食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05330320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、リフトバレー熱に関する最新の疫学情報及び欧州への侵入リスクに係る科学的意見書を公表
資料日付 2020年3月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月6日、リフトバレー熱に関する最新の疫学情報及び欧州への侵入リスクに係る科学的意見書(72ページ、2020年1月23日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 リフトバレー熱(RVF)は、広範な蚊種(特にAedes及びCulex属)によって動物(飼育及び野生の反芻動物及びラクダ)及びヒトに伝播するベクター媒介性疾患である。同疾患はサハラ砂漠以南のアフリカ及びアラビア半島で風土病化しており、5~15年の間隔で動物間で周期的に流行している。ここ20年の間で、アフリカの新たな地域(例えばサヘル)からRVFの届出があり、また、同疾患のより頻繁な流行や様々な地域の家畜における低レベルの局地的なウイルス循環が明らかになっている。フランスの海外県での最近の集団感染やトルコ、チュニジア及びリビアで複数の血清陽性症例が検出されたことで、欧州連合(EU)では近隣国への侵入可能性に関し注目が集まった。
 生きた動物の移動が、アフリカの流行地から北アフリカ及び中東へのRVF拡大の最も重要な経路である。飛行機、コンテナ又は陸上交通によって輸送される場合の感染動物及び感染ベクターの移動が、その他の妥当な欧州への侵入経路と考えられる。EUの厳格な動物輸入方針を考慮すれば、感染動物の移動によるEUへのRVF侵入の全体的なリスクは、EU全地域及び全加盟国において非常に低い(500年に1度未満の流行)。また、感染ベクターの移動による侵入リスクについてもEU全地域で同程度の低さであると推定された。アフリカのRVF感染国との空路及び海上輸送による連絡数に主に関連し、ベルギー、ギリシャ、マルタ及びオランダが最も(侵入リスクの)レベルが高い(228~700年に一度の流行)とされた。
 EU域はRVFウイルス侵入の差し迫ったリスクに直接的にさらされているとは思われないが、EU近隣国への更なる拡大リスク及び感染ベクターの潜在的な侵入リスクは、EU当局がRVFに対するサーベイランス、対応能力、また北アフリカ並びに中東諸国との連携を強化する必要性を示唆する。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2020.6041
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6041
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