調査情報詳細

評価案件ID cho20210060001
評価案件 FAO/WHOによる新たな食品中の微生物リスク評価手法に関する調査
資料日付 2021年3月31日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要 カンピロバクター、ノロウイルス、アニサキス等の病原微生物によるヒトへの食品健康影響を評価するための評価手法については、食品安全委員会は、平成19年に「食品により媒介される微生物に関する食品健康影響評価指針(暫定版)」(以下「評価指針(暫定版)」という。)を定め、それ以降、評価指針(暫定版)に基づき、腸管出血性大腸菌O157やカンピロバクターに関する食品健康影響評価やリスクプロファイルの作成等を行っている。
 評価指針(暫定版)は、国際機関や海外政府機関による食品中の微生物リスク評価手法を参考に作成されたものである。特に、FAO/WHOが作成した微生物リスク評価のための関連文書については、食品リスク評価機関が、食品に含まれる病原微生物による健康被害がどの程度であるか定量的あるいは定性的に評価するためのリスク評価手法を体系的にとりまとめたものであり、評価指針(暫定版)の基礎となっている。
 現在、Joint FAO/WHO Expert Meetings on Microbiological Risk Assessment (JEMRA) on Methodologies of Microbiological Risk Assessmentにおいては、最新の知見を加えつつ、これらの関連文書を統合した新たな微生物リスク評価ガイダンスを作成中であり、本年6月にはDraft Guidance of Microbiological Risk Assessment for Food(以下「ガイダンス案」という。)が公開されたところである。ガイダンス案は、微生物リスク評価のためのデータの収集や活用、定性的あるいは定量的なリスク評価手法、予測微生物学の活用など、評価指針(暫定版)にも活用が考えられる新規追加事項も含まれている。
このようなことから、本調査においては、ガイダンス案について専門的な観点からその内容を分析し、評価指針(暫定版)の改正を検討するための情報を得ることを目的とした。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
添付資料ファイル