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食品安全委員会e−マガジン 第30号


食品安全委員会e−マガジン 第30号

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内閣府食品安全委員会事務局 発行 (毎週金曜日発行)       
食品安全委員会e−マガジン 第30号   平成19年1月12日    
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〓〓〓 目 次 〓〓〓

1.見上委員長年頭所感

2.食品安全委員会などの会合結果
◆食品安全委員会の会合結果
◆専門調査会の会合結果
・第42回新開発食品専門調査会(非公開)
・第2回農薬専門調査会確認評価第一部会(非公開)
・第15回汚染物質専門調査会
◆意見交換会等の概要
・「地域の指導者育成講習会(秋田)〜食の安全情報の共有化を
 目指して〜」

3.食品安全委員会からのお知らせ
◆食品安全委員会開催案内
・第174回食品安全委員会
◆専門調査会開催案内
・第20回緊急時対応専門調査会
・第9回農薬専門調査会幹事会
・第7回農薬専門調査会総合評価第二部会(非公開)
・第44回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)
◆意見・情報の募集
・遺伝子組換え食品等「ジェランガムK3B646」
・農薬「カズサホス」
◆意見交換会等のお知らせ
・「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−農薬に関する
 OECDの取組−(仮題)」の開催と参加者の募集について
・「地域の指導者育成講習会〜食の安全情報の共有化を
 目指して〜」
 ○三重県津市会場
○大阪府大阪市会場
○徳島県徳島市会場
 ○埼玉県さいたま市会場
・「食品に関するリスクコミュニケーション(農薬に関する意見交
 換会)」
 ○福島県福島市会場
○大分県大分市会場
 ○山梨県甲府市会場
◆新着情報
・「米国BSEサーベイランス見直しに対する見解について」を掲載
◆ホームページコンテンツの紹介
・鳥インフルエンザについて
・English page(食品安全委員会ホームページ(英語版))

4.専門委員だより
「日本バイオアッセイ研究センターと発がん物質」
          添加物専門調査会座長 福島昭治

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1.見上委員長年頭所感
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 新年あけましておめでとうございます。
 昨年暮れに食品安全委員会委員長の大役を仰せつかりました。
現在6人の委員が一丸となって、国民の健康の保護を最優先に新
たな体制で運営に取り組んでいるところです。新年を迎え、委員長
としてあらためて身の引き締まる思いでおります。
科学に基づく食品安全行政の推進のためには、食品安全委員会
における科学的知見に基づく中立公正な食品健康影響評価の着実
な実施が不可欠であります。同時に、国民の皆様に理解していただ
くためには、専門的・科学的な評価内容を国民の皆様へわかりやす
く伝え、消費者、事業者など関係者間の双方の意見・情報交換を行
うリスクコミュニケーションの推進が重要となってきます。
 私達は、科学による食品の「安全」の確保と、リスクコミュニケー
ションによる「信頼」の確保を目標に、食品安全委員会としてその役
割をしっかり果たしていこうと思います。今後とも国民の皆様の一層
のご協力やご理解をお願いいたします。

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2.食品安全委員会などの会合結果
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■□■食品安全委員会の会合結果■□■

■第173回食品安全委員会■
日時:平成19年1月11日(木) 14:00〜15:35
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:38名

議事概要:

(1)農薬専門調査会における審議状況について

1)「カズサホス」に関する意見・情報の募集について
・事務局から説明。
・取りまとめられた評価書案について意見・情報の募集手続に入る
ことが了承された。

<参考>
1)殺虫剤で、だいこん、にんにく等に使用し、大豆、えだまめ等へ
の適用拡大申請がされています。

(2)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議状況について

1)「ジェランガムK3B646」に関する意見・情報の募集について
・事務局から説明。
・取りまとめられた評価書案について意見・情報の募集手続に入る
ことが了承された。

<参考>
1)乳製品等の乳タンパクの品質改良に用いられる添加物(増粘
多糖類)です。

(3)米国の対日輸出認定施設の現地調査等の報告について(厚
生労働省及び農林水産省からの報告)

・厚生労働省から説明。
・委員より、(1)米国側による抜き打ち査察を行った施設の数(2施
設)が少ないのではないか、(2)米国産牛肉に対する全箱開梱検査
は見直すのか、(3)韓国における米国産牛肉のダイオキシン汚染に
ついて事実関係はどうなっているのかとの質問が出された。

