食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05530360149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品として食品サプリメントに使用するSchizochytrium limacinum(strain FCC-3204)由来の油の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年1月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月19日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品として食品サプリメントに使用するSchizochytrium limacinum(strain FCC-3204)由来の油の安全性に関する科学的意見書を公表した(2020年11月24日採択、PDF版23ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6345)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養・新食品・食物アレルギーパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのSchizochytrium sp.由来の油の安全性について意見を表明するよう求められた。
 Schizochytrium sp.は単細胞微細藻類であり、申請者(Fermentalg)が使用するFCC-3204株は、Schizochytrium limacinumに属する。ドコサヘキサエン酸(DHA)に富むオイルである当該新食品(訳注:DHA含有量55%以上)は、酵素を用いた溶解後に微細藻類から取得される。
 申請者は、食品サプリメントとしての当該新食品の使用量を(現在、妊娠中及び授乳中の女性を除く一般集団に認可されている)250mg DHA/日から、妊娠中及び授乳中の女性を除く成人に対して3g DHA/日に増量することを提案した。
 S. limacinumは、「生産目的のみ」を条件として、安全性適格推定(Qualified presumption of safety、QPS)ステータスを付与されている。申請者によって提供されたデータから、当該新食品に生細胞が存在しないことが実証される。
 当該新食品に関して毒性学的試験は実施されていないが、Schizochytrium sp.由来の油に関する入手可能な毒性学的データ、当該新食品の供給源のQPSステータス、製造工程、当該新食品の成分組成、当該新食品に生細胞が存在しない点に基づき、NDAパネルは当該新食品の毒性に関する懸念はないと考える。
 NDAパネルは、申請者によって提供されたデータは、成人における提案された使用量(食品サプリメントとして3g DHA/日)における当該新食品の安全性について結論を下すのに十分ではないと考える。しかしながら、2012年にNDAパネルは、約1g/日までのDHAを単独でサプリメントとして摂取しても、一般集団に対する安全上の懸念は提起されないと結論している。NDAパネルは、当該新食品は対象集団(妊娠中及び授乳中の女性を除く成人)に対して、最大摂取量1g DHA/日として食品サプリメントに使用しても安全であると結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6345
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