食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05900430105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、人工知能(AI)輸入海産物パイロットプログラムの第3段階に移行することを公表
資料日付 2022年8月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月22日、人工知能(AI)輸入海産物パイロットプログラムの第3段階に移行することを公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、AI輸入海産物パイロットプログラムの第3段階を開始した。当該プログラムでは、AIと機械学習(ML)を使用して輸入審査を強化し、米国に輸入される食品の安全性を確保する。米国の海産物供給の90%以上が他国からのものであるため、当該パイロットは輸入海産物に焦点を当てており、過去にFDAは、サプライチェーンにおける様々なポイントで様々な輸入海産物に対する食品安全上の懸念を確認してきた。当該パイロットは、より安全でデジタル化された追跡可能なフードシステムを構築ためにテクノロジーを活用することによって食中毒の件数低減を目指すプログラムである、「よりスマートな食品安全の新時代(New Era of Smarter Food Safety)の青写真」の下での、当該パイロットの先行する2段階を踏まえたものである。
 MLは、人やFDAのスクリーニングシステムでは確認できない関連性やパターンを特定するのに役立つAIの一種である。これらのパターンは、輸入貨物が潜在的に有害であり、FDAの規制に適合していない可能性を予測するのに役立つように、入荷のサプライチェーンに適用される。すでにFDAによって作成され、使用されているデータを分析するMLの能力は、複雑な公衆衛生上の課題への対処や、FDAの輸入食品の安全性確保の支援に適したものとなっている。
 第3段階は、疾病原因となる病原体、腐敗、及び未承認抗菌性物質の残留物の存在、あるいはその他のハザードによって汚染されている可能性のある輸入海産物製品を迅速に特定するFDAの能力を向上させることを目的としている。第3段階は、2022年8月15日に開始された。
・当該パイロットのタイムライン/背景
 2019年に、FDAはパイロットの第1段階、つまり構想の分析的実証を開始した。当該分析は、違反又は拒否のリスクが高いものを特定しながら、リスクの低い海産物の貨物審査を迅速化するためのML主導のアプローチの可能性を示した。第2段階は現場で実施され、MLを既存の輸入データシステムに統合して、輸入審査担当者による検体採取に関する決定を通知すると同時に、MLモデルの訓練でより多くの経験を積むように設計された。当該運用パイロットは、2021年2月から2021年7月まで、米国の328の入港地全てで開始され、成功を収めた。当該リアルタイムモデルは、輸入登録を分析し、検体採取の勧告を数秒以内に返すことができた。
 FDAは、入国港での潜在的に危険である製品のスクリーニングを強化し、安全な海産物やその他の製品への迅速なアクセスを促進することに取り組んでいる。第3段階は2023会計年度後半に完了する予定である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-moves-third-phase-artificial-intelligence-imported-seafood-pilot-program
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