(4)BSE対策に関する調査結果について(厚生労働省からの報告)

・厚生労働省から説明。
・委員より、(1)ピッシング中止について、諸外国と日本の異なる点は
なにか、(2)日本でピッシング中止が進まない理由はなにか、(3)米国
にはSSOP(標準作業手順書)に基づく点検記録はあるのか、(4)ピッ
シングを伴わないと畜において、米国はどのように対応しているのか
との質問が出された。

(5)米国BSEサーベイランス見直しに対する見解について(報告)

・プリオン専門調査会において米国BSEサーベイランス見直しに対する
見解を取りまとめた旨、事務局から説明。
・プリオン専門調査会としての見解を英訳も含めてホームページに
掲載することについて了承された。
・見解については、事務局からリスク管理機関へ伝えることとなった。

(6)動物用医薬品専門調査会及び肥料・飼料等専門調査会の運営
について(ポジティブリスト制度導入に伴う評価体制強化に関する
事項)(報告)

・動物用医薬品専門調査会における確認評価部会の設置、肥料・
飼料等専門調査会における飼料評価部会の設置について、事務局
から説明。

(7)平成19年度食品安全委員会予算(案)の概要及び組織・定員
要求の結果について(報告)

・事務局から説明。

(8)平成19年度食品健康影響評価技術研究の研究領域の候補に
ついて(報告)

・長尾委員及び事務局から説明。
・化学物質系研究領域、生物系研究領域、新食品等研究領域及び
リスクコミュニケーションに関する研究領域から各1領域、合計4領域
が決定され、研究課題の公募手続に入ることとなった。

(9)その他

・EFSA GBR評価手法改正案に対するコメント
EFSAのGBR評価手法改正案に対し、食品安全委員会事務局
のコメント案を取りまとめた。今後、このコメント案を更に精査した
上で、英文に直し、EFSAに提出することとなった。

<参考>
・EFSA(European Food Safety Authority):欧州食品安全機関。
・GBR評価:EFSAで行っている地理的BSEリスク評価のことです。

・薬剤耐性菌に対するワーキンググループの体制の変更について
薬剤耐性菌の食品健康影響評価については、動物用医薬品専門
調査会、肥料・飼料等専門調査会に微生物専門調査会を加えた
3専門調査会によるワーキンググループで、審議を行うこととなった。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai173/index.html

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◆◇◆専門調査会会合結果◆◇◆

◆第42回新開発食品専門調査会(非公開)◆
日時:平成18年12月22日(金) 14:00〜16:15
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

(1)特定保健用食品の食品健康影響評価について

1)キリン ブナハリ茸
・「本食品については、適切に摂取する限りにおいては、安全性に
問題がないと判断される。」と評価され、評価書(案)を食品安全
委員会に報告することとなった。
2)明治リカルデント(TM)ミルク
・審議の結果、追加資料の提出を求めることとなった。
3)明治満足カルシウムについて
・寄せられた意見・情報について説明の上、回答案につき審議を
行った。一部修正の上、専門委員に確認した後、食品安全委員会
に報告することとなった。

<参考>
1)血圧が高めの方に適することを特定の保健の目的とする粉末
形態の特定保健用食品です。
2)歯を丈夫で健康にする旨を特定の保健の目的とする乳飲料形
態の特定保健用食品です。
3)骨粗しょう症になるリスクを低減することを特定の保健の目的と
する乳飲料形態の特定保健用食品です。
○特定保健用食品
身体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、
血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の
調子を整えるのに役立つなどの、特定の保健の用途に資するもので
あることを表示するもの。トクホ(特保)と略称されることがあります。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/sinkaihatu/s-dai42/index.html

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◆第2回農薬専門調査会確認評価第一部会(非公開)◆
日時:平成18年12月25日(月) 14:00〜17:40
場所:食品安全委員会 中会議室

議事概要:

(1)農薬の食品健康影響評価について

1)ジメトモルフについて審議された結果、0.11mg/kg体重/日を
一日摂取許容量(ADI)とし、農薬専門調査会幹事会に報告する
こととなった。
2)フェンブコナゾールについて審議された結果、0.03 mg/kg体
重/日を一日摂取許容量(ADI)とし、農薬専門調査会幹事会に
報告することとなった。
3)ホルペットについては継続審議とされ、今後の審議の進め
方については農薬専門調査会幹事会で検討することとなった。

