食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05220230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ナトリウムの食事摂取基準に関する科学的意見書を公表
資料日付 2019年9月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月4日、ナトリウム(sodium
, Na)の食事摂取基準(Dietary Reference Value: DRV)に関する科学的意見書(2019年7月3日採択、191ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2019.5778)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請に従って、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」はナトリウムのDRVを導出した。
 ナトリウム及びナトリウム摂取量と健康アウトカム(health outcomes)の関係に関するバランス試験からのエビデンスが、特に心血管疾患(CVD)に関連するエンドポイント及び骨の健康に着目され、レビューされた。
 平均必要量(average requirement: AR)及び集団別参照摂取量(Population Reference Intake: PRI)を導出するのにデータは十分ではなかった。しかしながら入手可能なエビデンス及び関連する不確実性を統合することにより、NDAパネルは、2.0g/日のナトリウム摂取量が一般の成人集団におけるCVDのリスクを低減するのに十分な信頼があるナトリウム量であると考える。
 更に2.0g/日のナトリウム摂取量は、ほとんどの成人集団がナトリウムバランスを維持するのを可能にすると考えられる。したがってNDAパネルは、2.0g/日のナトリウムはEUの一般成人集団にとって安全及び適切な摂取量であると考える。同じ値が妊婦及び授乳中の女性にも適用される。子供のために安全及び適切と考えられるナトリウムの摂取量は、子供及び成人それぞれのエネルギー要求量を調整し、成長係数(growth factor)を算入し、成人の値から外挿して以下となる。幼児(1~3歳) 1.1g/日、小児(4~6歳) 1.3g/日、小児(7~10歳) 1.7g/日、青年(11~17歳) 2.0g/日。母乳のみで育てられた乳児(生後0~6か月)における推定ナトリウム摂取量の上方外挿に基づき、乳児(7~11か月)に関して、0.2g/日の目安量(Adequate Intake: AI)が提案される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5778
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