食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06230030160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、硝酸塩サーベイランス監視プログラム年次報告書(2022年4月~2023年3月)を公表
資料日付 2024年2月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は2月7日、硝酸塩サーベイランス監視プログラム年次報告書(2022年4月~2023年3月)を公表した。概要は以下のとおり。
(以下、報告書「要約」)
 英国は欧州連合(EU)の一部ではなくなったが,維持された欧州委員会規則(EU)1258/2011に基づき、2021年1月以降も監視活動を継続している。英国硝酸塩サーベイランス・プログラムは、レタス、ホウレンソウ、ルッコラにおける硝酸塩の監視実施要件を満たしている。結果は2022年4月1日から2023年3月31日までの期間のものである。
 本サーベイランスは1996年5月以来、2019~20年を除いて実施されており、旧英国農業水産食料省 (MAFF)(現英国環境・食料・農村地域省(Defra))/FSA食品サーベイランス情報シートにおいて報告されている。今回、英国産レタス、ホウレンソウ、ルッコラの監視は、RSK ADAS社がNRM Laboratoriesとの提携において実施している。
 本調査は英国におけるコンプライアンスを監視し、緑葉野菜における検出濃度に関するデータを収集するものである。
 レタス120検体、ルッコラ18検体、ホウレンソウ21検体からなる、合計200検体が採取された。「その他の緑葉野菜」に分類された41検体には、フダンソウ、ハクサイ、ミズナ、ケール、チンゲンサイが含まれた。最も低い平均硝酸塩濃度を記録したのは夏栽培のアイスバーグ・レタス(1,045.1 mg/kg)であった。最大硝酸塩濃度を超えたアイスバーグは1検体であった。最も高い平均硝酸塩濃度がみられたのは、「その他の緑葉野菜」(7,701.3 mg/kg)及び夏栽培のルッコラ(7,235.7 mg/kg)であった。
 今年、最大濃度を超えた検体数は6検体に減少した。その内訳は、アイスバーグ1検体、夏に採取された露地栽培の非アイスバーグレタス2検体、夏に採取されたルッコラ2検体、ホウレンソウ2検体である。(訳注:原文ママ)さらに14検体が最大濃度の10%以内であった。過去の傾向に照らすと、ルッコラ及びホウレンソウにおいては年間平均硝酸塩濃度が再び上昇しており、最大濃度を超えた検体の割合は増加した。
 例年と同様に、栽培シーズン後半に採取された検体の方がより高い濃度を示したことから、硝酸塩濃度と採取日の間に強い相関関係が認められ、特に光量、利用可能な土壌水分、土壌中の硝酸塩の蓄積など、硝酸塩の蓄積及び気候との潜在的な相互作用が確認された。2022~2023年は、例年より気温が高く(特に夏季)、降雨量が少なく、日照時間が長かった。
 当該報告書は以下のURLから閲覧可能(PDF、54ページ)。
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/Nitrate%20Surveillance%20Monitoring%20Program.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/chemical-hazards-in-food-and-feed/nitrate-surveillance-monitoring-program-annual-report-april-2022-to-march-2023
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