<参考>
1)殺菌剤で、ぶどう、きゅうり等に使用し、小豆やかぼちゃ等
への適用拡大申請がされています。ポジティブリスト制度導入
に伴う残留基準値も設定されています。
2)殺菌剤で、りんご、ぶどう等に使用し、茶への適用拡大申
請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準
値も設定されています。
3)殺菌剤で、小豆、きゅうり等の残留基準値設定のためリス
ク評価を実施しました。ポジティブリスト制度導入に伴う残留
基準値も設定されています。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/kakunin1_dai2/index.html

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◆第15回汚染物質専門調査会◆
日時:平成18年12月26日(火) 14:00〜17:10
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:

(1)食品からのカドミウム摂取の現状にかかる安全性確保に
ついて

・金沢大学の城戸教授及び金沢医科大学の中川教授による
カドミウムに関する講演及び意見交換が行われた。

(2)汚染物質・化学物質専門調査会合同ワーキンググループにおける審議
の状況の報告

●清涼飲料水に係る化学物質の食品健康影響評価について
・以下の9物質の評価書(案)について、報告が行われた。評価書(案)の一
部表記を修正し、専門委員に確認した上で、食品安全委員会へ報告するこ
ととなった。
1)四塩化炭素
2)1,4-ジオキサン
3)1,1-ジクロロエチレン
4)シス-1,2-ジクロロエチレン
5)トランス-1,2-ジクロロエチレン
6)塩素酸
7)ジクロロアセトニトリル
8)抱水クロラール
9)塩素(残留塩素)

<参考>
1)フロンガスの原料やスプレー等の噴射剤、金属の洗浄剤として
使われており、石油などから製造される物質です。水系での汚染が
知られています。
2)非イオン界面活性剤を製造する過程で生成され、洗剤などの
製品に不純物として含有される物質です。水系での汚染が知ら
れています。
3)家庭用ラップ、食品包装用フィルム、樹脂製造用の原料として
使われている物質です。水系での汚染が知られています。
4)、5)プラスチック製造用の原料として使われている物質です。
水系での汚染が知られています。
6)水道水の浄水処理に二酸化塩素が使用されると生じることが
あります。また、同様に浄水処理に使われる次亜塩素酸の長期間
貯蔵等で生じることがあります。
7)、8)水に含まれる有機物と塩素が反応してできる物質です。
塩素による浄水処理の際に生じる副生成物です。
9)水道水の浄水処理で使われた塩素化合物に由来する水道水
中に残った塩素のことです。衛生的な面から、法令により、給水口
で0.1mg/l以上確保することが義務付けられています。

●水道により供給される水の水質基準の設定について
・塩素酸の評価書(案)について報告が行われ、食品安全委員会へ
報告することとなった。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/osen/o-dai15/index.html

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▼△▼意見交換会等の概要▼△▼

▼「地域の指導者育成講習会(秋田)〜食の安全情報の共有化を
目指して〜」の開催結果について▼

日時:平成18年12月22日(金) 10:30〜16:30
場所:秋田市文化会館 5階大会議室
主催:食品安全委員会、秋田県、(独)農林水産消費技術センター
仙台センター
参加者:58名(地方自治体職員、食品関連事業者、食品安全モ
ニター、公募による参加者など)

議事概要:
●講演 「食品の安全と信頼確保」
        日野 明寛(内閣府食品安全委員会事務局次長)
●演習 「効果的な意見交換会を進めるために関係者が心得る
     ことは何か」
        堀口 逸子(順天堂大学医学部)

●概要:
・午前中の講演に引き続き、午後の演習では、はじめに講師の
堀口逸子氏からリスクコミュニケーションと演習に用いるゲーミン
グシミュレーションについて説明があり、その後、参加者がグルー
プに分かれ、実際に演習を行った。
今回の演習では、参加者が与えられた立場に立って、食品に関
する問題への対応を積極的に考え、かつ、参加者間で意見を交
換することを通じて、自分とは異なる意見・価値観の存在に気づ
き、コミュニケーション能力を高めることを目的としている。

