.0014mg/kg体重/日を一日摂取許容量(ADI)
とし、評価書(案)を一部修正の上、農薬専門調査会幹事会に報告すること
となった。
2)メチオカルブ
 メチオカルブについて審議された結果、0.024mg/kg体重/日を
ADIとし、評価書(案)を一部修正の上、農薬専門調査会幹事会に報告す
ることとなった。
3)コリンエステラーゼ阻害作用を有する農薬の評価のあり方について
審議の結果を踏まえ、資料を一部修正の上、農薬専門調査会幹事会に報告す
ることとなった。

<参考>
1)殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。
2)殺虫剤で、日本国内での農薬登録はありません。
1)、2)はポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)
が設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20081008no1

■第26回企画専門調査会■
日時:平成20年10月9日(木) 10:00 〜 12:13
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:
1)食品安全委員会の改善に向けた検討に当たっての論点の整理について
・各委員から出された意見を盛り込んだ上で、論点として取りまとめること
となった。
2)その他
・事務局から資料(第10回消費者行政推進会議資料(抜粋))について
説明。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20081009ki1

****************************************************************
厂厂厂厂 2.食品安全委員会からのお知らせ
厂厂厂           
*****************************************************************
※開催案内は10月10日17:00現在のものです。

■◇■食品安全委員会開催案内■◇■

■第258回食品安全委員会■
日時:平成20年10月16日(木) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成20年10月14日(火)18:00頃にホームページ
に掲載予定。

今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

■◇■専門調査会開催案内■◇■ 【かび毒・自然毒】【プリオン】【農薬】

■第9回かび毒・自然毒等専門調査会■
日時:平成20年10月14日(火) 14:00 〜 16:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)食品中の総アフラトキシンの食品健康影響評価
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/kabidoku_annai9.html

■第51回プリオン専門調査会■
日時:平成20年10月15日(水) 10:00 〜 12:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai51.html

■第44回農薬専門調査会幹事会■
日時:平成20年10月15日(水) 14:00 〜 17:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(クロルエトキシホス、ジクロスラム、スルフェントラゾン、
トリブホス、プロファム、ヘキサジノン及びメフェンピルジエチル)の
食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kanjikai_44.html

■第3回微生物・ウイルス専門調査会■
日時:平成20年10月17日(金) 10:00 〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)オランダ等における微生物のリスク評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/biseibutu-virus_annai3.html

■第24回農薬専門調査会総合評価第二部会(非公開)■
日時:平成20年10月17日(金) 14:00 〜 17:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(テフリルトリオン及びメソトリオン)の食品健康影響評価に
ついて
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_sougou2_24.html

■◇■意見交換会等のお知らせ■◇■ 【リスコミ】

■「食品の安全性に関するリスクコミュニケーター育成講座」の開催と
参加者の募集について■
・地域におけるリスクコミュニケーションを積極的に推進するため、消
費者、事業者など様々な食品関係者の立場や主張を理解し、また、意見
や論点を明確にするなど、地域において相互の意思疎通を円滑にする役
割を担うリスクコミュニケーターを育成することを目的として、ファシ
リテーションに関する基礎講座を実施します。講座を受講された方には、
地方公共団体が開催する意見交換会等において、進行役を務め、円滑に
進める役割を担っていただくことを期待します。
○岡山会場
日時:平成20年11月11日(火) 9:30〜17:00
場所:岡山国際交流センター5階会議室
    (岡山市奉還町2丁目2番1号)
主催:食品安全委員会、岡山県
プログラム:
◇DVD上映「21 世紀の食の安全〜リスク分析手法の導入〜」
◇導入とオリエンテーション
◇講義「ファシリテーションとは」
◇セッション1・基本的なスキル(その1)
◇セッション2・基本的なスキル(その2)
◇セッション3・演習
◇ふりかえり※募集等詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/kouza_annai_okayama_201111.html

■◇■意見・情報の募集■◇■ 【農薬】

■「イミシアホス」に関する意見・情報の募集について■
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc1_nouyaku_imips_201009.html

■「フェリムゾン」に関する意見・情報の募集について■
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc2_nouyaku_feriz_201009.html

上記募集期間:
平成20年10月9日(木)から11月7日(金)17:00まで

■◇■新着情報■◇■

■食品安全モニターからの報告(平成20年8月分)について■
http://www.fsc.go.jp/monitor/2008moni-saisyuhoukoku.pdf

■食品安全委員会事務局技術参与(非常勤)の募集について■
http://www.fsc.go.jp/sonota/jimukyoku_annai_201009.pdf

****************************************************************
厂厂厂厂 3.主なリスク評価等の更新情報
厂厂厂       (10月2日〜10月8日)
厂厂    【添加物】【動薬】【肥料・飼料】【農薬】

****************************************************************
●10月2日(木)
・「添加物専門調査会(第61回)の議事録」を掲載
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20080829te2

