食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05390240316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、藻類中の汚染物及びヨウ素に関するプレスリリースを公表
資料日付 2020年5月28日
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概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は5月28日、藻類中の汚染物質及びヨウ素に関するプレスリリースを公表した。概要は以下のとおり。
 藻類はアジアの料理で広く使われるが、ドイツでも、寿司などで人気が高まりつつある。海藻は環境汚染物質を吸収する場合が多い。複数の調査研究では、乾燥藻類から、カドミウム、鉛、ヒ素及びアルミニウムが高濃度で検出されている。また、ヨウ素が高濃度で検出される場合が多く、健康への有害影響の可能性がある。
 乾燥藻類中の汚染物質に関するモニタリングは5年ごとに行われ、2018年のモニタリングでは乾燥藻類165検体について検査が行われた。
・カドミウム
 食品サプリメントに使用する乾燥藻類中の基準値は3.0mg/kgである。10検体に1検体の割合でこの基準を超過していた。
・鉛
 現時点で、海藻中の鉛に関する基準値は設定されていない。健康影響の観点から、基準値の導入が予定されている。
・ヒ素
 含有量は平均で約25mg/kgであったが、ほとんどが、健康影響に関して十分に調査されていない有機ヒ素であった。
・アルミニウム
 含有量は平均で約100mg/kgであった。ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が行ったばく露評価によれば、藻類摂取を介したアルミニウムばく露量は、耐容週間摂取量(TWI)である1mg/kg体重に対して、最大でも0.15%と僅かである。現時点の知見によれば、海藻類の消費量が少ないことから、健康影響は予見されない。
 2018年、ウランで初めて高濃度を示した。しかし、BfRによれば、ばく露量は、最大で、許容一日摂取量(TDI)である0.6μg/kg体重/日の0.19%である。したがって、当該検体における含有量からは健康に対するリスクは予見されない。
・ヨウ素
 BfRによれば、ドイツ人における推奨される1日当たりのヨウ素摂取量は0.5mg/日以下である。また、毒性学的なリスク評価では、ヨウ素含有量が20mg/kgを超える藻類製品を長期間摂取すると有害な影響に繋がるとしている。
 4分の3強の検体でヨウ素含有量が20mg/kgを超えていた。しかし、その8%については消費者向けの注意喚起の対象ではなかった。
 現時点で、乾燥藻類に関する欧州連合(EU)レベルでの基準値はない(食品サプリメントへの使用を除く)。しかし、EUでは、公衆衛生保護のための更なる規制に関して専門家レベルでの精査が行われている。 
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) -
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2020/2020_05_28_PI_Sushi-Blaetter.html
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