<参考>
・ゲーミングシミュレーション:ゲームの参加者が与えられた立場
の役割を演じ、参加者間で意見を交換しながら、現実の問題を
再現する手法。
参加者は、コミュニケーションを通じて、それぞれの立場によって
多様な意見があることを実感することにより、異なった角度から
問題の理解を深めることができるなどの効果がある。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/kouza181222/kouza-akita181222.html

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2.食品安全委員会からのお知らせ
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※開催案内は1月12日17:00現在のものです。

■□■食品安全委員会開催案内■□■

■第174回食品安全委員会■
日時:平成19年1月18日(木) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成19年1月16日(火)18:00頃にホームページに掲載予定

※今後の食品安全委員会等開催予定はこちらをご覧下さい。
<http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html>

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◆◇◆専門調査会開催案内◆◇◆

◆第20回緊急時対応専門調査会◆
日時:平成19年1月15日(月) 10:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)緊急時対応訓練について
 ・第2回訓練(実動訓練)について
 ・第3回訓練(個別要素訓練)について
 ・緊急時対応訓練の評価手法について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/kinkyu_annai20.html

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◆第9回農薬専門調査会幹事会◆
日時:平成19年1月15日(月) 14:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:
(1)農薬(ジノテフラン)の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_kanjikai_9.html

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◆第7回農薬専門調査会総合評価第二部会(非公開)◆
日時:平成19年1月15日(月) 14:30
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)農薬(フルフェノクスロン、シフルメトフェン及びシロマジン)
の食品健康影響評価について
(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_dai2_7.html

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◆第44回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)◆
日時:平成19年1月16日(火) 14:00
場所:食品安全委員会 中会議室
議題:
(1)食品健康影響評価について意見を求められた遺伝子組換え食品等の
 安全性評価について
 ・SPEZYME FRED(TM)
 ・高リシントウモロコシLY038系統

(2)その他

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/osirase/idensi_annai44.html


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●○●意見・情報の募集●○●

●「ジェランガムK3B646」に係る食品健康影響評価に関する審議
結果(案)についての意見・情報の募集について●
募集期間:
平成19年1月11日(木)〜平成19年2月9日(金)17:00まで
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_gellangum_190111.html

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●「カズサホス」に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)
についての意見・情報の募集について
募集期間:
平成19年1月11日(木)〜平成19年2月9日(金)17:00まで
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_cadusafos_190111.html

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▼△▼意見交換会等のお知らせ▼△▼

▼「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−農薬に関するOECD
の取組−(仮題)」の開催と参加者の募集について▼

日時:平成19年1月24日(水) 14:00〜17:00
場所:星陵会館
内容:
(1)講演「日本における残留農薬のリスク評価(仮題)」
      鈴木 勝士 (食品安全委員会農薬専門調査会座長)
  講演「農薬に関するOECDの取組(仮題)」
      リチャード・シグマン氏(OECD環境局主任行政官)
(2)会場との意見交換

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/tokyo_risk190124.html

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▼「地域の指導者育成講習会〜食の安全情報の共有化を目指して〜」の
開催と参加者の募集について▼

 地域におけるリスクコミュニケーションを積極的に推進するため、標記
講習会を下記のとおり開催いたします。
 本講習会では、食品の安全性確保のためのリスク分析の考え方や食品安
全委員会の取組について講演を行った後、グループに分かれてリスクコミュ
ニケーション能力を高めるための演習を行います。
 参加者には、本講習会で得た知識・経験を踏まえ、地域におけるリスク
コミュニケーションを推進していただき、情報・理解の裾野を広げていく
ことを期待しています。
 本講習会は、全国各地で開催を予定しており、今後の開催場所及び日程に
ついては、随時ホームページでお知らせします。

●三重県津市会場
日時:平成19年1月25日(木) 10:00〜16:30
場所:三重県津庁舎 6階大会議室
対象:食品安全に関する知識や経験を有する方で、地域における
 リスクコミュニケーションの推進に意欲的な方 20名程度
 公募(全体100名)
 (希望者多数の場合は選考により決定いたします)
主催:食品安全委員会、三重県
プログラム
  ・講演 「食品の安全と信頼確保」
   日野 明寛(内閣府食品安全委員会事務局次長)  
  ・演習 「効果的な意見交換会を進めるために関係者が心得る
  ことは何か」
   堀口 逸子(順天堂大学医学部)
参加希望の方は、下記URLの募集のお知らせをご覧の上、
 平成19年1月15日(月)(必着)までにFAXでお申し込み下さい。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/mie_ikusei190125.html