●10月3日(金)
・「リスク評価:動物用医薬品((承認申請に係る案件)(鶏脳脊髄炎・
鶏痘混合生ワクチン(ノビリスAE+Pox)、鶏伝染性気管支炎生ワクチ
ン(アビテクトIB/AK)、豚パルボウイルス(油性アジュバント加)不
活化ワクチン(パルボテック)、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カル
シウム及び酢酸ナトリウムを有効成分とする牛の注射剤(酢酸リンゲル−V
注射液))の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-vaccine_nobilis_ta-n-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)鶏脳脊髄炎・
鶏痘混合生ワクチン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-tori_nousekizuien-k-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)鶏伝染性気管
支炎(AK01株)生ワクチン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-tori_kikansi-ak01-k-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)豚パルボウイ
ルス(油性アジュバント加)不活化ワクチン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-buta_parvovirus-k-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、酢酸ナトリウム)の受付文書」
を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-enka_natoriumu_ta-k-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)アビラマイシ
ン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-avilamycin-k-200912.pdf

・「リスク評価:肥料・飼料等(エフロトマイシン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-efrotomycin-200912.pdf

・「リスク評価:肥料・飼料等(ノシヘプタイド)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-nosiheptide-200912.pdf

・「リスク評価:肥料・飼料等(タウリン(対象外物質))の受付文書」を
掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-taurine_taishougai-200922.pdf

・リスク評価:動物用医薬品((再審査に係る案件)(鶏伝染性気管支
炎生ワクチン(4−91株)(ノビリスIB4−91))の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-vaccine_nobilis_ta-n-200912.pdf

・「リスク評価:動物用医薬品((残留基準設定に係る案件)鶏伝染性
気管支炎(4-91株)生ワクチン)の受付文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-tori_kikansi-4-91-k-200912.pdf

・「リスク評価:農薬(フルフェンピルエチル)の通知文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-flufenpyrethyl.pdf

・「リスク評価:農薬(クロフェンセット)の通知文書」を掲載
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-clofencet.pdf

●10月7日(火)
・「食品安全委員会(第254回)の議事録」を掲載
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai254/dai254kai-gijiroku.pdf

●10月8日(水)
・「農薬専門調査会確認評価第二部会(第14回)の議事録」を掲載
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20080730no1

****************************************************************
厂厂厂厂4.専門委員便り
厂厂厂          「ハザードからリスクへ」
厂厂     農薬専門調査会専門委員  林 真
****************************************************************

 食品安全委員会の発足当時から、遺伝毒性の専門家として評価のお
手伝いをしてきた。本年の3月までは農薬、添加物、動物用医薬品の
専門調査会に属し、いろいろな経験をさせて頂いた(本年4月からは
農薬と添加物専門調査会)。先ず、食品安全委員会の各専門調査会は
公開での審議が原則であり、傍聴人の前での発言に緊張感を覚えた記
憶が今も蘇る。また、今ではかなり一般的になってきたが、ハザード
の同定からリスクベースでの評価への移り変わりを率先するものであ
った。どうしても身についたハザード同定に思考が片寄り、暴露情況
を無視した形で議論が進んだ。日本にはハザードとリスクの違いを明
確に区別してリスク評価を行う土壌がないのではないかと考えたこと
もあった。ある国際会議の時、この問題について欧米の専門家に意見
を求めると、これは日本特有のことではなく、欧米においても両者を
はっきり区別して語れる人は少ないとのことで、ほっとして良いもの
なのか、これこそが問題なのか、複雑な気持ちであった。
 ハザードとリスクの問題は遺伝毒性の分野で特に深刻である。遺伝
毒性には閾値がない、特にDNAと直接反応する化学物質には閾値
を設定できない、との考えが現在も主流である。食品安全委員会でも
遺伝毒性をメカニズムとするがん原性物質にはADIを設定しないの
が原則である。最近、やっとこの問題に正面から取り組んだシンポジ
ウム等が開催されるようになり、サイエンスの問題としても議論でき
るようになってきたことは、遅まきながら第一歩を踏み出した感があ
る。今後の議論に期待する。
 リスク評価には正確なハザード同定が必要であることは当然である
が、遺伝毒性の評価はAmes試験のみで行われるものではない。
種々の指標、評価系を考慮する(特にin vitro vs in vivo)
のみならず、陽性結果を与える条件(特にその用量が適切であるかど
うか)を考慮しなければならない。これらに基づいた正確なハザード
同定の上に、用量相関関係、暴露評価を加味したリスク評価が求めら
れる。実質安全量、ベンチマークによる安全域が議論されている。た
だし、遺伝毒性の分野においてはin vivoでの評価が多く(動物
福祉の観点からin vitro重視への圧力が強くなることが予想さ
れる)、in vitro試験系での結果、特に陽性結果をどのように
反映するかの議論が必要である。安全係数に反映させるのも一つの考
えである。正確であり、かつ現実的でもあるリスク評価を踏まえたリ
スク管理が求められ、さらに的確なリスクコミュニケーションが行わ
れなければならないことは確かだが、まず、専門家間でのリスクコミュ
ニケーションが必要ではなかろうか。

