食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05280230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2018年欧州連合総括報告書を公表
資料日付 2019年12月3日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月3日、伝達性海綿状脳症(TSE)の存在を調査した2018年欧州連合総括報告書(61ページ、2019年11月15日承認)を公表した。概要は以下のとおり。
 本報告書では、規則に則り欧州連合(EU)28加盟国及びアイスランド、北マケドニア、ノルウェー並びにスイス(非EU加盟国)によって2018年に実施された、牛、めん羊、山羊、シカ科動物及び他の動物種での伝達性海綿状脳症(TSE)の調査結果、更にめん羊での遺伝子型別の結果を提示している。
 EU加盟国で検査された牛は全部で1
,181
,934頭で、これは2017年と比べて10%の減少であった。非EU 4か国では20
,402頭が検査された。2018年には1頭の定型牛海綿状脳症(BSE)が英国から報告された。当該患畜は、家畜飼料への動物由来たん白質使用の全面禁止(total feed ban)実施以降に生まれている。3頭の非定型BSE症例(L型2頭/H型1頭)がフランスから報告された。
 2018年は、EUにおいて合計325
,386頭のめん羊及び138
,128頭の山羊が検査された。これは2017年と比べそれぞれ3.4%及び17.8%増加している。めん羊では、スクレイピー症例が934頭報告された:EU 7か国から定型821頭(初発症例99頭、97.8%が感受性群の遺伝子型)、EU 14か国から非定型113頭(初発症例105頭)。アイスランド及びノルウェーからめん羊スクレイピー症例29頭が報告された。EU 8か国からのみ無作為な遺伝子型別が報告され、キプロスを除くと、型別が行われためん羊の18.7%が感受性群の遺伝子型を保有していることが示された。山羊では、523頭のスクレイピー症例が報告された:EU 7か国から定型517頭(初発症例38頭)、EU4か国から非定型6頭(全て初発症例)。
 EU 6か国(エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、ポーランド及びスウェーデン)において2018年1月1日から様々な形で実施された鹿慢性消耗病(CWD)の3年間のサーベイランスプログラムによって、5
,110頭のシカ科動物が検査され、EUにおいて初めてのCWD症例(フィンランドの野生のヘラジカ1頭)が確認された。その他のEU 6か国(オーストリア、デンマーク、ハンガリー、イタリア、スペイン及びルーマニア)では3
,075頭のシカ科動物が検査され、陽性を示すものは見つからなかった。ノルウェーでは2018年に33
,037頭のシカ科動物が検査され、7頭のCWD症例が見つかった:トナカイ6頭、ヘラジカ1頭。
 EU2か国(フィンランド及びエストニア)で3種類のその他の動物種(タヌキ、ミンク、キツネ)について合計105頭が検査され、全て陰性であった。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.2903/j.efsa.2019.5925
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5925
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