食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05490380294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/7/11~2020/10/23)を公表(1/2)(鳥インフルエンザ)
資料日付 2020年11月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は11月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2020/7/11~2020/10/23)を公表した(4ページ)。鳥インフルエンザに関する概要は以下のとおり。
現状:
・鳥インフルエンザA(H5)ウイルスによる感染状況
 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、欧州及びアジアの鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが引き続き検出されている。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染状況
 直近の数か月間、中国あるいは他の国の動物衛生当局から公表されている、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出に関する報告はない。全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスによる感染状況
 前回7月10日の更新以降、8月28日に中国から新たにA(H9N2)ウイルス感染検査確定ヒト症例1人が報告された。当該ウイルスの感染は広東省の4歳女児で検出され、家きんへのばく露があった。当該患者は8月3日に軽度に発症し、8月4日に入院した。当該患者はインフルエンザ様疾患(ILI)の所定の調査で検出され、回復しており、報告の時点で、家族の間に更なる症例は検出されなかった。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増えている。
リスク評価:
(1) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性:
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん、あるいは汚染された環境との接触を通じてA(H9N2)ウイルスにばく露されている。ヒトの感染ではほとんどの症例で軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2) 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性:
 ヒトの症例クラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)(※訳注)により評価された当該ウイルスはヒト間での持続的な感染能力を獲得していないと示唆されているので、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低い。
(※訳注)GISRS(Global Influenza Surveillance and Response System)はインフルエンザに関する情報の共有や提供、リスク評価や対策支援のためにWHOが調整を図るインフルエンザ検査機関の世界規模ネットワーク。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_23_10_2020.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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