食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05300390149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えタイズSYHT0H2の食品及び飼料としての使用、輸入、加工を評価した科学的意見書を公表
資料日付 2020年1月20日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月20日、規制(EC) No 1829/2003に従い、遺伝子組換えタイズSYHT0H2の食品及び飼料としての使用、輸入、加工を評価した科学的意見書を公表した(application EFSA-GMO-DE-2012-111、11月28日採択、PDF版29ページ、doi.org/10.2903/j.efsa.2020.5946)。概要は以下のとおり。
 申請EFSA‐GMO‐DE‐2012‐111の対象範囲は、欧州域内における遺伝子組換え(GM)タイズSYHT0H2の食品及び飼料としての使用、輸入、加工である。ダイズSYHT0H2は、除草剤活性物質メソトリオン及び他種のp-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害性除草剤耐性、グルホシネートアンモニウム耐性を付与する目的で開発された。
 分子特性決定とバイオインフォマティクス分析の結果から問題は特定されない。唯一、AvHPPD-03タンパク質の配列と潜在的溶血素と推測されている細菌由来タンパク質との類似性(~30%)が示唆されたが、食品/飼料の安全性との関連から検討された結果、懸念は特定されなかった。従来栽培品種との比較解析(農学的/表現型的及び組成特性的)結果から、更なる評価の必要はないと判断された。唯一、α-トコフェロール及びγ-トコフェロールの種子内含有量の変化が検出されたが、安全性と栄養学的特性の関連から検討された結果、懸念は特定されなかった。ダイズSYHT0H2にて発現するAvHPPD-03タンパク質及びPATタンパク質に対する毒性学的懸念及びアレルゲン性の懸念は特定されず、遺伝子改変によりダイズSYHT0H2の全般的アレルゲン性が変化した可能性を示すエビデンスは得られなかった。
 ダイズSYHT0H2由来の食品/飼料の栄養学的影響は、従来栽培種及び市販されている非GMタイズ参照品種と同一であると予想される。
 GMOパネルは、ダイズSYHT0H2は、従来栽培種及び試験用非GM参照品種と同等に安全かつ栄養価を有し、食品/飼料の市販後モニタリングは不要であると結論する。
 ダイズSYHT0H2の発芽可能な穀粒が偶発的に環境に放出された場合においても、環境に対する安全性の懸念は生じない。市販後環境モニタリング計画及びその報告間隔は、ダイズSYHT0H2の意図されている用途に則している。
結論として、GMOパネルは、ダイズSYHT0H2は、申請書の記載とおり、人の健康、動物衛生及び環境に対する潜在的影響に関して、従来栽培種及び試験用非GM参照品種と同等に安全であると考える。
 (訳注)
イベント名: SYHT0H2
導入遺伝子: Oat (Avena sativa)由来avhppd-03遺伝子、Streptomyces viridochromogenes由来pat遺伝子
発現タンパク質: p-hydroxyphenylpyruvate dioxygenase、phosphinothricin N-acetyltransferase (PAT) enzyme
付与される特性: 除草剤メソトリオン耐性、除草剤グリホシネート耐性
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.5946
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