食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05230290365
タイトル 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局、農薬グリホサートの毒性安全評価報告書(2018年10月版)を公開
資料日付 2019年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局は9月5日、農薬グリホサートに関し、毒性安全評価報告書(2018年10月版)を公開した。概要は以下のとおり。
 国際がん研究機関(IARC)がグリホサートを「ヒトに対しておそらく発がん性がある」(グループ2A)としたことは、あらゆる分野からの注目を集めている。
 台湾行政院農業委員会農業薬物毒物試験所は、グリホサートのもともとの毒性試験のデータや収集された国際的な試験機構の研究データを評価の拠りどころとしたところ、グリホサートは、明らかな急性毒性、神経毒性、変異原性及び生殖毒性はないが、刺激性(長期給餌による毒性標的臓器は消化管)があることが示された。実験動物17例における腫瘍試験で、マウスでリンパ腫を生成する傾向が認められたが、ラットでは明らかでなかった。
 ばく露マージン(MOE)の計算方法は以下のとおり。
MOE=NOAEL/ばく露量=(149.7~151.2)/0.02862≒5
,230~5
,283
スイスアルビノマウス発がん性試験の無毒性量(NOAEL)は、雄では149.7mg/kg体重/日、雌では151.2mg/kg体重/日に設定した。推定ばく露量は0.02862mg/kg体重/日(農業薬物毒物試験所の残毒管制グループ提供)とした。19~65歳の一般成人の体重(60kgで計算)及び様々な農産物の摂取量データを使用した。
 結果は、毒性学的ばく露有害影響の観点から、FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)がグリホサートは食物ばく露を通してのヒトに対する発がん性はない」とした点と同様な結果を示した。しかし、農薬散布に従事する者(農民など)や台湾の人の健康と安全を確保するために、グリホサートの新たな評価報告や研究データには引き続き注意を払い、それを見直して評価する必要がある。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院農業委員会動植物防疫検疫局
情報源(報道) -
URL https://pesticide.baphiq.gov.tw/web/file/opendata/%e8%be%b2%e8%97%a5%e6%8a%80%e8%a1%93%e8%ab%ae%e8%ad%b0%e6%9c%83107-2%e6%af%92%e7%90%86%e7%b5%84%e6%9c%83%e8%ad%b0-%e5%98%89%e7%a3%b7%e5%a1%9e%e8%a9%95%e4%bc%b0%e5%a0%b1%e5%91%8a.pdf
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