食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05210230175
タイトル スペイン保健・消費・社会福祉省(MSCBS)、ローストポークの喫食に関連するリステリア症集団発生の状況を公表
資料日付 2019年8月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペイン保健・消費・社会福祉省(MSCBS)は8月29日、ローストポークの喫食に関連するリステリア症集団発生に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1. アンダルシア州の保健当局は8月16日、Magrudis S.L.社が製造した「La Mecha」ブランドのローストポークの喫食に関連するリステリア・モノサイトゲネスによる集団食中毒が同州で発生した旨をMSCBSに報告した。
2. 8月14日に当該製品からリステリア菌が分離されたことを受け、アンダルシア州の食品安全当局は同社の施設を査察し、5月1日以降に製造された全製品の自主回収及び生産業務の停止が決定された。8月20日に食品アラートは同社の他の肉製品に拡大され、8月23日には同社の全ての製品に拡大された。
 当該製品の多くはアンダルシア州で流通し、少量が他の州の業者に販売されたが、最新の情報によれば、製品の大半はアンダルシア州から出荷されていない又は返送された。
3. MSCBSは国際保健規則に従い、欧州連合(EU)早期警告対応システム(EWRS)及び世界保健機関(WHO)に本件を報告した。
4. 現在までに、アンダルシア州は本集団食中毒に関連する確定症例計197人を報告した。大半はセビリア県(162人)であるが、同州のほぼ全県(カディス県(10人)、グラナダ県(4人)、ウエルバ県(17人)、マラガ県(4人))で報告された。患者の58%は女性、そのうち31人が妊娠中である。患者の25%は65歳以上で性差はない。(男性24人、女性25人)
 アンダルシア州における確定症例の臨床症状は以下のとおり。
・急性胃腸炎:58%、発熱:47%、髄膜炎:10%、また、4人が敗血症を呈した。
・潜伏期間は平均3日で、通常より短い。
・死亡者:3人(2人は70歳超で重篤な併存症(comorbidity)あり。1人は90歳超。)
5. 他の州でも本集団食中毒に関連する症例が現在調査中である。検査確定症例は4人(アラゴン州:1人、カスティーリャ・イ・レオン州:1人、エストレマドゥーラ州:1人、マドリード州:1人)、疫学的関連性による確定症例3人(エストレマドゥーラ州:1人、アラゴン州:2人)が報告された。また、ほぼ確実な(probable)症例62人及び疑い(suspected)症例52人がアラゴン州、アストゥリアス州、カナリア諸島州、カスティーリャ・イ・レオン州、カスティーリャ=ラ・マンチャ州、カタルーニャ州、バレンシア州、エストレマドゥーラ州、マドリード州及びメリリャ(訳注:モロッコと国境を接する飛地領)で報告されている。
6. フランス当局は8月23日、EWRSを介して、セビリア県で8月13日に冷製の豚肉を喫食した英国籍の住民1人が、フランスで8月16日にリステリア症と診断された旨を通知した。他に4人が当該製品をセビリア県で喫食し、全員が罹患した。
7. 利用可能な情報によれば、8月23日以降、本集団食中毒の発生開始から確定症例数は減少しており、この傾向は本日まで継続している。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) -
URL https://www.mscbs.gob.es/profesionales/saludPublica/ccayes/alertasActual/listeriosis/docs/20190829_Brote_de_listeriosis_asociado_al_consumo_de_carne_mechada.pdf
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