食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05330080305
タイトル 欧州連合(EU)、大豆ヘミセルロース(E426)の使用に関して欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008付属書IIの改正を公表
資料日付 2020年2月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は2月28日、大豆へミセルロース(E426)の使用に関して欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008付属書IIの改正を官報(PDF版3ページ)で公表した。
 規則(EC) No 1333/2008付属書IIは、食品において使用が認可されている食品添加物及びそれらの使用条件の欧州連合のリストを規定している。
 大豆ヘミセルロースは、同付属書II E編の規定により、上限1
,500~30
,000mg/kgの範囲で広範囲の食品における食品添加物としての使用が現在認可されている。
 2017年8月、フレーバー発酵乳製品(flavoured fermented milk products)及びフレーバー飲料(flavoured drinks)における安定剤として、大豆ヘミセルロースの用途の拡大を求める申請書が提出された。
 大豆へミセルロースは、フレーバー発酵乳製品及びフレーバー飲料における安定剤として使用される場合、酸性条件下でたん白質の凝集、沈殿、及び相分離を防止する。
 規則(EC) No 1333/2008付属書IIに規定されている食品添加物のEUリストを改正するためには、欧州委員会は同規則第3条第2項の規定に従って欧州食品安全機関(EFSA)に意見を求めなければならない(対象となる改正がヒトの健康に影響を及ぼすことが考えにくい場合を除く)。
 EFSAは2017年3月、大豆ヘミセルロースの安全性を再評価する科学的意見書を公表し、食品添加物としての当該物質の現行の使用に起因する安全性の懸念は非常に考えにくく、許容一日摂取量(ADI)の設定は必要ないと結論付けた。
 同規則付属書IIのC編は添加物の全グループを規定している。C編のグループIは原則的にADIの設定の必要がなく、同規則第3条第2項(h)に規定する適量(quantum satis)原則に従って多くの食品における使用が認可されている食品添加物(着色料及び甘味料を除く)のリストである。
 大豆へミセルロースの安全性評価の結果、当該物質を同規則付属書IIのC編のグループIに収載することが可能である。グループIの添加物は既にE編において、フレーバー発酵乳製品及びフレーバー飲料における使用が認可されており、今回大豆ヘミセルロースがグループIに収載されればE編の登録が重複するためこれを削除する。同様に、大豆ヘミセルロースはグループI内で適量原則に従って認可されることになるため、E編の食品カテゴリー17(食品サプリメント)に関する導入部の大豆へミセルロースの上限に関する箇所を除外する。
以上の経過及び観点から、欧州委員会規則(EU) 2020/279を採択する。
第1条 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008付属書IIを本規則付属書の規定に従って改正する。
付属書 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008付属書IIを以下のとおり改正する。
(1) C編グループIにおいて、E425の後にE426を挿入する。
(2) E編を以下のとおり改正する。
  (a) カテゴリー04.2.6(加工じゃがいも製品)等におけるE426の記載を削除する。
  (b) 食品カテゴリー17の導入部のE426を削除する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) -
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32020R0279&from=EN
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。