食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05460480298
タイトル 国際がん研究機関(IARC)、容器の栄養スコアの表示を基にした食品の栄養学的プロファイルと死亡率の関連性:10カ国におけるがんと栄養に関する欧州前向き研究(EPIC)の結果を公表
資料日付 2020年9月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際がん研究機関(IARC)は9月16日、容器の栄養スコアの表示を基にした食品の栄養学的プロファイルと死亡率の関連性:10カ国におけるがんと栄養に関する欧州前向き研究(EPIC)の結果を公表した。
 IARC、フランスの栄養疫学研究チーム(EREN)等の研究者は、栄養価の低い(栄養スコアが低い)食品を定期的に摂取している者は栄養価の高い(栄養スコアが高い)食品を定期的に摂取している者と比較して、全ての原因において早期に死亡する可能性が高いことを明らかにした。結果はBritish Medical Journalに掲載された。
 この研究では英国食品基準庁の栄養プロファイリングシステム(FSAm-NPS)の修正版を使用して食品の栄養価を決定した。栄養スコア表示は、より健康に良い食品を選択するように消費者を導くために欧州の数カ国で使用されている。高い栄養価を示すAランクの濃い緑色から低い栄養価を示すEランクの濃いオレンジ色までの5段階で食品の栄養学的品質を視覚的に表示する食品容器の前面の表示である。このランク付けシステムは、食品100gあたりのたんぱく質、糖質、飽和脂肪酸、その他の成分の量に応じて食品の栄養学的プロファイルを反映させたFSAm-NPSを基にしている。
 この研究では、EPICの50万人を越える参加者の食品摂取データを使用した。EPICはIARC、インペリアル・カレッジ・ロンドンが共同で調整している。
 糖質、飽和脂肪酸、塩分、エネルギーが低く、果物、繊維、野菜が多い食事はより健康に良いことは知られているが、食品表示の調和に関する議論に情報を提供し、栄養学的により健康的な選択を奨励するための問題に対処することが可能になるため、この研究は重要である。
 当該論文は下記URLから入手可能。 
https://www.bmj.com/content/370/bmj.m3173
地域 欧州
国・地方 -
情報源(公的機関) 国際がん研究機関(IARC)
情報源(報道) -
URL https://www.iarc.fr/news-events/association-between-the-nutritional-profile-of-foods-underlying-the-front-of-pack-label-nutri-score-and-mortality-epic-cohort-study-in-10-european-countries/
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