研究情報詳細

評価案件ID cho99920070502
評価案件 器具・容器包装に用いられる合成樹脂のリスク評価法に関する研究(研究課題番号0502)
資料日付 2008年3月31日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
事業概要 [主任研究者]所属:国立医薬品食品衛生研究所/氏名:広瀬明彦
[内容]合成樹脂容器等には、原料モノマー、触媒、添加剤など、多種多様な化学物質が残存する可能性があり、食品の器具・容器包装として使用した場号の食品中への移行については使用形態や食品の特性などに応じて変化する。本研究では、器具・容器包装用途の合成樹脂由来の化学物質による健康影響を評価するためのガイドラインの提案を目的とした。米国、欧州連合(EU)などのリスク評価法について情報を収集、整理した結果、溶出試験で得られる溶出量から推定一日暴露量を算出し、その暴露量に応じた毒性試験項目と評価基準を設定するという国際的な手法を基に、毒性学的懸念の閾値(TTC)の概念と実際の使用形態を考慮した接触係数を導入したリスク評価ガイドラインを作成した。また、各種化学物質における事例検討を行った結果、使用頻度が高い合成樹脂等においては、米国やEUでの推定暴露量と必要な毒性試験項目が概ね賀致し、本ガイドライン案の妥当性が検証された。

(注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。
   本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。
事業名 食品健康影響評価技術研究
実施機関 食品安全委員会
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