食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05490260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分Bacillus thuringiensis ssp. Aizawai GC-91株の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2020年11月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月5日、有効成分Bacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2020年9月30日承認、18ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6293)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU) No 2018/1659により改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づき提出される有効成分の認可の更新に関する手続きを定めている。これらの有効成分のリストは施行規則(EU) 686/2012において設定されている。Bacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株は同施行規則のリストに記載されている有効成分の1つである。
 施行規則(EU) No 844/2012第1条の規定に従って、欧州連合(EU)の報告担当加盟国(RMS)のオランダはCertis USA社から有効成分Bacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株の認可更新の申請書を受理した。
 EFSAにより農薬リスク評価のピアレビューが実施され、以下の結論が導出された。
 EUレベルで提案されたナシ状果につくコドリンガ(Cydia pomonella)、ぶどうにつくLobesia botrana、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)及び芝生につくSpodoptera属、室内栽培トマト(温室及び大型のトンネル状ハウス)につくトマトキバガ(Tuta absoluta)への殺虫剤としての代表的な用途に従ったBacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株の使用は標的の害虫に対して殺虫剤としての十分な有効性がある。
 データパッケージの評価では有効成分の特定、代表的な調製品の物理的・技術的な特性に関連する重要な懸念領域に含まれる必要がある問題はなかった。
 哺乳類毒性の領域で、吸入によるBacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株への反復ばく露後の有害影響の可能性、及び非食事由来ばく露による殺虫性たん白質の遺伝毒性の可能性が排除できなかった。このことに基づき、住民及び第三者に関するリスク評価は結論付けることができない(確定できない問題)。
 残留物の領域では、ナシ状果、ぶどう及びトマトへの代表的な用途に関する収穫時の可食植物における生存可能な残留物に関する1×10の5乗CFU/gの提案された閾値に関連してデータギャップが特定され、消費者の摂食リスク評価を確定するために、特定の収穫前日数(PHI)に関連するBacillus thuringiensis ssp. aizawai GC-91株の生菌数の定量化が要求されている。
 収穫時に残留物が常に10×5乗CFU/gの閾値を下回ると全般的に結論付けることができないため、Bacillus thuringiensis aizawai GC-91株は欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005附属書IVに収載されるべきであると提案されない。
 環境中の分解及び動態の領域において、利用可能な情報は必要な環境ばく露評価を完了すのに十分であると考えられた。
 十分な情報が提供されなかったため、圃場及び大型のトンネル状のハウスにおける代表的な用途に関するハチ類及び標的外の節足動物への毒性、感染性及び病原性の可能性、全ての代表的な用途に関するみみずへの感染性、病原性の可能性、及び結晶タンパク質のような毒素/二次代謝物に起因する標的外の生物へのハザードの判定及びリスク評価に関する問題が確定できなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6293
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