<参考>
in vivo (イン・ビボ):ラテン語で、「生体内で」という意味です。
生化学や分子生物学などの分野で、in vitroとは異なって各種の条件
が人為的にコントロールされていない生体内で起きている反応・状態
という意味で使われます。
in vitro (イン・ビトロ):ラテン語で、「試験管内で」という意味
です。in vivoの対義語で、生体内で営まれている機能や反応を試験管
内など生体外に取り出して、各種の実験条件が人為的にコントロール
された環境(理想的には、未知の条件が殆ど無い)で起きている反応・
状態という意味で使われます。

****************************************************************
厂厂厂厂5.その他
厂厂厂
****************************************************************
■◇■食品の安全に関する情報の検索システムの紹介■◇■

 食品安全委員会が作成している「食品安全総合情報システム」は、
食品安全委員会、専門調査会などの配布資料・議事録、専門用語解説、
Q&A、海外情報などの総合データベースです。
 初めての方にもわかりやすいものから専門的なものまで、知りたい
情報を簡単検索。食品安全委員会が蓄積してきた膨大なデータ・情報
を、いつでも、好きなときにご活用いただけます。(登録不要)
※食品安全総合情報システムへはこちらからアクセスして下さい。
http://www.ifsis.fsc.go.jp/fsilv1/do/FSILogon

■◇■農林水産省からのお知らせ■◇■

 食品安全エクスプレス(農林水産省メールマガジン)を登録しませ
んか?
 農林水産省、食品安全委員会、厚生労働省の食品の安全に関する情報、
意見交換会やセミナーに関する情報などを毎日(月〜金)メールでお届
けします(無料)。
 農林水産省ホームページのメールマガジンのサイトから登録して下さい。
※詳細はこちらをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/index.html

■◇■食品安全委員会e-マガジンバックナンバーのお知らせ■◇■

 以下のアドレスから、バックナンバーをご覧いただけます。
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

◆◇◆============================================================◇
『編集後記』
4名。驚愕の数字だ。
ノーベル物理学賞を3名の日本人科学者が受賞のニュースが駆け巡った
その翌日、今度は化学賞で1名受賞との報道が。なんとすばらしいこと
だろう。
日本人ノーベル賞受賞者といえば「湯川 秀樹 博士」しか思い浮かばな
い(他の受賞者の方々、申し訳ありませんm(_ _)m )ような私であるが、
これほど一度に複数の受賞者が出たとなると、自分には全く関係ないに
も関わらず、なんとはなしにウキウキしてくる。受賞された方々には、
心からお慶び申し上げます。
受賞対象となった研究論文が30数年前、40数年前と聞くに及び、更
に驚きでる。およそ半世紀前にもなるではないか。頭の中の科学を時代
の科学で証明できねばダメということか。大変だな、研究というものは。
受賞者の喜びは一入であろう。
明るい話題に感謝とともに、「健康第一」という言葉が心に響いた今週
なのであった。  (八街)
◆◇◆============================================================◇

∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽
 食品安全委員会e−マガジン第117号は平成20年10月17日(金)
配信予定です。
∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽〜〜∽∽
※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メールは
 受け付けておりません。

<配信中止・配信先変更はこちら>
https://regist11.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=obp-njsd-3fc1064b497e44431b2fd03ce8281bde
<食の安全に関するご意見・ご要望はこちら>
●「食の安全ダイヤル」
・受付電話番号:03−5251−9220・9221
(月曜日から金曜日の10:00〜17:00)

・メールでの受付: https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-0001.html
メールマガジンに関するご質問も上記のフォームで受付致しますが、
フォーム中「表題」の箇所に『メールマガジンについて』と記載して下さい。
なお、送付頂いたすべての内容にお答えできない場合もありますが、
今後の参考とさせて頂きます。
================================================================
〜ご利用にあたって〜
当メールマガジンでは一部PDFを利用しております。
PDFファイルをご覧頂くためには、下記アドレスから「Adobe Reader」を
ダウンロードしてください。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

[食品安全委員会e−マガジン]
編集:食品安全委員会e−マガジン編集会議
発行:内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課
〒100−8989 東京都千代田区永田町2−13−10
プルデンシャルタワー6階
URL: http://www.fsc.go.jp/


〒107-6122 東京都港区赤坂 5-2-20 赤坂パークビル22階 TEL 03-6234-1166 FAX 03-3584-7390 ほげほげほげ げほげほげほ
食品安全委員会事務所所在地図(別ウインドウで開きます)