食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05810870149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、EUテオシンテに関するEFSAの環境リスク評価の結論、及び、リスク管理の勧告(2016年公表)を更新する声明を公表
資料日付 2022年4月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月1日、EUテオシンテに関するEFSAの環境リスク評価の結論、及び、リスク管理の勧告(2016年公表)を更新する声明を公表した(3月17日採択、PDF版40ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7228)。概要は以下のとおり。
 メキシコ及び中米原産であるトウモロコシの野生近縁種であるテオシンテ(teosinte)は、フランスやスペインにおいて農業上有害な雑草として出現している。
 2016年、EFSAは、遺伝子組換え(GM)トウモロコシMON810、Bt11、1507及びGA21の栽培に対する環境リスク評価(ERA)及びリスク管理(RM)とテオシンテの関連性を対象として、テオシンテに関する利用可能な科学的情報を評価し、テクニカルレポートとして公表した。当該レポートにおいて、(GMトウモロコシとテオシンテの交雑により出現する可能性のある)GMテオシンテ雑種次世代の昆虫抵抗性及び/又は除草剤耐性が標的及び非標的生物に及ぼす影響、非生物的環境に及ぼす影響、生物地球化学的サイクルに及ぼす影響は、欧州連合(EU)環境下では極めて低いと結論した。
 欧州委員会の要請を受け、EFSAは、EFSA(2016年)のERAの結論とRMの勧告が引き続き適用可能か否か、あるいは、EFSA(2016)の公表以降に入手可能となったテオシンテに関する新たな科学的エビデンスを参照し、改訂が必要であるか否かを評価した。任務(mandate)における委任事項の解釈を明確にし、それらのオペレーションを可能とするためのプロトコルが策定された。評価は、広範囲にわたる文献検索から取得したエビデンス、フランス及びスペイン管轄当局の報告書由来のエビデンス、及び、専門家による証言のヒアリングに依拠する。関連性及び質の異なる出版物18件から成る限定的なコレクションが取得され評価された。取得されたエビデンスに基づき、EFSA(2016)のERAの結論及びRMの勧告は、規則(EC) No 1107/2009の下において検討されるべきトウモロコシGA21に対するグリホサート系除草剤の使用に関わる案件は除外として、引き続き適用可能と結論された。テオシンテが蔓延している農業地域(中でも、トウモロコシMON810が広く栽培されている地域)において、テオシンテの監視、制御、及び/又は、根絶を目的として実施された雑草管理措置は、継続する必要がある。当該措置は、低いと推測されるものの可能性はある、GMトウモロコシとEUテオシンテ間の垂直遺伝子流動を一段と低減するための一助となる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7228
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