食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05220160470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、「欧州連合及び欧州経済領域(EU/EEA)におけるE型肝炎ウイルスの国家サーベイランス及び検査に係るオプション」と題する運用ガイダンスを公表
資料日付 2019年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は9月5日、「欧州連合及び欧州経済領域(EU/EEA)におけるE型肝炎ウイルスの国家サーベイランス及び検査に係るオプション」と題する運用ガイダンスを公表した。概要は以下のとおり。
 当該運用ガイダンスは、国家レベルでのE型肝炎ウイルス(HEV)のサーベイランスの実施又は調整のオプションを提供する。当該ガイダンスは、欧州肝臓学会(European Association for the Study of the Liver: EASL)による臨床検査の基準、急性及び慢性E型肝炎ウイルス感染の症例の定義の基準、及び安定かつ長期にわたってHEVサーベイランスシステムを持つ国の報告方法を取り扱う。
 専門グループはHEVの国家サーベイランスの主要な目的の一つは、急性症例の発生率に基づいたHEV感染の疫学的記述であるべきとの意見を支持した。その複雑さ、コスト及び疫学的な利益(epidemiological benefits)を考慮し、国家HEVサーベイランスに関する最小要件は、基礎的な疫学データセット(例えば、診断日、年齢、性別、居住地)を含む確定症例の年間診断報告となると評価された。
 専門グループはまた、検査に関するガイドラインと臨床的勧告の作成及び実施にあたっては、国又は地方衛生当局と連携し情報提供すべき旨を指摘した。多くのヒト症例は汚染食品の摂取に関連することが多いと思われるので、農場及び食品加工段階での管理努力を補助し、また最終的に感染リスクを低減させるために、動物集団(特に豚)由来のウイルスに関連した症例の数に関するエビデンスを提供することも重要であるとした。
 HEVは世界中の急性ウイルス性肝炎の主要な原因の一つである。HEV感染はEU/EEA各国で流行する人獣共通感染症であるが、EUレベルで報告すべき感染症リストに含まれていない。サーベイランス対象の集団、症例の定義及び報告システムは各国がそれぞれ決めている。当該ガイダンスは、EU/EEA全体での活動の統一化及び加盟各国への支援を目的としている。
 当該ガイドライン(39ページ)は以下のURLから入手可能。
http://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/hepatitis-e-guidance.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) -
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/options-national-testing-and-surveillance-hepatitis-e-virus-eueea-operational
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