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●大阪府大阪市会場
日時:平成19年2月2日(金) 10:00〜16:30
場所:ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)  5階特別会議室
対象:食品安全に関する知識や経験を有する方で、地域における
 リスクコミュニケーションの推進に意欲的な方 20名程度
 公募(全体80名)
 (希望者多数の場合は選考により決定いたします)
主催:食品安全委員会、
   大阪府、大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、(独)農林水産消費
  技術センター神戸センター
共催:食の安全・安心大阪府民会議
プログラム
  ・講演 「食品の安全と信頼確保(仮題)」
   小泉 直子(食品安全委員会委員)  
  ・演習 「効果的な意見交換会を進めるために関係者が心得る
  ことは何か」
   堀口 逸子(順天堂大学医学部)
参加希望の方は、下記URLの募集のお知らせをご覧の上、
 平成19年1月22日(月)(必着)までにFAXでお申し込み下さい。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/oosaka_ikusei190202.html

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●徳島県徳島市会場
日時:平成19年2月7日(水) 10:00〜16:30
場所:アスティ徳島 第4会議室
対象:食品安全に関する知識や経験を有する方で、地域における
 リスクコミュニケーションの推進に意欲的な方 10名程度
 公募(全体50名)
 (希望者多数の場合は選考により決定いたします)
主催:食品安全委員会、徳島県、(独)農林水産消費技術センター岡山
  センター
   プログラム
  ・講演 「食品の安全と信頼確保」
   永田 明(内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーション官)  
  ・講演 「食品の表示と真正性の確認検査」
   (独)農林水産消費技術センター岡山センター
  ・演習 「効果的な意見交換会を進めるために関係者が心得る
  ことは何か」
   堀口 逸子(順天堂大学医学部)
 参加希望の方は、下記URLの募集のお知らせをご覧の上、
 平成19年1月26日(金)(必着)までにFAXでお申し込み下さい。

※詳細はこちらをご覧下さい。
 http://www.fsc.go.jp/koukan/tokushima_ikusei190207.html

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●埼玉県さいたま市会場
日時:平成19年2月9日(金) 10:00〜16:30
場所:さいたま新都心合同庁舎2号館 共用大研修室5A
対象:食品安全に関する知識や経験を有する方で、地域における
 リスクコミュニケーションの推進に意欲的な方 10名程度
 公募(全体50名)
 (希望者多数の場合は選考により決定いたします)
主催:食品安全委員会、埼玉県、さいたま市、(独)農林水産消費技術セ
  ンター本部
プログラム
  ・講演 「食品の安全と信頼確保」
   永田 明(内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーション官)  
  ・講演 「客観的な食品表示とは(仮題)」
   (独)農林水産消費技術センター本部
  ・演習 「効果的な意見交換会を進めるために関係者が心得る
  ことは何か」
   堀口 逸子(順天堂大学医学部)
 参加希望の方は、下記URLの募集のお知らせをご覧の上、
 平成19年1月29日(月)(必着)までにFAXでお申し込み下さい。

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/saitama_ikusei190209.html

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▼「食品に関するリスクコミュニケーション(農薬に関する意見交換
会)」の開催と参加者の募集について▼

●福島県福島市会場
日時:平成19年1月25日(木) 13:30〜16:30
場所:福島県文化センター 小ホール
主催:食品安全委員会、厚生労働省・東北厚生局、農林水産省・東北農
  政局
議事次第:
第1部 農薬に関する情報提供
(1)農薬及びポジディブリスト制度への対応等について(東北農政局
  担当官)
(2)ポジティブリスト制度施行後の状況及び今後の対応について(厚
  生労働省担当官)
(3)農薬の環境影響について(東京農業大学農学部助教授)
(4)農薬のリスクと安全性評価について(財団法人残留農薬研究所理
  事長)
第2部 パネルディスカッション及び意見交換
(1)パネルディスカッション
(2)会場内参加者との意見交換

