食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05490330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、きくらげに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2020年11月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月4日、きくらげ(wood ear mushrooms)に関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1.当該集団感染は終息したとみられる。きくらげの保存可能期間(shelf life)は長いため、飲食店がリコールを知らずにリコール対象のきくらげを提供した場合、患者が出る可能性がある。
2. 一般的に、乾燥きのこ類は病原体を殺すために常に沸騰水を用いてもどす必要がある。この助言は、廃棄されるべきリコール対象のきのこ類には適用されない。
3. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、複数州にわたるSalmonella Stanleyの集団感染に関して調査を行った。
4. S. Stanley集団感染株の感染者が計55人、12州(カリフォルニア州、イリノイ州、ワシントン州他)から報告された。
5. 発症日は2020年1月21日から9月19日まで、患者の年齢は2歳から74歳、年齢中央値は28歳であった。患者の57%が女性であった。情報の得られた48人のうち、6人の入院が報告された。死亡者の報告はなかった。
6. 患者から分離された35菌株の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、どの薬剤耐性も予測されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験を実施中である。
7. 疫学、検査及び遡及調査の情報により、Wismettac Asian Foods社が供給した、きくらげが当該集団感染の原因であった可能性が高いことが示された。聞き取り調査で情報の得られた23人のうち、22人(96%)が、発症前の1週間に飲食店でラーメンを喫食したと報告した。3州にあるラーメンを提供する飲食店で5つの患者クラスターが確認され、飲食店のクラスターに関連する患者11人のうちの10人(91%)が発症前の1週間に、きくらげ又はきくらげの入ったラーメンを喫食したと報告した。FDA及び州当局は、患者クラスターが発生した4つの飲食店から遡及調査を実施し、患者が喫食したきくらげの供給元を特定した。遡及調査により、Wismettac Asian Foods社がこれらの飲食店にきくらげを供給したと判断された。
8. 2020年9月23日、Wismettac Asian Foods社は、サルモネラ属菌汚染の可能性があるため、乾燥きくらげをリコールした。10月1日、カリフォルニア州公衆衛生局(CDPH)は、リコール対象の乾燥きくらげ検体中にS. Stanleyの集団感染株を確認した。
9. 11月4日時点で、本集団感染は終息したとみられる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/stanley-09-20/index.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。