（１）農薬専門調査会における審議状況について

１）「トリネキサパックエチル」に関する意見・情報の募集について

・担当委員の廣瀬委員及び事務局から説明。

・評価書（案）について、意見・情報の募集手続に入ることが了承された。

＊植物成長調整剤で、日本国内での食用作物への登録はありません。
ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準（いわゆる暫定基準）が設定されています。

（２）食品安全基本法第２４条に基づく委員会の意見の聴取について

１）農薬「アミスルブロム」に係る食品健康影響評価について

・「アミスルブロムの一日摂取許容量（ＡＤＩ）を０．１ｍｇ／ｋｇ体重／日と設定する。」との審議結果が了承され、リスク管理機関（厚生労働省）へ通知することとなった。

＊殺菌剤で、だいず、ばれいしょ等に使用し、ぶどう、てんさい等への適用拡大申請がされています。

２）動物用医薬品「性腺刺激ホルモン放出ホルモン・ジフテリア
トキソイド結合物を有効成分とする豚の注射剤（インプロバック）」に係る食品健康影響評価について

・「本製剤が適切に使用される限りにおいては、食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できるものと考えられる。」との審議結果が了承され、リスク管理機関（厚生労働省）へ通知することとなった。

＊豚に対する免疫学的去勢効果を目的とした注射剤です。