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/fukushima_risk190125.html

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●大分県大分市会場
日時:平成19年1月30日(火) 13:30〜16:30
場所:コンパルホール 3階多目的ホール
議事次第:
第1部 農薬に関する情報提供
(1)農薬及びポジディブリスト制度への対応等について(九州農政局
  担当官)
(2)ポジティブリスト制度施行後の状況及び今後の対応について(厚
  生労働省担当官)
(3)農薬の環境影響について(独立行政法人農業環境技術研究所理事)
第2部 パネルディスカッション及び意見交換
(1)パネルディスカッション
(2)会場内参加者との意見交換

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/ooita_risk190130.html

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●山梨県甲府市会場
日時:平成19年2月14日(水) 13:30〜16:30
場所:山梨県立文学館 講堂
主催:食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省・関東農政局
議事次第:
第1部 農薬に関する情報提供
(1)農薬及びポジディブリスト制度への対応等について(関東農政局
  担当官)
(2)ポジティブリスト制度施行後の状況及び今後の対応について(厚
  生労働省担当官)
(3)農薬の環境影響について(独立行政法人農業環境技術研究所理事)
(4)農薬のリスクと安全性評価について(財団法人残留農薬研究所理事長)
第2部 パネルディスカッション及び意見交換
(1)パネルディスカッション
(2)会場内参加者との意見交換

※詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/koufu_risk190214.html

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●○●新着情報●○●

●「米国BSEサーベイランス見直しに対する見解について」を掲載●
http://www.fsc.go.jp/hyouka/bse/bse_survaillancerecons.pdf

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▲▽▲ホームページコンテンツの紹介▲▽▲

▲鳥インフルエンザについて▲
http://www.fsc.go.jp/sonota/tori1603.html

▲English page(食品安全委員会ホームページ(英語版))▲
・平成18年12月27日より、リニューアルしました。
http://www.fsc.go.jp/english/index.html

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4.専門委員だより
「日本バイオアッセイ研究センターと発がん物質」
         添加物専門調査会座長  福島昭治
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 私は、平成18年3月末をもって、大阪市立大学大学院医学研究
科(医学部)を定年退職し、4月から縁があって神奈川県秦野市に
ある日本バイオアッセイ研究センター(以下、バイオアッセイ)にて
管理運営にあたるとともに研究に従事しています。今回、食品安全
委員会e−マガジンへの寄稿にあたって、バイオアッセイと発がん
物質との係りを紹介したいと思います。
 疫学的手法により、工場などの高濃度の化学物質に曝露される
特定の環境下におけるがんの発生がこれまでに多く明らかにされ、
職業がんとして話題になりました。染料工場の従業員に膀胱がん
が発生しやすく、塩化ビニルを扱う工場では肝がんが、マスタード
ガスを扱う工場では肺がんが高率に発生したなどという報告があり
ます。最近、話題になっているアスベストによる中皮腫、肺がんの
発生は職業がんとしてのそれが、一般の環境下の人達に拡大した
ものです。
 一方、発がん物質の大多数は実験的手法を用いて同定されてい
ます。ラットやマウスなどを用いる約2年間にわたる発がん性試験で、
高用量域において用量相関性を持ってがんが発生するか否かで化
学物質の発がん性を判定しています。バイオアッセイでは、ヒトが
曝露される新規あるいは既存の化学物質に発がん性があるか否か
を検証することを目的として試験研究を実施しています。リスク評
価の第一関門である有害事象の検証、すなわち何が発がんリスク
の原因であるかを実験的に見つけるために国が設立した試験研究
施設です。
 ヒトは食品添加物、医薬品、農薬等として多くの化学物質による
恩恵を享受している反面、そのデメリットも受け入れざるを得ません。
我々は"発がん物質と共存しなければならない"というのが基本原則
ですが、少しでも発がん物質を排除するという姿勢が求められていま
す。バイオアッセイではリスク評価にあたって極めて重要である化学
物質の発がん性検証に真正面から取り組み、日夜努力しています。



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新年おめでとうございます。今年も食品安全委員会e−マガジンのご愛読をよろしくお願い致します。
食品安全委員会e−マガジン第31号は平成19年1月19日(金)配信予定です。
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